日本で行われる米国女子トーナメント「TOTO」が開幕。古江彩佳や笹生優花ら米で活躍中の日本勢も参戦
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posted2023年10月25日 17時34分
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「TOTOジャパンクラシック」が、11月2日に幕を開ける。
1973年に「LPGAジャパンクラシック」の名でスタートし、2015年からは「TOTOジャパンクラシック」の名称で開催されるようになった同大会。コロナが一段落した2022年は3年ぶりに世界のトッププレーヤーが参戦したが、今年も米ツアー参戦中の精鋭が来日する。
今年の舞台は、茨城県・太平洋クラブ美野里コース。「TOTO」が開催されるのは今回3回目となるが、今年もフラットな関東平野にレイアウトされた戦略性の高い林間コースで激しい戦いが繰り広げられそうだ。
米女子ツアーの1戦ということもあり、賞金もドル建てで、優勝賞金は200万ドル。米ツアーのトーナメント同様、優勝者には、レース・トゥ・CMEグローブポイント(以下CME)500点が与えられる。米ツアー、国内ツアーのそれぞれで出場枠が設けられているのも特徴で、米女子ツアーでは、「クローガー・クイーンシティ選手権」(9/7~10)終了時のCME上位43位までに、出場権が与えられる。
一方、国内では、「富士通レディース」(10/13~15)終了時点のメルセデス・ランキング(以下Mランク)により35人が参加資格を得た(28位の古江彩佳が米ツアーからの参戦。そのほか数名の欠場者が出たので、37位の佐藤心結、40位リ ハナが繰り上げで参加)。
注目は、米ツアーで活躍する日本勢。今年は、古江彩佳(CME8位/世界ランク22位)、笹生優花(同16位/25位)、畑岡奈紗(同20位/18位)、西村優菜(同49位/69位)、渋野日向子(同79位/78位)、勝みなみ(同81位/84位)の6人が参戦する。
中でも注目は、21年大会(JLPGA単独開催)で頂点に立った古江。今季は優勝こそないものの、「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」で2位タイに入るなどトップ10入りが8回。予選落ちも2回しかなく、安定した力を発揮している。
また、21年の全米女子オープンでプレーオフを争った笹生と畑岡も、今季未勝利だがプレーは安定。笹生はツアー7位の飛距離(ドライビングディスタンス272ヤード)を武器に、トップ10入りを8回達成。特に、「全米女子プロ」では1打差2位に入る活躍を見せた。一方、畑岡もキレキレのアイアンショットでトップ10入りを5回果たしている。2人ともそろそろ優勝が欲しい頃だが、果たして…。
海外勢では、14年の「エビアン選手権」の覇者で、今季「アセンダントLPGA」で米ツアー3勝目を飾ったキミュ・ヒョージュ(韓国、CME4位/世界ランク7位)に注目。今季はフェアウェイキープ率が2位で予選落ちは1回もなしと好調。2勝目を虎視眈々と狙う。
また、リン ジーユウ(中国、同11位/11位)、今季1勝のハナ グリーン(オーストラリア、同27位/24位)も優勝争いに絡んできそうだ。
一方、米国勢を迎え撃つ日本勢も、今季は元気者が揃っている。
注目は、昨年、メルセデス・ランキングで1位に輝いた山下美夢有。今季もパッティングが安定(平均パット数1位)し、すでにツアー4勝。トップ10回数も21回とトップを走っている。海外で挑むより手に入りやすい“米女子ツアー1勝”を手に入れることができるか!?
その山下と匹敵する活躍を見せているのが岩井明愛。今季「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝を飾るや、「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」と2週連続で優勝。妹の千怜を一歩リードしている。ドライバーの平均飛距離は250ヤードを超え、パッティングでも国内でトップクラスの上手さを誇るだけに、海外勢と戦える力は十分ありそうだ。
メルセデス・ランキングではトップを走る申ジエも優勝候補の1人。2009年に米ツアーで賞金女王を獲得し、全英女子オープンでは優勝2回を誇る申。今季は序盤から好調で、7月に行われた全米女子オープンでも2位タイに入っている。「TOTO」で勝利すれば、米ツアーでは13年の「ISPSハンダ女子オーストラリアンオープン」以来、12勝目。快挙なるか!?
そのほか、Mランク4位の小祝さくら、今季はレギュラーで3勝を挙げている櫻井心那(Mランキング5位)、今季、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でメジャー初優勝(通算3勝目)を飾った吉田優利(同7位)、ツアー2勝目をメジャー大会「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で飾った神谷そら、その神谷を「NEC軽井沢72ゴルフ」ではプレーオフで破り、悲願の初優勝を飾るや、「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」で早くも2勝目を手にした菅沼菜々(同8位)らにも注目が集まる。
予選カットなしで行われるとあって、予選ラウンドから飛ばしてくる選手も多いだけに、今年も初日から激しい戦いが繰り広げられるはず。過去、日本人選手の優勝は12回(JLPGA単独開催2回を含む)。果たして、13回目の日本人選手優勝なるか!?
※レース・トゥ・CMEグローブポイントランキングは「クローガー・クイーンシティ選手権」、メルセデス・ランキングは「富士通レディース」終了時点。世界ランキングは10/25現在。
【番組概要】
2023TOTOジャパンクラシック
<第1日>11月2日(木) 12:00 ~ 15:00生中継
<第2日>11月3日(金) 12:00 ~ 15:00生中継
<第3日①>11月4日(土) 11:00 ~ 13:30生中継
<第3日②>11月4日(土) 19:00 ~ 20:30
<最終日①>11月5日(日) 10:30 ~ 12:30生中継
<最終日②>11月5日(日) 19:00 ~ 21:00
※再放送あり
詳細はこちら:https://www.gaora.co.jp/golf/3772930
※視聴方法はこちら:https://www.gaora.co.jp/life/golf2023/
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