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全米プロと全米オープンの王者が参戦。さらに松山英樹も4年ぶりに参戦。 50回を迎える今年の「ダンロップフェニックス」は、これまでに劣らぬ華やかな大会になりそうな予感
1974年に始まり、今年50回目を迎える国内ツアー屈指のビッグトーナメント「ダンロップフェニックストーナメント」が、11月16~19日に行われる。賞金総額2億円と、国内ツアーではトップクラスの賞金額を誇る同大会。世界のトップたちの参戦も多く、歴代の優勝者には、ジョニー・ミラー、セベ・バレステロス、トム・ワトソン、アーニー・エルス、タイガー・ウッズ、ルーク・ドナルド、ブルックス・ケプカなどそうそうたる顔が並ぶ。 舞台は、宮崎県の日向灘に広がる名門フェニックスカントリークラブ。各ホールが黒松林でセパレートされたコースは、比較的フラットだが、海からの風がプレーヤーたちを苦しめる。今年はどんなドラマが繰り広げられるのか? 今回もビッグネームの参戦が予定されているが、注目は、6月の「全米オープン」でメジャー初優勝を飾った29歳のウィンダム・クラーク(世界ランキング10位)。今年の5月に「ウェルズファーゴチャンピオンシップ」で初優勝を飾るや、その1カ月後にメジャー制覇。日本では昨年の「ZOZOチャンピオンシップ」でプレー(16位タイ)をしているが、平均310ヤード超えの飛ばし屋が、フェニックスCCではどんなプレーを見せてくれるのか。 また、5月に「全米プロ」を制したブルックス・ケプカもフェニックスに帰ってくる。2016年、2017年に同大会を連覇したケプカ。3連覇を狙った2018年は12位に沈んだが、フェニックスCCでは無類の強さを発揮する。今季は、主戦場とするLIVツアーで2勝(賞金ランク3位)、マスターズでも2位に入るなど躍動。“狙った獲物は逃がさない”ケプカだけに、今年の大会でも優勝争いに絡んできそうだ。 ちなみに、同一年のメジャー優勝者が2人同時に見られるのは、タイガー・ウッズ(マスターズ、全英オープン)とマイケル・キャンベル(全米オープン)が参戦した2005年以来。両王者の競演を大いに楽しみたい。 また、2014年大会を制した松山英樹も4年ぶりに参戦する。PGAツアーではトップ10入りが2回と、今季は不本意な成績に終わったが松山。大声援に包まれた「ZOZOチャンピオンシップ」終了後、「次の試合(ダンロップフェニックス)ではしっかりと良いプレーができるようにしたい」と復活を誓っていた。9年ぶりの優勝なるか。そのほか、9月に行われた「フェデックスカップフォール」の初戦、「フォーティネット選手権」でPGAツアー初優勝を飾った25歳の新鋭サヒス・ティーガラや、同じく25歳で、今季のコーンフェリーツアー(下部ツアー)で2勝を挙げているノーマン・シオンのプレーにも注目したい。 一方、国内組で期待を集めているのは、現在賞金ランクでトップを走る中島啓太。今季は国内ツアー19試合に出場して3勝。トップ10入りが14回と無類の強さを発揮した。21年にアマ優勝を飾った「パナソニックオープン」のときから大物の風格を漂わせていたが、今や国内のトップに君臨。近い将来、世界を舞台に戦うためにも、クラークやケプカにその存在感を見せつけておきたいところだ。そんな中島と同級生の蟬川泰果(賞金ランク3位)と平田憲聖(同6位)もビッグトーナメントでの優勝を虎視眈々と狙っている。蟬川は、昨季アマチュアとして出場した「パナソニックオープン」と「日本オープン」で優勝を飾り、今季はプロとして初勝利を挙げた。ツアーきっての飛ばし屋はフェニックスCCでもその力を存分に発揮してくれそうだ。一方、平田は、大学生プロとして出場した昨季にシード権を獲得し、今季一気に開花。5月の「〜全英への道〜ミズノオープン」、7月の「日本プロ」と、2年目にしてメジャー制覇も達成した。国内メジャーのタイトルを持つこの2人が、賞金ランクトップの中島や、世界のメジャー制したクラーク、ケプカ、松山相手にどんなゴルフを見せるかにも注目したい。 そのほかの日本勢では2020年の同大会覇者で、今季は中島と激しい賞金王争いを繰り広げている金谷拓実(同2位)、2019年の同大会チャンピオンで、今季も1勝を挙げている今平周吾(同9位)、今季は優勝こそないものの随所で存在感を示している石川遼(同8位)、今季の「全米オープン」で日本人最高位となる20位に入った永野竜太郎(同5位)、今季は12試合の出場ながらも2勝を挙げているベテラン谷原秀人(同13位)らが牙を研ぐ。また、国内ツアーのシード争いも気になるところ。現在ボーダーラインには、シード常連の選手の顔も多数。優勝争いはもちろんだが、予選ラウンドから繰り広げられる激しいシード争いも見逃せない。さらに今年は、記念すべき50回目とあって、青木功、中嶋常幸が初日に名誉スターターを務めるなど例年にない趣向も。試合のほうも、初日から大いに盛り上がりそうだ。※記録はすべて11/8現在。
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真鍋雅彦 2023年11月8日 18時07分 -
日本で行われる米国女子トーナメント「TOTO」が開幕。古江彩佳や笹生優花ら米で活躍中の日本勢も参戦
「TOTOジャパンクラシック」が、11月2日に幕を開ける。1973年に「LPGAジャパンクラシック」の名でスタートし、2015年からは「TOTOジャパンクラシック」の名称で開催されるようになった同大会。コロナが一段落した2022年は3年ぶりに世界のトッププレーヤーが参戦したが、今年も米ツアー参戦中の精鋭が来日する。今年の舞台は、茨城県・太平洋クラブ美野里コース。「TOTO」が開催されるのは今回3回目となるが、今年もフラットな関東平野にレイアウトされた戦略性の高い林間コースで激しい戦いが繰り広げられそうだ。米女子ツアーの1戦ということもあり、賞金もドル建てで、優勝賞金は200万ドル。米ツアーのトーナメント同様、優勝者には、レース・トゥ・CMEグローブポイント(以下CME)500点が与えられる。米ツアー、国内ツアーのそれぞれで出場枠が設けられているのも特徴で、米女子ツアーでは、「クローガー・クイーンシティ選手権」(9/7~10)終了時のCME上位43位までに、出場権が与えられる。一方、国内では、「富士通レディース」(10/13~15)終了時点のメルセデス・ランキング(以下Mランク)により35人が参加資格を得た(28位の古江彩佳が米ツアーからの参戦。そのほか数名の欠場者が出たので、37位の佐藤心結、40位リ ハナが繰り上げで参加)。 注目は、米ツアーで活躍する日本勢。今年は、古江彩佳(CME8位/世界ランク22位)、笹生優花(同16位/25位)、畑岡奈紗(同20位/18位)、西村優菜(同49位/69位)、渋野日向子(同79位/78位)、勝みなみ(同81位/84位)の6人が参戦する。中でも注目は、21年大会(JLPGA単独開催)で頂点に立った古江。今季は優勝こそないものの、「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」で2位タイに入るなどトップ10入りが8回。予選落ちも2回しかなく、安定した力を発揮している。 また、21年の全米女子オープンでプレーオフを争った笹生と畑岡も、今季未勝利だがプレーは安定。笹生はツアー7位の飛距離(ドライビングディスタンス272ヤード)を武器に、トップ10入りを8回達成。特に、「全米女子プロ」では1打差2位に入る活躍を見せた。一方、畑岡もキレキレのアイアンショットでトップ10入りを5回果たしている。2人ともそろそろ優勝が欲しい頃だが、果たして…。海外勢では、14年の「エビアン選手権」の覇者で、今季「アセンダントLPGA」で米ツアー3勝目を飾ったキミュ・ヒョージュ(韓国、CME4位/世界ランク7位)に注目。今季はフェアウェイキープ率が2位で予選落ちは1回もなしと好調。2勝目を虎視眈々と狙う。また、リン ジーユウ(中国、同11位/11位)、今季1勝のハナ グリーン(オーストラリア、同27位/24位)も優勝争いに絡んできそうだ。 一方、米国勢を迎え撃つ日本勢も、今季は元気者が揃っている。注目は、昨年、メルセデス・ランキングで1位に輝いた山下美夢有。今季もパッティングが安定(平均パット数1位)し、すでにツアー4勝。トップ10回数も21回とトップを走っている。海外で挑むより手に入りやすい“米女子ツアー1勝”を手に入れることができるか!?その山下と匹敵する活躍を見せているのが岩井明愛。今季「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝を飾るや、「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」と2週連続で優勝。妹の千怜を一歩リードしている。ドライバーの平均飛距離は250ヤードを超え、パッティングでも国内でトップクラスの上手さを誇るだけに、海外勢と戦える力は十分ありそうだ。メルセデス・ランキングではトップを走る申ジエも優勝候補の1人。2009年に米ツアーで賞金女王を獲得し、全英女子オープンでは優勝2回を誇る申。今季は序盤から好調で、7月に行われた全米女子オープンでも2位タイに入っている。「TOTO」で勝利すれば、米ツアーでは13年の「ISPSハンダ女子オーストラリアンオープン」以来、12勝目。快挙なるか!? そのほか、Mランク4位の小祝さくら、今季はレギュラーで3勝を挙げている櫻井心那(Mランキング5位)、今季、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でメジャー初優勝(通算3勝目)を飾った吉田優利(同7位)、ツアー2勝目をメジャー大会「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で飾った神谷そら、その神谷を「NEC軽井沢72ゴルフ」ではプレーオフで破り、悲願の初優勝を飾るや、「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」で早くも2勝目を手にした菅沼菜々(同8位)らにも注目が集まる。予選カットなしで行われるとあって、予選ラウンドから飛ばしてくる選手も多いだけに、今年も初日から激しい戦いが繰り広げられるはず。過去、日本人選手の優勝は12回(JLPGA単独開催2回を含む)。果たして、13回目の日本人選手優勝なるか!?※レース・トゥ・CMEグローブポイントランキングは「クローガー・クイーンシティ選手権」、メルセデス・ランキングは「富士通レディース」終了時点。世界ランキングは10/25現在。 【番組概要】2023TOTOジャパンクラシック<第1日>11月2日(木) 12:00 ~ 15:00生中継<第2日>11月3日(金) 12:00 ~ 15:00生中継<第3日①>11月4日(土) 11:00 ~ 13:30生中継<第3日②>11月4日(土) 19:00 ~ 20:30<最終日①>11月5日(日) 10:30 ~ 12:30生中継<最終日②>11月5日(日) 19:00 ~ 21:00※再放送あり詳細はこちら:https://www.gaora.co.jp/golf/3772930※視聴方法はこちら:https://www.gaora.co.jp/life/golf2023/========================================GAORAではゴルフトーナメント盛りだくさんで放送!11月は「2023ダンロップフェニックストーナメント」も全日程放送!50回目の記念大会を迎える「ダンロップフェニックストーナメント」には2014年覇者・松山英樹、2016・2017年覇者・ブルックス・ケプカの2選手が参戦決定!詳細はこちら:https://www.gaora.co.jp/golf/3772930また、11月13日(月)~19日(日)はGOARAゴルフざんまいウィーク!ゴルフ番組盛りだくさんでお届けするほか、GOARAオリジナルゴルフグッズが当たるプレゼント企画も!
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真鍋雅彦 2023年10月25日 17時34分 -
岩井ツインズvs山下美夢有&申ジエに注目。今季限りでの引退を表明したイ ボミのプレーも見逃すな!
国内女子ツアーの秋のビッグマッチ「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」が10月19~22日、兵庫県・マスターズゴルフ倶楽部(6,495ヤード、パー72)で開催される。この大会が他のトーナメントに比べて注目度が高いのは、賞金総額2億円、優勝賞金3,600万円と、国内ツアーでも2番目の高額(「日本女子プロ」と同額)を誇る大会であるから。また、4日間競技ということで、優勝者に与えられるメルセデスポイントが3日間競技よりも100ポイント多い300ポイントになることもあり、年間王者を目指す選手はもちろん、来季のシード権を争う選手にとってもより気合いの入る大会になるからだ。 歴代優勝者をみても宮里藍、ポーラ・クリーマー、古閑美保、大山志保(優勝3回)、申ジエ、横峯さくら(同2回)、上田桃子、アン・ソンジュ、古江彩佳とそうそうたる顔ぶれ。本当に力のある選手しか頂点に立てない大会となっている。また、最後まで誰が勝つか分からない激戦になるのも同大会の特徴。過去20回(2020年は中止)のうち、プレーオフ3回、1打差8回、2打差3回で、首位と2位の差が最も開いたときでも4打差と、常に激しい戦いが繰り広げられている。 昨年も川﨑春花と河本結が最終日、同スコア(12アンダー)でスタート。川﨑が3つスコアを伸ばしたのに対し、河本は2つしか伸ばせず川﨑が15アンダーで優勝。また、最終日7バーディー、ノーボギーの佐藤心結(最終スコア14アンダー)や同じく最終日に5アンダーをマークした申ジエ(同12アンダー)の追い上げもあり、例年に劣らぬ激戦になった。 今季、優勝争いの中心になりそうなのは山下美夢有、岩井明愛・千怜姉妹、申ジエ、小祝さくら、櫻井心那あたりか。 昨季の賞金女王、山下は今季もすでに4勝とツアーをリードしている。年間トップ10回数が1位(21回)だった昨季に比べて下位に甘んじる回数も増えたこともあり、メルセデス・ランキング(以下Mランキング)では申ジエ、岩井明愛の後塵を拝しているが、正確無比なドライバーショット(フェアウェイキープ率2位)とどこからでも入れるパッティング(平均パット数1位)は健在。今季4勝のうち、2勝は4日間競技で、この大会でも確実に優勝争いに絡んできそうだ。対抗は、米ツアー11勝(2009年は米ツアーで賞金女王を獲得)、国内ツアー28勝、全英女子オープン優勝2回を誇る申ジエ。コロナの影響で移動に制限がかかったこともあり、ここ2~3年は、彼女にしては平凡な成績に終わっていたが、今季は全盛期に近い強さを発揮。優勝は2回だが、参戦18試合でトップ10が13回で、なんとトップ10率は72.2%(1位)。7月に行われた全米女子オープンでも2位タイに入るなど、完全に“負けない申ジエ”に戻っている。スタートダッシュに失敗しても徐々に追い上げていくのが申ジエの強さ。今年もそのプレーからは目が離せない。山下、申ジエとともに注目を集めているのが、岩井明愛、千怜の“岩井ツインズ”だ。昨季は妹の千怜が2週連続で優勝を飾るなど、姉・明愛をリードしていたが、今季は明愛が巻き返して、優勝回数も千怜の2回を上回る3回。トップ10率も57.1%と千怜の33.3%を大きく上回り、Mランキングでも2位に付けている(千怜は同7位)。一方、千怜も優勝2回と昨季の成績がフロックではなかったことを証明している。2人の武器は、平均250ヤードを超えるドライビングショット(ドライビングディスタンスは明愛7位、千怜9位)とパッティングの上手さ(平均パット数は明愛5位、千怜4位)。5月の「RKB×三井松島レディス」では2人のプレーオフ対決(プレーオフは山下を加えた三つ巴で明愛が優勝)が見られたが、その再現を期待するファンも多い。そのほか、昨季ステップ・アップ・ツアーで5勝を挙げ、今季はレギュラーで3勝を挙げている櫻井心那(Mランキング5位)、黄金世代の国内組では最も安定した成績を挙げている小祝さくら(同4位)、今季、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でメジャー初優勝(通算3勝目)を飾った吉田優利、今季初優勝を手にし、2勝目をメジャー大会「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で飾った神谷そら、その神谷を「NEC軽井沢72ゴルフ」ではプレーオフで破り、悲願の初優勝を飾った菅沼菜々、さらに、日本女子オープンで2020年以来のメジャー2勝目を飾った原英莉花らにも注目が集まる。さらに、川岸史果(今季1勝)、穴井詩(同2勝)、鈴木愛(同1勝)、菊地絵理香(同1勝)、青木瀬令奈(同1勝)ら今季好調の中堅選手らも虎視眈々と優勝を狙っている。いずれも“勝ち方”を知っているだけに混戦になるほどと強さを発揮しそうだ。また、今季限りで日本ツアーからの引退を表明しているイ ボミのプレーも見逃せない。国内ツアー21勝を挙げ、2015、16年には2年連続で賞金女王に輝き、“ボミちゃん”の愛称で日本のファンからも大いに愛されたイ ボミだが、この試合が国内での最後の試合になる可能性が大きい。今季の成績から考えると決勝ラウンド進出は厳しいだけに、予選ラウンドがその雄姿の見納めになるかもしれない。2日間のプレーをしっかり目に焼き付けておきたい。※記録はすべて10/10現在。 【番組概要】2023NOBUTA GROUP マスターズGCレディース<第1日①>10月19日(木) 10:00 ~ 12:00生中継<第1日②>10月19日(木) 13:30 ~ 15:30生中継<第1日>10月20日(金) 5:00 ~ 9:30<第2日①>10月20日(金) 10:00 ~ 12:00生中継<第2日②>10月20日(金) 13:30 ~ 15:30生中継<第2日>10月21日(土) 5:00 ~ 9:30<第3日>10月21日(土) 19:30 ~ 21:30 10月22日(日) 7:30 ~ 9:30<最終日>10月22日(日) 19:30 ~ 22:30 10月26日(木) 22:00 ~ 25:00 10月31日(火) 14:00 ~ 17:00<第3日>10月31日(火) 12:00 ~ 14:00※再放送あり詳細はこちら:https://www.gaora.co.jp/golf/3772930※視聴方法はこちら:https://www.gaora.co.jp/life/golf2023/========================================GAORAではゴルフトーナメント盛りだくさんで放送!11月は「2023TOTOジャパンクラシック」「2023ダンロップフェニックストーナメント」も全日程放送!50回目の記念大会を迎える「ダンロップフェニックストーナメント」には2014年覇者・松山英樹、2016・2017年覇者・ブルックス・ケプカの2選手が参戦決定!詳細はこちら:https://www.gaora.co.jp/golf/3772930また、11月13日(月)~19日(日)はGOARAゴルフざんまいウィーク!ゴルフ番組盛りだくさんでお届けするほか、GOARAオリジナルゴルフグッズが当たるプレゼント企画も!
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真鍋雅彦 2023年10月17日 11時30分 -
連覇を狙う蟬川泰果、賞金王を争う中島啓太、金谷拓実らが兵庫県・小野東洋に集結。頂点に立つのは誰か!?
今年で7回目を迎える国内男子ツアーの一戦、「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ2023」(以下「パナソニックオープン」)が、9月21日に幕を開ける。毎年開催コースが変わるサーキット方式で行われている同大会だが、今年は昨年同様、兵庫県の名門・小野東洋ゴルフ倶楽部を舞台に繰り広げられる。井上誠一と並ぶ名設計として名を馳せた上田治が手がけた関西屈指の名門で、2011年には国内メジャー「日本プロゴルフ選手権」が開催されたこともある同コース。11年の日本プロの優勝スコアは9アンダーだった、昨年は、2日目に降った雨の影響で球が止まりやすくなったグリーンと、ほとんど風のない好コンディションが重なって3日目はスコアの伸ばしあいとなり、東北福祉大4年の蟬川泰果が、1イーグル、9バーディー、ボギーなしの「61」と国内男子ツアーのアマチュア最少スコアをマーク。全体的にみても、優勝スコアが22アンダーとハイスコアの争いになった。 頂点に立ったのは、その蟬川。最終日は岩﨑亜久竜や桂川有人と激しいデッドヒートを繰り広げ、一時首位を明け渡すも、13番から17番まで圧巻の5連続バーディーをもぎ取り、通算23アンダーとして再逆転。最終18番で1つスコアを落として通算22アンダーにはなったものの、追いすがる岩﨑を1打差でかわし、史上6人目のアマチュア優勝を飾った。 その後、アマチュアのまま日本オープンを制した蟬川。プロに転向した今季も、優勝1回、賞金ランク3位と強さを発揮。今年の大会でも優勝候補の1人となりそうだ。そんな蟬川の行く手を阻みそうなのが、蟬川と同じ歳で、一昨年(21年)のパナソニックオープンでアマチュアチャンピオンに輝いた中島啓太と、蟬川と同じ東北福祉大出身の金谷拓実(蟬川の2年先輩)だ。 昨年のパナソニックオープンからプロに転向し、22年は出場7試合でトップ10入りを2回果たした中島は今季も好調。ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント、横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~の2試合で優勝していたほか、国内ではほぼ全試合で上位に食い込んでいる。賞金ランクは現在1位。スタッツランクでも、トータルドライビング2位、パーキープ率2位、パーオン率2位、バーディー率1位、平均パット数18位と、ほぼすべての部門で上位を占めている。 一方、昨年は欧州ツアーを中心に戦い、今季は国内に腰を落ち着けている金谷も序盤から好調をキープ。トータルドライビング1位、パーキープ率1位、パーオン率9位、バーディー率2位、平均パット数2位と隙がない。結果にもそれが表れていて、BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップとフジサンケイクラシックで勝利を飾っているほか、ほぼ全試合で優勝争いに絡んでいる。賞金ランクは中島とは僅差の2位。パナソニックオープンでも特別なことが起こらない限り、優勝争いの中心的存在になることは間違いない。トーナメントをリードする金谷と中島の2人がディフェンディングチャンピオンの蟬川とどんな戦いを繰り広げるのか。 もう一人、今大会で注目したいのが、蟬川、中島と同年齢で、賞金ランク5位の平田憲聖。ルーキーイヤーの昨年、58位でシード権を獲得し、今季、5月の~全英への道~ミズノオープンで初優勝を飾るや、7月の日本プロでは初日から最終日までトップをキープし(初日のみトップタイ)、金谷、蟬川を振り切ってメジャー初優勝を飾った。まだ、荒削りなところはあるが、勢いに乗ったら止められないのが今の平田。パナソニックオープンではどんなプレーを見せてくれるか。 そのほか上位争いに絡んできそうなのは、21年のパナソニックオープンで中島にプレーオフで敗れた永野竜太郎。21年とはコースが異なるが、今季は全米オープンで20位に入ったほか、国内ではトップ10入り4回と存在感を示している。大器といわれながらまだ未勝利の35歳が、飛ばし屋優利の小野東洋で悲願の初優勝を飾ることができるか。 また、今季も安定した成績を残している宋永漢(ソン ヨンハン)や18、19年の賞金王、今平周吾らも虎視眈々と上位を狙う。 23年シーズンも終盤にさしかかった男子ツアーだが、今季はパナソニックオープンを含め、残り9試合。優勝争いや賞金王争いもさることながらシード争いも熱を帯びてくる。今年も120人前後のプレーヤーが参加の予定だが、その中にはまだシード入りを確定させていない大物選手も数多くいる。そんな選手たちにとっては、初日、2日目の戦いが重要になってくる。決勝ラウンドに進めるのは60人前後。予選ラウンドで繰り広げられる、生き残りを懸けた激しい戦いも見逃せない。※記録はすべて9/11現在。 【番組概要】2023パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ<第1日①> 9月21日(木) 9:00 ~ 11:00 生中継<第1日②> 9月21日(木) 13:00 ~ 15:00 生中継<第2日①> 9月22日(金) 11:30 ~ 13:30 生中継<第2日②> 9月22日(金) 15:00 ~ 17:00 生中継<第3日> 9月23日(土) 12:00 ~ 15:00 生中継<最終日> 9月24日(日) 12:00 ~ 15:00 生中継 ※再放送あり 詳細はこちら:https://www.gaora.co.jp/golf/3772930 ※視聴方法はこちら:https://www.gaora.co.jp/life/golf2023/ ========================================GAORAではゴルフトーナメント盛りだくさんで放送! 10月は「2023NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」を予選ラウンド第1日・第2日を生中継するほか、決勝ラウンドの模様も当日録画中継! ※視聴方法はこちら:https://www.gaora.co.jp/golf/3791130/ 11月は「TOTOジャパンクラシック」、「ダンロップフェニックストーナメント」を生中継中心に放送予定!50回目の記念大会を迎える「ダンロップフェニックストーナメント」には2014年覇者・松山英樹、2016・2017年覇者・ブルックス・ケプカの2選手が参戦決定!詳細はGAORAHPで発表。お見逃しなく!
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真鍋雅彦 2023年9月13日 10時02分 -
“若き日のタイガーに匹敵する逸材”トム・キム(20歳)が参戦。 国内ツアーで活躍する20代プレーヤーとの激突に注目!
賞金総額2億円と、国内ツアーではトップクラスの賞金額を誇る「ダンロップフェニックストーナメント」が11月17日から、宮崎県・日向灘沿いに広がるチャンピオンコース、フェニックスカントリークラブで開催される。1974年のスタート時から海外のトッププレーヤーが参戦しているこの大会。歴代の優勝者には、ジョニー・ミラー、セベ・バレステロス、トム・ワトソン、アーニー・エルス、タイガー・ウッズ、ルーク・ドナルド、ブルックス・ケプカなどそうそうたる名前が連なる。そんな国際色豊かな大会も、ここ3年間は国内ツアーに参戦する選手だけで行われたが、今年は3年ぶりに海外選手がやって来る。 ◆生中継中心に放送! 2022ダンロップフェニックストーナメント 来日する選手の中でも注目を集めているのは、世界ランキング14位のトム・キム(韓国※以前は、金柱亨/キム・ジュヒョン名で活躍)。2020-21シーズンのレギュラーシーズン最終戦の「ウィンダム選手権」で初優勝。2022-23シーズンの「シュライナーズチルドレンズオープン」で2度目の頂点に。21歳の誕生日を前に2勝を挙げたのはタイガー・ウッズ以来の快挙ということもあって、米ツアーでは「タイガーを超えるかもしれない選手」として話題を呼んでいる。「ZOZOチャンピオンシップ」でも来日(同大会は25位タイ)したキム。今後世界ゴルフ界を背負って立つかもしれない若きスターが、フェニックスCCをどう攻略するかをしっかり見届けたい。そのほか、キムと一緒に今年のプレジデンツカップのメンバーに選ばれたカナダのコーリー・コナーズ(世界ランキング32位)やチリのミト・ペレイラ(同46位)、2017-18シーズンに米ツアーで1勝を挙げているアーロン・ワイズ(同34位)が参戦の予定。コナーズは30歳だが、ペレイラとワイズは26歳。いずれもビッグネームではないが、勢いのある選手が揃っている。 ◆生中継中心に放送! 2022ダンロップフェニックストーナメント 迎え撃つ日本勢にも伸び盛りの若い選手が多い。現在、トップ10のうち20代は、比嘉一貴(27歳/国内ランキング1位)、桂川有人(24歳/同2位)、星野陸也(26歳/同3位)、堀川未来夢(29歳/同4位)、岩﨑亜久竜(24歳/同6位)、稲森佑貴(28歳/同7位)、河本力(22歳/同9位)、大西魁斗(24歳/同10位)と8人を数える。 中でも、今季2勝を挙げ、賞金王争いではダントツのトップを走る比嘉や、トータルドライビング1位の桂川、クレバーなゴルフで日本プロなど今季2勝を挙げている堀川、6年連続フェアウェイキープ率1位の稲森らは上位争いに絡んでくる可能性が高い。 また、昨年の「パナソニックオープン」の覇者で、今年の同大会でプロとしてデビューした中島啓太(22歳)や、今年の日本オープンで95年ぶりにアマチュア優勝を達成し、11月の「マイナビABC選手権」でプロデビューを果たした蟬川泰果(21歳)も楽しみな存在。とくに中島は、2020年大会で9アンダー、8位タイに入りローアマを獲得。相性のいいコースでプロ初優勝を狙う。 コースとの相性という点では、昨年の賞金王で、今年はディフェンディング・チャンピオンとして参戦するチャン・キム(アメリカ)も外せない。今季は、5月から海外メジャーを中心に米ツアーに参戦していたこともあって、賞金ランキングは23位と上位には入っていないが、帰国後4試合に出場して3試合でトップ10入りを果たすなど、国内では相変わらずの強さを発揮している。昨年の大会では最終日、首位に3打差の9位タイでスタートし、63をマークして8人をごぼう抜き。今年もキム“ワールド”全開となるか。 過去の優勝者では、金谷拓実(2020年)、今平周吾(2019年)、市原弘大(2018年)、宮里優作(2015年)、武藤俊憲(2011年)、池田勇太(2010年)らが今年も参加を予定している。 24歳の金谷はキム同様、今季は海外での戦いが多く、賞金王争いには加わっていないが、数試合のみ出場した国内ツアーでは、「セガサミーカップ」3位、「日本オープン」5位と確実に上位に食い込んでいる。また、今季2勝の今平も、虎視眈々と2度目の優勝を狙っている。日本人選手の複数回優勝は、1996年から3連覇を飾った尾崎将司のみ。日本人選手2人目の複数回優勝なるか。 ◆生中継中心に放送! 2022ダンロップフェニックストーナメント そのほか、2019年大会で3位タイに入った出水田大二郎も気になる存在。高校卒業後、1年間、フェニックスCCのアカデミーで腕を磨いた経歴を持つ。「マイナビABC選手権」では2位タイと上り調子。知り尽くしたコースで、2018年以来のツアー2勝目を狙う。 また、2週連続優勝を狙う石川遼、 その石川と優勝争いを繰り広げた星野陸也にも注目したい。国内ツアーも残りわずか。ツアー優勝者など“特別”な30人しか出場できない「ゴルフ日本シリーズ」を除けば、この試合を含めて実質2試合で、シード争いも気になるところだ。男子は1~60位が第1シード、61~75位が第2シードとなっているが、1年を通して戦うためには、60位以内に入っておく必要がある。 現在60位前後のボーダーラインには、シード常連の選手の顔も見られる。優勝争いはもちろんだが、予選ラウンドから繰り広げられる激しいシード争いも見逃せない。※記録はすべて11/14現在。 <番組概要>■番組タイトル 2022ダンロップフェニックストーナメント ■放送日時GAORA SPORTS11月17日(木)<第1日・練習場中継> 8:00 ~ 9:30生中継 <第1日>10:00 ~ 15:00生中継11月18日(金)<第2日・練習場中継> 8:00 ~ 9:30生中継 <第2日> 10:00 ~ 15:00生中継11月19日(土)<第3日①>9:00 ~ 13:30生中継 <第3日②>20:00 ~ 21:5711月20日(日)<最終日①>8:00 ~ 12:30生中継 <最終日②>20:00 ~ 22:00MBS11月19日(土)第3日(決勝ラウンド)14:00~15:5411月20日(日)第4日(決勝ラウンド)15:00~16:54※記載の内容は変更の可能性があります
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真鍋雅彦 2022年11月9日 15時39分 -
3年ぶりに米女子ツアーメンバーも参戦。日本開催の米女子ツアーを制するのは誰か!?
↓↓↓お得にGAORAを観るならコチラ↓↓↓ ======================== 日本で行われる唯一の米国女子トーナメント「TOTOジャパンクラシック」が、11月3日に幕を開ける。1973年に「LPGAジャパンクラシック」の名でスタートし、2015年からは「TOTOジャパンクラシック」の名称で開催されるようになった同大会。20、21年は新型コロナウィルスの影響でJLPGA単独開催となったが、今年は3年ぶりに世界のトッププレーヤーが戻ってくる。舞台は、琵琶湖や比叡山を眺望する滋賀県大津市の瀬田ゴルフコース・北コース(6,616ヤード、パー72)。同コースでは、過去49回中13回行われており、今年は昨年に引き続いての開催となる。米女子ツアーの1戦ということもあり、賞金もドル建てで、優勝賞金は200万ドル。米ツアーのトーナメント同様、優勝者には、レース・トゥ・CMEグローブポイント(以下CME)500点が与えられる。米ツアー、国内ツアーのそれぞれで出場枠が設けられているのも特徴で、米女子ツアーでは、「ウォルマートNWアーカンソー選手権」(9/23~25)終了時のCME上位43位までに出場権が与えられる。今年は、新型コロナウィルスの影響があることや、この大会の前週に行われる予定だった「台湾スウィンギングスカートLPGA」が中止になったこともあり、世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国)、同3位のリディア・コー(ニュージーランド)など辞退者が出たが、同2位のアタヤ・ティティクル(タイ)、同5位で今季の「全米女子オープン」チャンピオン、ミンジー・リー(オーストラリア)、同12位のダニエル・カン(米国)らが参戦。出場資格を繰り下げたこともあり、予定通り43選手が出場する。中でも注目は、19歳のティティクル。ツアーフル参戦は今季が初めてながら、すでにツアー2勝。直近の5試合は優勝を含めて全てトップ10に入るなど奮闘している。日本国内でも若い選手が活躍しているだけに、若手同士の対決が見ものだ。 ◆生中継中心に放送! 2022TOTOジャパンクラシック 現在米ツアーに参戦中の畑岡奈紗(CME 9位)、古江彩佳(同16位)、笹生優花(同31位)、渋野日向子(33位)らも米国ツアー枠で参戦する。米女子ツアーでは日本人選手のリーダー的存在となっている畑岡は、今季も米ツアーで勝利を挙げ、世界ランキングでもトップ10をキープ(10位)している。瀬田GC・北コースとの相性も良く、2018年の大会では2位グループの上田桃子ら3人に2打差をつけて14アンダーで優勝。今年も同大会2勝目、今季2勝目を虎視眈々と狙っているようだ。「BMW女子選手権」に参戦せず、ひと足先に帰国し、「富士通レディース」で連覇を達成した古江も、JLPGA単独開催ながら昨年、瀬田GC・北コースを制しているだけに連覇への期待が膨らむ。 昨年の「全米女子オープン」の覇者、笹生は今年の4月以降、予選落ちが続いたが、10/13~16日開催の韓国での「BMW女子選手権」で8位に入るなど、ここに来て復調の兆しがみえ始めた。 2019年の「全英女子オープン」チャンピオン、渋野日向子も、あいかわらず好不調の波が激しいが、19位だった「BMW」では最終日にホールインワンを達成するなど、ゴルフも気持ちも上向いてきている。海外で活躍する選手にとっては、普段以上に温かい声援に包まれる4日間となるだけに、この4人は大いに期待できそうだ。 ◆生中継中心に放送! 2022TOTOジャパンクラシック 一方、米国勢を迎え撃つ日本勢も、海外で挑むより手に入りやすい“米女子ツアー1勝”を目指して燃えている。国内では、「富士通レディース」終了時点のメルセデス・ランキングにより35人が参加資格を得た(規定は35位までだが、米ツアー枠で参加資格を得た渋野が26位にランクインしていたので、36位の鈴木愛が繰り上げで参加)。今季、「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」を含む2勝の川﨑春花や、同じく今季初勝利を挙げたセキ・ユウティン、尾関彩美悠、米女子ツアー参戦経験のある河本結らが出場できないのは残念だが、メルセデス・ランキング18位の岩井千怜(20歳)、同32位の佐藤心結(19歳)、同33位の後藤未有(22歳)、同34位の佐久間朱莉(19歳)のルーキー4人が出場キップを獲得。初出場のプレッシャーも感じるだろうが、思う存分暴れてもらいたい。 優勝争いに絡んできそうなのは、今季2勝以上を挙げている山下美夢有、西郷真央、稲見萌寧、西村優菜、勝みなみ、小祝さくら。また、勝利こそないもののトップ10入り17回、6月の「ニチレイレディス」以降、一度も予選落ちをしていない吉田優利、瀬田GC開催ではないが、2007年と11年に優勝を飾っている上田桃子、2010、20年の覇者、申ジエ、2019年に瀬田で行われた大会で優勝を飾っている鈴木愛も面白い存在になりそう。特に2017、19年の賞金女王ながら、20~22年は1勝に止まっている鈴木愛に注目。3年前に17アンダー(当時は3日間競技)を出した得意のコース。自慢のパッティングが冴えわたれば、米ツアー2勝目も夢ではない。 予選カットなしで行われるとあって、予選ラウンドから飛ばしてくる選手も多いだけに、今年も初日から激しい戦いが繰り広げられるはず。過去、日本人選手の優勝は12回(JLPGA単独開催2回を含む)。果たして、13回目の日本人選手優勝なるか!?※レース・トゥ・CMEグローブポイントの順位は「ウォルマートNWアーカンソー選手権」、メルセデス・ランキングは「富士通レディース」終了時点。世界ランキングは10/25現在。 <番組概要>■番組タイトル 2022TOTOジャパンクラシック ■放送日時GAORA SPORTS<第1日>11月3日(木) 12:00 ~ 15:00 生中継<第2日>11月4日(金) 12:00 ~ 15:00 生中継<第3日①>11月5日(土) 11:00 ~ 13:30 生中継<第3日②>11月5日(土) 19:00 ~ 20:30<最終日①>11月6日(日) 10:30 ~ 12:30 生中継<最終日②>11月6日(日) 19:00 ~ 21:00MBS<第3日>11月5日(土) 14:00 ~ 15:24 生中継<最終日>11月6日(日) 13:00 ~ 14:54 生中継※記載の内容は変更の可能性があります ■今なら、スカパー!新規加入で1,000円割引! 詳しくはコチラ! GAORA SPORTSは、ダンロップフェニックストーナメントも放送予定! 2022ダンロップフェニックストーナメント
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真鍋雅彦 2022年10月26日 19時10分 -
群雄割拠の女子ツアー。“実力のある選手しか勝てない”4日間競技を制するのは誰か!?
今季31戦目の「スタンレーレディスホンダ」が終了した時点で、頂点に立った選手は20人。そのうち今季初優勝を飾った選手が8人と、まさに群雄割拠の様相を呈している国内女子ツアー。どの大会も手に汗握る戦いが繰り広げられる中で、4日間競技「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」が、10月20~23日に開催される。賞金総額2億円、優勝賞金3,600万円と、国内ツアーでも2番目の高額(「日本女子プロ」と同額)を誇る今大会。また、4日間競技ということで、優勝者に与えられるメルセデスポイントが3日間競技よりも100ポイント多い300ポイントになることもあり、年間王者を目指す選手はもちろん、来季のシード権を争う選手にとってもより気合いの入る大会となる。舞台は、1990年開場の兵庫県・マスターズゴルフ倶楽部(6,571ヤード、パー72)。第1回大会が行われた2003年からこの地で開催されており、地形の起伏を巧みに生かした、個性豊かなホールが散りばめられた戦略性の高いコースでは、これまで数々のドラマが生み出されてきた。歴代優勝者を見ても宮里藍、ポーラ・クリーマー、古閑美保、大山志保、申ジエ、横峯さくら、上田桃子とそうそうたる顔ぶれ。本当に力のある選手しか頂点に立てない大会となっている。 昨年は、地元・兵庫出身で、大会前から、「ジュニア時代から慣れ親しんだコース」とホームアドバンテージがあることをアピールしていた古江彩佳が、最終日に猛チャージをみせた西郷真央を振り切って優勝。米ツアー参戦に弾みをつけた。 その古江、今年は米ツアーの優勝者として参戦。一段と逞しくなっているだけに、優勝争いの中心になることは間違いない。対抗を絞るのは難しいが、安定感という点で他を圧倒しているのは、今季3勝でメルセデスランキングではトップに立っている山下美夢有。優勝した「宮里藍 サントリーレディス」から「ニトリレディス」まで8試合連続でトップ5入り。さらに、「日本女子オープン」までは、「第49回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の優勝を挟んで13試合連続トップ10入りと、抜群の強さを発揮している。雨に悩まされた「スタンレーレディスホンダ」では、28位タイと惜しくも記録は途切れたが、当然のことながら上位争いに加わる可能性は高い。 また、今季5勝と、勝利数ではトップを走る西郷真央。夏場は海外メジャーに挑んだこともあり、帰国後の何試合かは「らしくない」プレーが見られたこともあったが、「スタンレーレディスホンダ」では2位タイと復活。「マスターズGC」では昨年、最終日4アンダーをマークして、古江に肉薄した(結果は11アンダーで2位)だけに、今年も期待できそうだ。 昨年ほどの爆発力は感じられないが、今季2勝で、パーオン率ではトップを走っている昨年の賞金女王、稲見萌寧、「スタンレーレディスホンダ」で2勝目を挙げるなど1年をかけて取り組んできたスイング改造が実を結びつつある小祝さくら、「楽天スーパーレディース」で4日間ノーボギー優勝という女子ツアー史上初の快挙を達成した勝みなみ、昨季賞金ランク4位で今季も2勝を挙げている西村優菜らも上位争いに絡んでくるはずだ。 特に稲見は、昨年3日目を終わった時点で首位と5打差の4アンダー10位タイと好位置に付けていたが、腰痛に見舞われ最終日は無念のリタイア。今年はリベンジに燃えているに違いない。 そのほか、昨季2勝を挙げながら、今季は2位5回(タイを含む)とあと一歩のところで優勝を逃している吉田優利(メルセデスランキング7位)、今季トップ10入りが13回と常に優勝争いに加わっている菅沼菜々(同9位)の2人も、勝利に飢えているだけに面白い存在になりそうだ。さらに付け加えれば、「NEC軽井沢72」、「CAT Ladies2022」と初優勝&2週連続優勝を果たした岩井千怜、国内メジャー「日本女子プロ」で初優勝を飾った川﨑春花、「第53回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で初の頂点に立った尾関彩美悠も楽しみな存在。岩井が20歳、川﨑、尾関が18歳。彼女たちの活躍に刺激を受けた新星の出現も十分に考えられる。これら若手に、今季も存在感を見せつけている青木瀬令奈、藤田さいき、上田桃子、申ジエら中堅・ベテラン勢がどう絡んでくるかにも注目したい。過去19回(2020年は中止)を振り返ってみると、プレーオフ3回、1打差7回、2打差3回で、首位と2位の差が最も開いたときでも4打差と、常に接戦が繰り広げられているのが今大会の特徴。今季は好調をキープしている選手が多いだけに、その戦いはさらに激しさを増すはず。予選ラウンドからそのドラマをしっかり見届けたい。※記録はすべて10/12現在。 <番組概要>■番組タイトル2022NOBUTA GROUP マスターズGCレディース■放送日時<第2日>10月21日(金) 13:00 ~ 16:00 生中継 GAORA SPORTS<第3日>10月22日(土) 19:00 ~ 20:00 GAORA SPORTS10月22日(土) 14:00 ~ 14:54 生中継 MBS<最終日>10月23日(日) 19:00 ~ 20:30 GAORA SPORTS10月23日(日) 15:00 ~ 16:24 生中継 MBS※記載の内容は変更の可能性があります GAORA SPORTSは、11月もゴルフコンテンツをトコトン放送!TOTOジャパンクラシック、ダンロップフェニックストーナメントなど盛りだくさんでお届け! 2022NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 2022TOTOジャパンクラシック 2022ダンロップフェニックストーナメント
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真鍋雅彦 2022年10月12日 16時38分 -
ディフェンディングチャンピオンの中島啓太がプロとして参戦。連覇なるか!? 桂川有人、大西魁斗、河本力らの若手対決に注目
2008年にスタート(2014・15年は休止)した国内男子ツアーの一戦、「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ2022」(以下「パナソニックオープン」)が9月22日に幕を開ける。毎年開催コースが変わるサーキット方式で行われている同大会。今年は、兵庫県の名門小野東洋ゴルフ倶楽部を舞台に繰り広げられる。2011年に国内メジャーの「日本プロゴルフ選手権」が開催されたこともある同コース。設計は、「東の井上、西の上田」、「柔の井上、剛の上田」など、名匠・井上誠一と並ぶ名設計として名を馳せた上田治。松林に囲まれ、落ちついた雰囲気に包まれた丘陵コースは、フェアウェイは広々としているが、全長7233ヤードと距離は長め。また、ベントのワングリーンが2段、3段になっているホールがあり、ほとんどのプレーヤーがその攻略に頭を悩ませる。コースレイト75.3という数字からも、いかにタフなコースかということがおわかりいただけよう。 男子トーナメントが11年ぶりに行われるコースでの開催だけに優勝を予想するのは難しいが、今年の大会で大いに注目を集めそうなのは、アマチュアとして出場した昨年の同大会で優勝を飾り、9月12日にプロ転向を宣言したばかりの中島啓太(日体大4年)だ。2018年の「第18回アジア競技大会ゴルフ競技」で、日本男子では20年ぶりの金メダルを獲得し、2020年11月に世界アマチュアランキング1位に。さらに翌2021年には「日本アマチュア選手権」を制し、同年9月の国内男子ツアー「パナソニックオープン」で史上5人目のアマチュア優勝。さらに同年11月には「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」を制する(松山英樹、金谷拓実に次ぐ快挙)など、ここまで順調に階段を上り続けた。ディフェンディングチャンピオンながら、プロとして初めて挑むトーナメント。昨年とはコースが異なるが、完成度の高いスイングに強いメンタル、さらに自身でも「情報収集並びにコースマネージメントが得意」と語るだけに、連覇の期待が高まる。そんな中島と優勝争いを繰り広げそうなのが、今シーズン、頭角を表してきた中島と同世代の若手選手たちだ。今年の「ISPS HANDA 欧州・日本 とりあえず今年は日本トーナメント!」でツアー初優勝を飾ったプロ2年目の桂川有人(賞金ランク2位)や、桂川と同じ23歳で、「フジサンケイクラシック」で頂点に立ったプロ1年目の大西魁斗(賞金ランク3位)らは要チェック。桂川はトータルドライビング(ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算した順位)で、大西は平均パット数で現在トップをキープしているが、それぞれの持ち味を発揮すればツアー2勝目を手にする確率も高い。また、中島の日体大ゴルフ部の1年先輩で、現在、ドライビングディスタンス1位(324.50ヤード)の“若き”飛ばし屋、河本力も楽しみな存在。すでに「Sansan KBCオーガスタ」で初勝利も経験。プロデビュー戦となる中島に先輩の意地を見せつけたいところだ。もちろん、百戦錬磨のプロたちも黙っていないはず。核になりそうなのは、今シーズンすでに3勝を挙げ、賞金王争いでもトップを走る比嘉一貴。小柄ながら平均290ヤードオーバーと、ドライバーの飛距離が安定しているほか、勝負強さはツアーでも1、2を誇る。小野東洋GCは、途中で心が折れそうになるタフなコースだけに、比嘉が抜け出す可能性は十分に考えられる。また、2018、19年の賞金王で、ショットの切れ味とパットの上手さに定評がある今平周吾(今季2勝、賞金ランク6位)や、2015年から6シーズン連続でフェアウェイキープ率1位を誇り、今シーズンも同部門78.059という驚異的な数字でトップを走る“日本一曲がらない男”稲森佑貴(今季2勝、賞金ランク7位)らも優勝争いに絡んでくる可能性は高い。そのほか、今年の「日本プロゴルフ選手権」で、小野東洋GC同様、タフなコースとして知られるグランフィールズカントリークラブを完璧に攻略してみせた堀川未来夢も、優勝候補の一角と目されている。上位に食い込むのは難しいかもしれないが、ちょっと楽しみなのが2013年の「全米プロシニア選手権」の覇者で、小野東洋GC所属の井戸木鴻樹だ。コースを熟知している60歳の業師が親子ほど年の離れた選手たちとどんな戦いを繰り広げるのか。そのコース攻略法にも大いに注目したい。「パナソニックオープン」は今シーズンの17試合目(全25試合)。2022シーズンも中盤を過ぎ、優勝争いや賞金王争いもさることながらシード争いも熱を帯びてくる。今年は約120人(9/13現在、確定は104人)が参加の予定だが、まだシード入りを確定させていない大物選手も数多くいる。そんな選手たちの多くは、初日から目の色を変えて戦いに挑む。決勝ラウンドに進めるのは60人前後。予選ラウンドで繰り広げられる、生き残りを懸けた激しい戦いも見逃せない。※記録はすべて9/13現在。<番組概要>■番組タイトル2022パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ■放送日時★GAORA SPORTSでは全日程生中継! 番組詳細はこちら(https://www.gaora.co.jp/golf/3560810) 9月22日(木) 午後2:00から午後5:00 GAORA SPORTS / 配信9月23日(金) 午後2:00から午後5:00 GAORA SPORTS / 配信9月24日(土) ひる0:00から午後3:00 GAORA SPORTS / 配信 午後2:00から午後2:54 MBS(大阪ローカル)9月25日(日) ひる0:00から午後3:00 GAORA SPORTS / 配信 午後1:00から午後2:54 MBS(大阪ローカル)※配信:スポーツナビ・MBS公式YouTube・MBS動画イズム※配信は表彰式終了まで※記載の内容は変更の可能性があります GAORA SPORTSは、10月以降もゴルフコンテンツをトコトン放送!マスターズGCレディース、TOTOジャパンクラシック、ダンロップフェニックストーナメントなど盛りだくさんでお届け!
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真鍋雅彦 2022年9月14日 15時37分