“若き日のタイガーに匹敵する逸材”トム・キム(20歳)が参戦。 国内ツアーで活躍する20代プレーヤーとの激突に注目!
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posted2022年11月9日 15時39分
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賞金総額2億円と、国内ツアーではトップクラスの賞金額を誇る「ダンロップフェニックストーナメント」が11月17日から、宮崎県・日向灘沿いに広がるチャンピオンコース、フェニックスカントリークラブで開催される。
1974年のスタート時から海外のトッププレーヤーが参戦しているこの大会。歴代の優勝者には、ジョニー・ミラー、セベ・バレステロス、トム・ワトソン、アーニー・エルス、タイガー・ウッズ、ルーク・ドナルド、ブルックス・ケプカなどそうそうたる名前が連なる。そんな国際色豊かな大会も、ここ3年間は国内ツアーに参戦する選手だけで行われたが、今年は3年ぶりに海外選手がやって来る。
来日する選手の中でも注目を集めているのは、世界ランキング14位のトム・キム(韓国※以前は、金柱亨/キム・ジュヒョン名で活躍)。2020-21シーズンのレギュラーシーズン最終戦の「ウィンダム選手権」で初優勝。2022-23シーズンの「シュライナーズチルドレンズオープン」で2度目の頂点に。21歳の誕生日を前に2勝を挙げたのはタイガー・ウッズ以来の快挙ということもあって、米ツアーでは「タイガーを超えるかもしれない選手」として話題を呼んでいる。「ZOZOチャンピオンシップ」でも来日(同大会は25位タイ)したキム。今後世界ゴルフ界を背負って立つかもしれない若きスターが、フェニックスCCをどう攻略するかをしっかり見届けたい。
そのほか、キムと一緒に今年のプレジデンツカップのメンバーに選ばれたカナダのコーリー・コナーズ(世界ランキング32位)やチリのミト・ペレイラ(同46位)、2017-18シーズンに米ツアーで1勝を挙げているアーロン・ワイズ(同34位)が参戦の予定。コナーズは30歳だが、ペレイラとワイズは26歳。いずれもビッグネームではないが、勢いのある選手が揃っている。
迎え撃つ日本勢にも伸び盛りの若い選手が多い。現在、トップ10のうち20代は、比嘉一貴(27歳/国内ランキング1位)、桂川有人(24歳/同2位)、星野陸也(26歳/同3位)、堀川未来夢(29歳/同4位)、岩﨑亜久竜(24歳/同6位)、稲森佑貴(28歳/同7位)、河本力(22歳/同9位)、大西魁斗(24歳/同10位)と8人を数える。
中でも、今季2勝を挙げ、賞金王争いではダントツのトップを走る比嘉や、トータルドライビング1位の桂川、クレバーなゴルフで日本プロなど今季2勝を挙げている堀川、6年連続フェアウェイキープ率1位の稲森らは上位争いに絡んでくる可能性が高い。
また、昨年の「パナソニックオープン」の覇者で、今年の同大会でプロとしてデビューした中島啓太(22歳)や、今年の日本オープンで95年ぶりにアマチュア優勝を達成し、11月の「マイナビABC選手権」でプロデビューを果たした蟬川泰果(21歳)も楽しみな存在。とくに中島は、2020年大会で9アンダー、8位タイに入りローアマを獲得。相性のいいコースでプロ初優勝を狙う。
コースとの相性という点では、昨年の賞金王で、今年はディフェンディング・チャンピオンとして参戦するチャン・キム(アメリカ)も外せない。今季は、5月から海外メジャーを中心に米ツアーに参戦していたこともあって、賞金ランキングは23位と上位には入っていないが、帰国後4試合に出場して3試合でトップ10入りを果たすなど、国内では相変わらずの強さを発揮している。昨年の大会では最終日、首位に3打差の9位タイでスタートし、63をマークして8人をごぼう抜き。今年もキム“ワールド”全開となるか。
過去の優勝者では、金谷拓実(2020年)、今平周吾(2019年)、市原弘大(2018年)、宮里優作(2015年)、武藤俊憲(2011年)、池田勇太(2010年)らが今年も参加を予定している。
24歳の金谷はキム同様、今季は海外での戦いが多く、賞金王争いには加わっていないが、数試合のみ出場した国内ツアーでは、「セガサミーカップ」3位、「日本オープン」5位と確実に上位に食い込んでいる。また、今季2勝の今平も、虎視眈々と2度目の優勝を狙っている。日本人選手の複数回優勝は、1996年から3連覇を飾った尾崎将司のみ。日本人選手2人目の複数回優勝なるか。
そのほか、2019年大会で3位タイに入った出水田大二郎も気になる存在。高校卒業後、1年間、フェニックスCCのアカデミーで腕を磨いた経歴を持つ。「マイナビABC選手権」では2位タイと上り調子。知り尽くしたコースで、2018年以来のツアー2勝目を狙う。
また、2週連続優勝を狙う石川遼、 その石川と優勝争いを繰り広げた星野陸也にも注目したい。
国内ツアーも残りわずか。ツアー優勝者など“特別”な30人しか出場できない「ゴルフ日本シリーズ」を除けば、この試合を含めて実質2試合で、シード争いも気になるところだ。男子は1~60位が第1シード、61~75位が第2シードとなっているが、1年を通して戦うためには、60位以内に入っておく必要がある。
現在60位前後のボーダーラインには、シード常連の選手の顔も見られる。優勝争いはもちろんだが、予選ラウンドから繰り広げられる激しいシード争いも見逃せない。
※記録はすべて11/14現在。
<番組概要>
■番組タイトル
■放送日時
GAORA SPORTS
11月17日(木)<第1日・練習場中継> 8:00 ~ 9:30生中継 <第1日>10:00 ~ 15:00生中継
11月18日(金)<第2日・練習場中継> 8:00 ~ 9:30生中継 <第2日> 10:00 ~ 15:00生中継
11月19日(土)<第3日①>9:00 ~ 13:30生中継 <第3日②>20:00 ~ 21:57
11月20日(日)<最終日①>8:00 ~ 12:30生中継 <最終日②>20:00 ~ 22:00
MBS
11月19日(土)第3日(決勝ラウンド)14:00~15:54
11月20日(日)第4日(決勝ラウンド)15:00~16:54
※記載の内容は変更の可能性があります