K-1 JAPAN GROUP の記事
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「K-1 WORLD GP」8.11(木・祝)福岡 第1弾対戦カード発表会見レポート
「K-1 WORLD GP」8.11(木・祝)福岡 フェザー級世界最強決定トーナメント開催!軍司泰斗「フェザー級チャンピオンは僕。これは僕のためのトーナメントだと思っています」 ©K-1 6月14日(火)都内にて、8月11日(木・祝)福岡国際センターで開催される「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS~K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~」の第一弾対戦カード発表記者会見が行なわれた。 今大会では8選手参加によるK-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメントが行なわれることが決まった。会見に出席した中村拓己K-1プロデューサーはトーナメント開催の経緯を以下のように説明した。「これまで九州大会はワンマッチ&タイトルマッチを中心に開催してきましたが、今年初めて待望のワンデートーナメントを開催することになりました。8選手参加のワンデートーナメントはK-1でしか見られない、魅力の詰まったものだと思います。それを九州のファンにお見せすることができます。そして今回行なうのはフェザー級の世界最強決定トーナメントです。世界最強決定トーナメントは2019年6月の両国大会以来です。しばらく世界最強決定トーナメントは開催していなかったのですが、コロナの状況も落ち着き、海外の強豪を交えた世界最強決定トーナメントを開催することになります。フェザー級で開催する理由としては、昨年 “戦国時代”とキャッチコピーにつけたように、フェザー級は選手層も厚く、誰がチャンピオンになってもおかしくない状況です。実際に1年間でチャンピオンが二人生まれ、いまは軍司泰斗がチャンピオンになっていますが、今年に入ってK-1・Krushで組んだ試合でも接戦が続き、いまも変わらず戦国時代が続いています。その中で誰が一番強いのか。ワンデートーナメントで決めるのがふさわしいと思い、トーナメントを開催することになりました」トーナメントにはK-1フェザー級王者の軍司泰斗を筆頭に日本人選手5名、世界の強豪3選手が参戦。以下の組み合わせが発表された。一回戦(1):玖村修平VSジャオスアヤイ・ソー.デッチャパン一回戦(2):軍司泰斗VSファク・スアレス一回戦(3):椿原龍矢VS斗麗一回戦(4):新美貴士VSワン・ジュングァン準決勝(1):一回戦(1)勝者vs一回戦(2)勝者準決勝(2):一回戦(3)勝者vs一回戦(4)勝者決勝:準決勝(1)勝者vs準決勝(2)勝者 ©K-1 出場する日本人5選手が登壇すると、中村プロデューサーは「じつは玖村選手をのぞく日本人選手選手たちが8選手参加のワンデートーナメントに出場するのは初めて。それも含め見どころの多いトーナメントになる」と期待を寄せた。 現Krushフェザー級王者の玖村はジャオスアヤイ戦について「ジャオスアヤイを優勝候補に挙げる人も多いと思うので、一回戦から決勝戦のつもりで挑みたい」と強く意気込む。さらに「一日で軍司選手、椿原選手にリベンジできる。そのリベンジロードをこの一日で達成しようと思う」と雪辱勝利と共に優勝をつかむことを誓った。一方のジャオスアヤイは過去に第3代K-1フェザー級王座決定トーナメントに出場したことを踏まえ、「前回のトーナメントでは準優勝に終わってしまったが、今回は必ず優勝して、将来的にはK-1チャンピオンになりたいと思う」とメッセージを寄せた。 現役王者としての優勝という大きなテーマを持つ軍司は「フェザー級のチャンピオンは僕なんで、僕のためのトーナメントだと思ってる」と主役獲りを宣言。一回戦の相手であるスアレスについては「パンチで攻めてく選手だと思うので、すごい噛み合う試合になって、たぶんKO決着です」と激闘を予測した。これに呼応するように、南米の『WGP-KICKBOXING』のチャンピオンであるスアレスも「俺は一歩も下がることなく軍司と打ち合うつもりだ」と熱いメッセージを送る。 前K-1フェザー級王者の椿原は「目指すは世界最強の称号と、軍司チャンピオンの首だけ」と、王座返り咲きを見据えて闘志を燃やす。一回戦は唯一の日本人対決となり、相手の斗麗については「左も右も構えられて巧い選手」と分析。一方の斗麗は自身がK-1 JAPANグループで王座戴冠歴がないのを踏まえ「自分のポジションをわかってるので悔しい気持ちがある。このトーナメントで死んだっていいという気持ちで、命を懸けて臨む」と不退転の決意だ。椿原に対しては「偉大なベルトを巻いた元チャンピオンで、そして僕の夢を邪魔する敵、それだけ」と言い放った。 現在連敗中での前Krushフェザー級王者の新美は、「トーナメントのオファーが来たとき、モチベーションもすごい上がった。ここで優勝しないと、この先ないのかなって思ってる」と復活に向けて期する思いを吐露。一回戦の相手であるジュングァンについては、「アグレッシブで手数が多くて、どんどん前に出てくる選手」と警戒を強めた。『ONE Championship』にも出場し世界的な評価を高め、K-1にひさびさに参戦するジュングァンは、メッセージで「新美選手は、過去に『武林風』でも試合をしているので、よく知っています。アグレッシブなファイトスタイルでガードも固い選手ですが、残念ながら対戦相手は僕です」と勝利への自信をアピールした。以下はトーナメント出場8選手・中村プロデューサーの各試合の見どころは以下の通り。
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K-1 JAPAN GROUP 2022年6月15日 10時00分 -
「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木 第2弾カード発表会見
「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木 K-1初の女子大会のアンバサダーに、美尻トレーナー・岡部友さん&女芸人のゆりやんレトリィバァさんが就任 ©K-1 4月22日(金)都内にて、6月25日(土)国立代々木競技場第二体育館大会で開催される「K-1 WORLD GP 2022~RING OF VENUS~」の第2弾カード発表記者会見が行われた。カード発表に先立ち、今大会の応援アンバサダーとして、フィットネストレーナーの岡部友さんとお笑い芸人のゆりやんレトリィバァさんが就任することが発表された。 岡部さんはヒップアップを特徴としたトレーニングを提唱し注目を集めているトレーナーで、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも取り上げられたことがある。K-1の会場にも何度も来場しており、トロフィープレゼンテーターも務めたことがあった。 アマチュアのジムからの選手育成に力を入れているK-1 JAPAN GROUPとしても「K-1・格闘技じゃなくてもトレーニングに励んでいる人にもK-1女子の魅力を伝えていただきたい」(中村拓己プロデューサー)という観点から、応援アンバサダーに就任してもらったという。 K-1や格闘技について「やっぱり自分で自分のことを常に成長させていくスポーツだと思います。そういった意味ではフィットネスやどんなトレーニングとも通ずるところがある」と語った岡部さん。「命懸けであるというところが私もたどり着けない未知の世界」という部分に魅力を感じているようだ。 普段は女性にトレーニングを指導しているが、今回は女子だけの大会だ。「悩める日本女子全員に女性だけの格闘技を見てもらって、心を強くする、自分ももっとチャレンジしようかなっていう背中を押せるような大会になると思うので、そこを期待しています」と期待を語ると、「女性の皆さんのフィットネスをやっている方の次への挑戦という形で見てほしいなというふうに思います」とトレーナー目線での見どころを語っていた。 実は岡部さんは先日行われた「K'FESTA.5」のK-1無差別級トーナメントを制したマハムード・サッタリのお尻のトレーニングの指導もしており、その経験から「お尻を鍛えることは骨盤周りを強くしていくんですけど、キックをする時もパンチをする時も、両方とも片足になる動きが多くて、片足のトレーニングは凄く重要」と、お尻のトレーニングの重要性を力説していた。 もう一人の応援アンバサダーはその岡部さんの指導のもと、大幅な減量に成功したゆりやんさんだ。2017年に行われた第1回女芸人No.1決定戦「THE W」や「R-1グランプリ2021」の優勝者であるゆりやんさんだが、中村Pは「ゆりやんさんは初のTHE W優勝者で、今回がK-1初の女子大会。K-1(ケイワン)とR-1(アールワン)ということで共通点というか、通じると思ってアンバサダーに就任していただきました」とオファーを出した理由を明かしていた。 K-1はこれまで見たことがないというゆりやんさんだが「本当に格闘技を知らない人間としては、同じ女性でトレーニングで体をカッコ良くして、さらに心も体も強いっていうのが非常に魅力的です」と、女性だけの大会に魅力を感じている様子。 女芸人だけの大会である『THE W』に出場した経験から、「やっぱり女性だけの大会のほうが楽屋もピリついているんですね。なので、今回のK-1の時も皆さんどうなのかなっていう、そういうところ興味深いです」と、女性ならではの視点で大会に興味を持っているようだ。 また、これまでもK-1ではデヴィ夫人をはじめ、様々な女性タレントがスペシャルラウンドガールを務めてリングに華を添えてきた。そのことを質問されたゆりやんさんは、「中村さんが許してくださるのであれば(笑)」とやる気満々。中村プロデューサーも「これほど光栄なことはないので、オファーしたいと思います!」と返答していたが、こちらの動向も気になるところだ。
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K-1 JAPAN GROUP 2022年4月26日 18時30分 -
「那須川天心vs武尊」の大会タイトルが「THE MATCH 2022」に決定!
大会概要・チケット・放送配信…過去最大級のイベント必至 4月7日(木)、都内にて「那須川天心vs武尊」の第二弾記者会見が行われた。出席者は、那須川天心、武尊、大会実行委員の中村拓己K-1プロデューサー、ドリームファクトリーワールドワイド・榊原信行代表、RISE・伊藤隆代表。2022年6月19日(日)、東京ドームにて開催される大会名は「THE MATCH 2022」(ザ・マッチ・ニセンニジュウニ)。開場12時、開始14時(予定)。チケット発売日は4月9日(土)昼12時~4月16日(土)18時までイープラス抽選先行。一般発売は5月1日(日)午前10時より、イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、K-1.SHOP。放送・配信については、テレビ放送はフジテレビにて「那須川天心vs武尊」生放送ほか(2時間予定)。ABEMA PPVにて全試合完全生配信(6~8時間予定)。大会は15~16試合で、立ち技の試合のみになる予定。チケットは「日本の格闘技史上、日本のエンターテインメント史上最高額」(榊原代表)。VVIP1列目300万円、同2列目200万円、同3列目100万円というもの。 ©K-1 榊原代表は「過去に東京ドームで行われたイベントの中でも最高のものを提供すべく、メジャースポーツに格闘技が追いつき、追い越す意気込みでやります。過去に東京ドームでやったイベントを全部抜いてやろうと思いますし、こんなに観客の入ったドームは見たことないよ、と言われるように工夫します。二人が人生を懸けて戦う1戦にふさわしい、総合的なエンターテインメントを作れたら、と思っています」と語った。中村プロデューサーは「僕が記者時代に榊原代表を取材していた時に、榊原選手がおっしゃっていたのがイベントを成功させるためには選手の熱。ファンの熱、イベンターの熱が大事だということ。武尊選手と天心選手の2人が戦いたいという熱、ファンの皆さんのこの試合を見たい熱、そして我々イベンターのこのカードを実現したいという熱があって、この大会が実現したと思います。この熱をもっと大きくして、過去最高の熱を作り出していきたい」。伊藤代表は「この世紀の一戦、ドリームマッチ。次世代の子供たちに夢を与え、起爆剤になると思う。真摯に務めたいと思います」と語った。注目のルールは、契約体重58kg、当日計量でプラス4kgの62kg。追加で決まったのは3分3ラウンド、延長1ラウンド。延長ラウンドの内容のみをマストでジャッジする「完全決着ルール」。武尊は「試合の詳細がいろいろ決まってきて、練習も減量も調整も進めています。いろんな期待をパワーに代えて、最高の勝ち方、最高の勝利をするんで、応援よろしくお願いします」、那須川は「ここまで来て、特に言うことないですし。絶対に勝ちます。必ず勝ちます。どんな形でも勝ちます。キックの最後の試合、僕の人生の中でも一番大きいことだと思うし、何が何でも勝ちます」と意気込みを語った。昨年12月の会見で「時間無制限、完全決着ルール」を希望していた武尊は、延長1ラウンドになったことについては「決まったルールは決まったルールなので。完全決着ルールは出来ることが決まって、前に天心選手が言ったように延長に行く必要がないように、KOで倒します」。また一番高額なチケット代が300万円になったことについて、武尊は「いや、高いなと思いましたけど(笑)。この試合をそういう価値として付けてくれたのは嬉しいです。それに見合った内容の試合をして勝つ。友達とかは前の方で見れないのは残念ですけど、見合った試合をしたいと思います」と語った。対する那須川は「ちょっと、子供に優しくないな、と思いましたね(笑)。でも、この試合に関してこういう価値があるんだぞ、って知って貰えば嬉しいし。最終的に、この試合で教科書に載りたいな、と思いました」那須川の「教科書に載りたい」という意気込みについて聞かれた武尊は「僕は格闘技をやってきた証明、格闘家として生きた証を作りたいと思っています。この試合をきっかけに格闘技界がもっと盛り上がって、未来に繋がっていく。野球とかサッカーとか、一般のスポーツと同じかそれ以上になるために。僕が勝って、未来を切り開きたいと思います」と語った。実行委員の3名は「どういう試合を組みたいか」と問われて、中村プロデューサーは「普段組めない試合を組んでいきたいです。よく期待されてる対抗戦、どういった形になるかは分かりませんが、K-1の選手は準備は出来ているので『やるならやるよ』という気持ちです」と言えば、伊藤代表も「ウチも(出場メンバーは)決まってます。ウチも全然やる気満々です」と応じた。榊原代表は「多分、立ち技のファンの人たち、日本の格闘技を愛して見てくれる人たちが胸を躍らせるカードになると思います」フジテレビで生中継されることから、視聴者へのメッセージを問われると、那須川は「自分のテレビでの試合、最後に放送されたのが大みそかRIZINだったと思う。新たな舞台で、テレビで試合が放送されて、みんな仲良くに近づいてきてるのかなと思う」。武尊は「地上波ゴールデンタイムに格闘技を戻す、っていう目標でやってきて、試合が出来て嬉しいです。地上波だとたまたま見て、格闘技にハマってくれたりする人もあると思うので、生中継して貰うのは心から嬉しいです。初めて見る人にも格闘技最高だな、と思って貰える試合をしたいと思います」と語った。最後に、お互いへのメッセージを問われると、二人はこうコメントした。武尊は「本当にないですね。あとはリングで殴り合って、蹴り合って、どっちが強いか決めるだけです」。那須川は「お互いにしっかり仕上げて、最高のパフォーマンスをしましょう、というだけです」。「THE MATCH 2022」に向けて、決戦ムードが高まりを感じさせる会見だった。■「THE MATCH 2022」大会概要https://www.k-1.co.jp/schedule/16578/
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K-1 JAPAN GROUP 2022年4月8日 9時00分 -
K-1初の女子大会「RING OF VENUS」が6月25日(土)国立代々木競技場第二体育館にて開催! K-1女子のパイオニア・KANA「この大会を女子選手全員で必ず大成功させたい」
3月3日(木)東京大神宮にて、K-1が6月25日(土)に、国立代々木競技場第二体育館にて、K-1初の女子大会「K-1 WORLD GP 2022~RING OF VENUS~」の開催を発表した。会見には中村拓己K-1プロデューサーとK-1女子のエース・パイオニアとして女子部門を牽引してきたKANAが出席。大会を開催するに至った経緯と意気込みを述べた。 ©K-1 ついにK-1が女子だけの大会開催を決定した。K-1の大会で記念すべき初の女子の試合が組まれたのは、2018年3月「K’FESTA.1」さいたまスーパーアリーナ大会だ。その歴史的なカードがKANAvsポリナ・ペトゥホーヴァで、Krush女子フライ級王座を獲得していたKANAがその後もK-1の女子部門を引っ張ってきた。2019年12月のK-1名古屋大会では初代女子フライ級王座決定トーナメントも開催されKANAが優勝。初代K-1女子フライ級王者にもなった。 そんなKANAの活躍もあって、KANAを目標にK-1の舞台を目指す女子選手も増加。女子の階級も現在ではアトム級、ミニマム級、フライ級と3階級にまで増え、K-1・Krush共に毎大会、女子の試合が組まれているような状況だ。試合も中村プロデューサー曰く、「K-1が目指すKOを狙う戦い、K-1で戦う覚悟を持った選手も凄く集まってきました」と内容が充実。毎大会後の一夜明け会見でも評価の高い試合として、女子の試合をあげることが多くなってきている。 このK-1女子の熱の高まり、そして「KANA選手は昨年怪我で欠場していたのですが、その期間もK-1女子がどうすれば盛り上がるかをいつも考えていて、我々とも話をしていた」(中村P)というKANAの想いが重なり、大会の開催を前向きに検討。現K-1の旗揚げの地である国立競技場代々木第二体育館の会場スケジュールがOKな日程も出てきたことで「現K-1が始まった場所で大会を開催できることになって、新しいチャレンジをスタートするならここだろう、と。今のK-1ファイターたちが代々木第二から新しい歴史を創ったように、同じ場所から女子ファイターたちと共にK-1女子の新しい歴史を創っていきたい」とK-1想い出の地・代々木第二体育館での女子大会開催を決定した。 艶やかな着物姿で会見に登場したKANAは、先日の2月K-1東京体育館大会で1年3カ月ぶりに怪我による長期欠場から復帰。RAN相手に勝利を飾り、復活の狼煙を上げたばかりだ。「新生K-1が誕生した代々木第二体育館でこの女子の大会、第1回の女子の大会を開催出来るのは本当に嬉しいし、次のステージに進んだなという気持ちでめちゃくちゃ嬉しいです」と、まずは喜びの声をあげたKANA。復帰戦後には「K-1女子を全員で盛り上げて、もう一つ上のステージに持っていく」という発言もあったが、その言葉通り、もう一つ上のステージが早くも実現した形だ。「本当にたくさんの選手が増えてきたおかげでこの大会が開催出来るに至ったと思うので、この舞台を目指してきてくれている女子の選手には本当に感謝している」と、他の女子選手たちにも感謝の言葉を述べたKANAは、「この大会を女子の選手全員で必ず大成功させたいなと思っています」と、大会の成功を固く誓っていた。 会見も桃の節句、ひな祭りの3月3日という日にち、そして場所も天照皇大神という女神を主祭神とする東京大神宮での開催にこだわった。6月25日、“戦いの女神”たちによる新たな戦いの歴史がスタートする。KANA「新生K-1が誕生した代々木第二体育館でこの女子の大会、第1回の女子の大会を開催出来るのは本当に嬉しいし、次のステージに進んだなという気持ちでめちゃくちゃ嬉しいです。自分が2018年にK-1で初めて試合をしてから、女子の選手が本当にたくさん増えてきて、このリングを目指してくれる女子選手がめちゃくちゃ増えてきて、52kg、48kg、45kg、本当にたくさんの選手が増えてきたおかげでこの大会が開催出来るに至ったと思うので、この舞台を目指してきてくれている女子の選手には本当に感謝しているし、この大会を女子の選手全員で必ず大成功させたいなと思っています」中村拓己K-1プロデューサー「K-1がいよいよ女子の大会を開催することが決定しました。日時と場所は6月25日(土)、国立代々木競技場第二体育館、K-1として初の女子大会を開催します。今日はKANA選手と並んで会見をスタートしたんですけど、やはりK-1の女子はKANA選手がずっとエースとして引っ張ってきたものです。KANA選手がK-1に出て試合を重ねていく中で、ドンドン女子選手も増えてきて、階級もアトム級、ミニマム級、フライ級と3階級に増えました。大会をご覧になっている方はお分かりだと思うんですけど、K-1では毎大会女子の試合を組んでいますし、Krushでも毎大会女子の試合を組んでいます。そういった形で女子選手が増えて選手層も厚くなってきて、リングの中でもK-1が目指すKOを狙う戦い、K-1で戦う覚悟を持った選手も凄く集まってきました。KANA選手はしばらく試合を休んでいる期間もあったmmですけど、その間もKANA選手は『K-1の女子がどうすれば盛り上がるか』や『どうやってK-1女子を注目の集まる舞台にしたらいいんだろう?』を考えていて、我々とも話はしていました。そういったKANA選手からの意見を取り入れつつ、K-1としても選手が増えてきて大会が出来る状況になって、女子大会の開催を考えるようになって。そこでちょうど6月25日に国立代々木競技場第二体育館の会場スケジュールがOKで、代々木第二は2014年11月に現K-1が旗揚げした場所です。我々も代々木第二での大会開催は久しぶりなんですけど、現K-1の旗揚げの場所にK-1が戻ってきて。またここからK-1の新しい歴史を作っていきたい、と。そういった想いもあって、6月25日の代々木第二でK-1初の女子大会を開催することを決めました。 KANA選手はK-1アマチュアからキャリアを積んでプロになって、Krushのチャンピオンになって、K-1チャンピオンになった、我々K-1 JAPAN GROUPが掲げる理想のピラミッド構造を体現してくれた選手です。そんなKANA選手がいたからこそK-1女子の舞台が出来たと思いますし、そのKANA選手と共に、今K-1 JAPAN GROUPで戦っている選手たちとともに、そしてK-1の女子大会がスタートすることでK-1のリングを目指してくれるプロ選手・アマチュア選手、たくさんいると思うんですけど、そういった選手たちと一緒にK-1女子というものを一緒に作っていきたいと思います。 K-1女子はまだ形がないもので、どうなっていくんだろう、どう育っていくんだろうというものです。悪い意味で『K-1なんだからああしろ・こうしろ』ではなく、選手、スタッフ、そしてファンのみなさんと共にK-1女子というコンテンツを創って、育てて、たくさんの人たちに喜んでもらえるものにしたいと思います。今日はその第一歩です」 ©K-1 K-1初の女子大会に向けて6選手が着物で登場!KANAが壽美とのタイトルマッチを希望、菅原美優は女子ミニマム級王座の新設をアピール 3月3日(木)東京大神宮にて、6月25日(土)国立代々木競技場第二体育館で開催されるK-1初の女子大会「K-1 WORLD GP 2022~RING OF VENUS~」の記者会見が行われた。 K-1初の女子大会が発表された今回の記者会見は3月3日のひな祭り、そして女性の願い事を叶える「赤城姫命(あかぎひめのみこと)」が祀られている東京大神宮にて行われ、会見に出席した6選手も艶やかな着物姿で登場。女子大会ならではの演出のなか、試合への意気込みを語った。 K-1女子のパイオニアとして、今大会を開催するきっかけにもなったK-1女子フライ級王者KANAは「自分だけでなく、全員でK-1女子大会を成功させたいと思います」と挨拶。戦いたい相手を聞かれると、過去にスーパー・ファイトで敗れている壽美と再戦を希望。当初壽美とは2月のK-1東京体育館大会で対戦予定だったが壽美の怪我で流れており、KANAは「今は体を万全にしてほしい」と壽美にメッセージを送りつつ「メインイベントで壽美選手にベルトをかけて挑みたい」とタイトル戦でのリベンジを誓った。 KANAと同門で、Krush女子アトム級王者の菅原美優は同大会でのK-1女子アトム級王座の新設&王座決定トーナメントを直訴。中村拓己K-1プロデューサーからは「K-1女子大会という新しいことを始める上でベルトを新設するというのは、皆さんに新しいものを届ける・一緒にK-1の女子を創っていううえで前向きなトピックスになる」という言葉が返ってきた。 正式ではないものの、菅原のアトム級新設&王座決定トーナメントの開催アピールに対して、MIOは「もしそうなるなら菅原選手を最終決着をつけたい」と菅原との三度目の対戦(ここまでの対戦成績は1勝1敗)をアピール。菅原・MIOを追いかけるように今大会でK-1デビューを果たす松谷綺も「菅原選手が言っていたトーナメントをやって、MIO選手と菅原選手を倒して自分がベルトを獲りたい」と早速の宣戦布告。女子アトム級の今後に注目が集まる。 そしてKANAのK-1女子フライ級のベルトを狙ってK-1に参戦するのが昨年の大阪大会でK-1デビューを果たした☆SAHO☆だ。女子と思えぬ攻撃力とアグレッシブさを武器の☆SAHO☆は「KANA選手がいたからこういう女子だけの大会ができたと思う」と、KANAへのリスペクトを表しつつ「チャンスがあればKANA選手の巻いているベルトを獲る」と打倒・KANAに闘志を燃やした。 また女子ミニマム級で毎試合迫力満点のド突き合いを見せている高梨knuckle美穂は「自分が強いと思うヤツ、出てこいよって感じです」と誰が相手でも迎え撃つ構えだ。 会見の最後に締めを任されたKANAは「K-1女子大会は賛否両論あると思います。でも大会に出る一人ひとりが命かけて試合するので、必ず全員で大成功させます」と宣言。K-1女子大会、熱い戦いが見られることになりそうだ。
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K-1 JAPAN GROUP 2022年3月4日 12時00分 -
「K’FESTA.5」4.3(日)代々木 第3弾カード発表会見レポート
3月2日(水)都内にて、4月3日(日)に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~」の第3弾対戦カード発表記者会見が行なわれた。 安保瑠輝也が野杁正明を苦しめたプライチュンポンと一騎打ち!「野杁選手が倒せなかった相手を俺がKOして、打倒・野杁正明に一歩近づく」 昨年9月K-1横浜アリーナ大会の第2代K-1ウェルター級王座決定トーナメント決勝で野杁正明にKO負けした後、12月の復帰戦で海斗をKOした安保瑠輝也が今大会に参戦。タイのプライチュンポン・ソー.シーソムポンとスーパーファイトで対戦する。 プライチュンポンはサウスポーから繰り出す蹴りをはじめ、多彩なテクニックを誇るムエタイの強豪。昨年3月「K'FESTA.4 Day.2」では野杁と対戦し、野杁の攻撃をどれだけ受けても心が折れることなく最後まで立ち続けて野杁を苦しめた。 安保は新型コロナウイルスの濃厚接触者となったためオンラインにて会見に出席。「野杁選手がKOで倒せなかった相手、その選手を俺がKOで倒すことによって、打倒野杁正明に向けて一歩近づけると思ったので、この試合を引き受けさせてもらいました」と、試合を受けた経緯を説明。 プライチュンポンについては「上手い選手だと思います。100戦近く戦っています」とテクニックレベルの高さを分析。「野杁選手との試合を見て、クリンチや首相撲をしていた。K-1の舞台はパンチと蹴りでアグレッシブな攻めでKOを狙う舞台。そのルールに基づいて、別に俺は殴り倒されてもいいと思っているので、そういうルールのもと、楽しい盛り上がる試合をしようと伝えたい」と打ち合いを望んだ。 この試合を乗り越えた先には、当然野杁へのリベンジも見据える。「俺がきっちりKOで倒す自信もありますし、倒せると思っている。倒すことで(野杁正明に)挑戦状を叩きつけたい。対戦が決まったら自信のある安保瑠輝也でしっかり倒したいと思っている」と闘志を燃やした。 一方のプライチュンポンからは「今回はK-1に再び呼んで頂きありがとうございます。前回は初めてのK-1ルールで力を発揮できなかったが、今回は自分の実力を見せたい。皆さんは安保選手が有利と予想していると思いますが、私が安保選手の弱点を突きに行く。安保選手に勝ってもう一度野杁(正明)選手と戦いたい」とのコメントが届いていた。 安保は“野杁が倒せなかった男”プライチュンポンをマットに沈めることができるか? 安保瑠輝也「今回この試合が決まったんですけど、最初は違う相手とやってくれという打診があって、その相手とやる意味が見つからなくて、お断りさせてもらいました。その中でプライチュンポン選手という提案があって、野杁選手がKOで倒せなかった相手、その選手を俺がKOで倒すことによって、打倒・野杁正明に向けて一歩近づけると思ったので、この試合を引き受けさせてもらいました。(プライチュンポンの印象は?)日本でも沢山試合をされていて勝ったり負けたりしている上手い選手だと思います。100戦近く戦っていますし。ただ一つ言いたいのは、野杁選手との試合を見て、クリンチや首相撲が多かったなと。K-1の舞台はパンチと蹴りでアグレッシブな攻めでKOを狙う舞台。そのルールに基づいて、別に俺は殴り倒されてもいいと思っているので、そういうルールのもと、楽しい盛り上がる試合をしようと伝えたいです。(野杁に判定まで粘った選手、比較という意味合いも大きい。どのような試合をしたいか?)引き受けた理由は、野杁選手相手に判定まで行ったことが大きくて、ここで俺がきっちりKOで倒す自信もありますし、倒せると思っている。倒すことで(野杁正明に)挑戦状を叩きつけたいなと思っています。(以前は野杁との実力差は経験の差と語っていたが?)試合が終わって時間が経って、相手の方が優れている部分もありますし、自分の方が優れている部分ももちろんあります。日々練習で試行錯誤しながら埋めていく練習は積めている。ウェルターでの経験の差だけではないですが、それ以上にトレーニングを積んで勝っている部分はあるので、対戦が決まったら自信のある安保瑠輝也でしっかり倒したいと思っています」 プライチュンポン「今回はK-1に再び呼んで頂き、ありがとうございます。前回は初めてのK-1ルールで力を発揮できなかったが、今回は自分の実力を見せたい。皆さんは安保選手が有利と予想していると思いますが、私が安保選手の弱点を突きに行く。安保選手に勝ってもう一度野杁選手と戦いたい」 “狂拳”竹内裕二が約5年7か月ぶりに復活!梶原龍児の教え子・SATORU成合と対戦 「魂の打ち合いをやりましょう」(竹内)vs「バチバチに仕上げて打ち合います」(成合) ©K-1 まさかまさかのサプライズだ。かつてKrushのリングで山本真弘や梶原龍児、野杁正明らと「倒すか倒されるか」の激闘を演じて、-60kg戦線にその名を知らしめた“狂拳”竹内裕二が実に5年7か月ぶりに電撃復帰を果たす。 対戦相手はSATORU成合。K-1のリングを志して29歳で上京し、K-1ジム総本部チームペガサスの一員となった遅咲きだ。師匠はかつて竹内と対戦し、敗れた梶原龍児K-1ジム総本部チームペガサス代表。また、成合自身も竹内の菅原道場の後輩、島野浩太朗とKrushのリングで「魂の壊し合い」を演じ、これも敗れている。成合にとっては「師匠のかたき討ち」と「菅原道場へのリベンジ」が掛かる1戦となる。 5年7か月ぶりの復帰の理由を聞かれると、竹内は「話すと1時間くらい掛かっちゃうから。短めに言うと『やりたくなっちゃった』(笑)」と答えてニヤリ。先日のK-1東京体育館大会での熱闘「卜部弘嵩vs島野浩太朗」が復帰のきっかけになったのか、という質問には「俺の復帰に関係してるのか、してないのか。ちょっとは関係してるかも」。質問に素直に答えず、何かひねってニヤニヤと煙に巻く「狂拳節」は健在だ。 一方の成合は「昔、悪かったような男性はタイプなんで(笑)。熱い打ち合いが出来ると思います」とこちらも独特な言い回しで「熱い打ち合い」をアピール。昨年は3連敗を喫したが「上手く戦おうとしたら、自分には合わなくて。今年はまた倒しに行くスタイルを作っていきます」と「激闘派」に回帰するという。 師匠の梶原代表が、12年前に竹内に敗れているだけに「(梶原)龍児さんからも笑いながらですけど『かたきを取ってよ』と言われてるんで。僕がかたきを取ります。誰とやってもKOしたいんで、KOします」「(成合は)熱い試合をする男。魂のぶつかり合いを見せたい。勝って、強さを証明します」と竹内。「昔から試合を見てた選手。だけど今、現役でやってる自分が負けちゃいかんだろうと。気を抜かずに、バチバチに仕上げます」と成合。新旧の激闘派対決、バッチバチの打ち合いを制するのは狂拳か、成合か!? “狂拳”竹内裕二「押忍、菅原道場所属の“狂拳”竹内裕二です。お久しぶりです。えー、SATORU成合選手、梶原選手の愛弟子ってことで。(島野)浩太朗との試合も見てるし、熱い試合する男。ちょっと魂のぶつかり合いを見せたいと思います。(対戦相手の印象は)さっき言ったみたいに魂で戦ってくる選手だなと思います。『魂の打ち合い』をやりましょう。(2016年9月の代々木大会以来。約5年半ぶりの復帰を決意した理由は?)5年ぶりの復帰ということで。えー、話すとね、1時間ぐらい掛かっちゃうから、ちょっと短めに言います。『やりたくなっちゃった』。試合をやりたくなっちゃった、ってのが今回の復帰のアレです。(K-1・Krushに出場する同門の選手のセコンドに就くことも多かったと思うが、この間のリングの変化は?)リングの変化っていったら、そう変わらないよ。結局、強いヤツが勝ってるし、弱いヤツが負けてるし。まあ勝って、強さを証明したいですね。(先日の弘嵩vs島野を見て復帰のきっかけになった? あの試合の感想は?)あの2人の試合は、俺の復帰に関係ないかって言ったら、ちょっと関係してるかもしれないし、そんな関係してないしれない。ちょっとは関係してるかも。試合を見た感想、めっちゃ良かった。マジであの試合は良かったスよね? あれは良かった。二人とも昔から知ってて、一緒に練習したこともあるし。そういうのを抜きにしてもいい試合でした。熱かった。(現在のコンディションと実力は?)今の実力は、ちょっと5年ぐらい離れてたんで試合の感覚、試合でどうなるか分からないけど。今の実力は、俺の中ではいいです。いい感じ(笑)」 SATORU成合「今回、K‘FESTAの大きな舞台にオファーをいただきありがとうございます。狂拳選手は昔から知ってる選手で、最近は忙しくて試合の映像を見れてないけど、昔は本当に見てた選手で。こういった、失礼に当たるかもしれないけど、昔悪かったような男性は僕はタイプなんで(笑)。熱い試合が出来るな、と思ってます。よろしくお願いします。(対戦相手の印象は)パンチが強くて、パンチの印象なんですけど蹴ることも出来るし。でもやっぱり打ち合い。野杁選手の同時ノックダウンとかもそうですし、本当に強いなと思うんで、バチバチの打ち合いを見せれるかなっていう印象です。(2021年は3連敗と厳しい1年。振り返って反省点や手応えは?)えー、去年3連敗して、痛いところを突いてきますね(苦笑)。去年は本当、激闘って言われてるんですけど、上手く戦おうとしながら何か出来るかなと思ってたんですけど、それが自分には当てはまらなくて。だから今年はまた倒しに行くスタイルを作っていこうかなと思います。(竹内選手は、師匠の梶原龍児さんに2009年7月に勝利している。今回勝利出来れば、12年越しのかたき討ちになる。どんな勝ち方を見せたいか?)本当にKOですね。誰とやってもKOで倒したいんで。それはもちろんで、代表の(梶原)龍児さんからも笑いながらですけど『かたきを取ってよ』と言われたんで、僕がかたきを取ります。(竹内選手は5年ぶりの試合。今、活躍してる選手として「これは負けられないだろう」という気持ちは?)そうですね、やっぱり昔試合してて、久しぶりの試合で、今、現役でやってる自分が負けるわけにはいかんだろうと思いますけど。逆に久しぶりの試合でめちゃめちゃ調子いいかもしれないんで。本当に気抜かずに、バチバチに仕上げます」 松倉信太郎がK-1に電撃復帰!ジュリオ・セザール・モリと激突「記念で戻ってきたわけじゃない。K-1王者になるために戻ってきた」 ©K-1 松倉信太郎が約5年ぶりにK-1に帰ってきた。松倉は高校時代にK-1甲子園王者となり、プロではK-1・Krushを中心に活躍。2017年2月の試合を最後にK-1を離れると、様々な団体を渡り歩いてきた。そして今年2月に所属を新たにし、再びK-1のリングに戻ってくる形となった。 K-1・Krush時代はスーパー・ウェルター級(70kg)で戦っていた松倉だが、現在の主戦場は-75kg級。神保克哉がK-1での新階級設立を訴えている階級だ。会見で松倉は「僕は記念で戻ってきたわけでもないし、ただ試合をするために戻ってきたわけでもない。K-1の世界チャンピオンになるために戻ってきた」とK-1参戦への想いを熱弁した。 そんな松倉の対戦相手はK-1に続々と強豪外国人選手を参戦させているブラジリアンタイの“重戦車”ことジュリオ・セザール・モリ。昨年11月「Krush.131ではブハリ亜輝留をパンチ一発で沈め「75kgならではの説得力のある試合だった」と、中村K-1プロデューサーも太鼓判を押す、迫力とスピードが魅力のファイターだ。 奇しくも2月のK-1東京体育館大会で行われた神保vsダニロ・ザノリニと同じ“日本vsブラジル”という図式も成り立つ松倉vsジュリオ・セザールの一戦。今後の75kg戦線を占う一戦の結末はいかに?松倉信太郎「またこうやってK-1の舞台に戻ってくることができて、心から嬉しいなっていう気持ちと同時に、今の僕があるのは今まで所属していたジム・団体さんがあってのことで、本当にいろんな人の想いや気持ちを持って今日この場にいます。 4月3日、K-1のリングに上がるんですけど、記念で戻ってきたわけでもないし、ただ試合をするために戻ってきたわけでもなくて、僕はK-1の世界チャンピオンになるために戻ってきました。年齢的にも30歳であまり時間もないので、しっかり一戦一戦アピールしていきたいなと思っています。(相手の印象は?)神保戦とブハリ戦を見させてもらったんですけど、体がすごく強くて見た目どおりパワーがあって、とにかくタフだなっていう風に僕は感じています。(K-1復帰を決めた理由は?)理由としてはもちろんたくさんあるし、前回K-1に出てからすごい時間が経って、いろんなところでも戦わせてもらったし、いろんなことを経験してきて、それはひと言で言い表せるものではないです。ただ僕がK-1に戻りたいと思った。それが一番、そこだけというか、K-1の世界チャンピオンになりたい、その気持ちがとにかくありました。 ここまで自分で色々と決断してきて、格闘家として30歳を迎えることができてるんですけど、今までも自分で決断してきたつもりでも、その中でいろんな人の目を気にしてしまったり、ちょっと周りに流されてしまったり、自分の意思を見せているようで、見せられていなかったことがありました。でもこの決断もそうだし、今は100%K-1に戻りたい、K-1の世界チャンピオンになるという強い気持ちを持って、ここにきました。リングに上がるからにはしっかりその覚悟を見せていこうと思っています。(K-1の75kgは神保が活躍している階級だが?)神保選手の印象としては若くて、一番印象的なのはやっぱりちゃんと倒しに行く姿勢っていうのはすごいと率直に思いました。ただ一つちゃんと訂正というか、伝えておきたいことがありました。僕が“K-1の-75kgが盛り上がってきて、その流れがあるから(K-1に)来た”と思われてるかもしれないんですけど、僕は別に神保選手が75kgをどう…とかは正直なにも思っていません。 75kgはもともとどこにもない階級で、僕は他団体で『75kgを作って欲しい』と言ってその団体のベルトを獲って、それから周りでも75kgの試合が増えてきたのかなと思っています。もともとなかった75kgを作ったのは自分だと思っているので、神保選手がK-1の75kgを引っ張ているとか、そこに関しては『頑張ってください』というか…何もないです。僕は、そことは関係なく『僕が来たから75kgができる』と思っているので。その中で格闘技は対戦相手がいないと試合ができなし、盛り上げられないので、神保選手はキャラも立っていて、対戦相手としてはありがたいというか、戦う相手の一人だと思っています。(練習環境について)8年近く所属させていただいてたTRY HARD GYMさんを離れさせてもらって、今練習としては武尊とか大岩龍矢選手とかと結構させてもらうことが多かったり、別で、総合格闘技にはなってしまうんですけど秋山(成勲)さんとフィジカルトレーニングをさせてもらったり、いろんなトレーニングをさせてもらっています。今まではずっとムエタイスタイルで練習をしてきたんですけど、しっかり基礎があった上でのプラスアルファですけど、今いろんなトレーニングを新しく取り入れられてるので、30歳にはなってますけど、まだまだ今が伸び代を感じるし、今が僕の全盛期だと思っているので、環境に関してはそういう風に練習させてもらっています。(K-1に戻りたい気持ちはずっとあった?)自分の中でK-1を離れるにあたってもイオ色あったし、心の中で絶対そういう気持ちはあったと思うし。でもそこから実行に移すためには、相当な決意とか覚悟がないとできないことでした。僕は旧K-1にも最後のほうに出させてもらって、そこから新生K-1の旗揚げ大会にも出させてもらって、Krushも出て。自分とK-1は本当に切り離せないというか、僕は勝手にK-1と共に歩んできた過去があると思っています。当時の僕は弱かったと思うし、ここぞというところでたくさん失敗してきました。でも物事が起きて、それが意味があったねって言うこと結構あると思うんですけど、いろんな出来事を僕は意味のあるものにしたいので、しっかり4月3日に戻って、色んなことがあったから松倉は強くなったんだとみんなに見せていきたいと思っています。(武尊と練習して一番の刺激は?)誰もが知ることですけど、圧倒的な存在感、練習も含めそうですけど生き方、そこをしっかり見せられる、そういうところが他の選手にはないなとすごく感じますね。(一緒に練習してK-1への決意が固まった?)正直、さっき話してたこともそうなんですけど、武尊選手と練習させてもらってて、一緒に過ごさせてもらう機会が多くて。その中で人ってみんな生まれてきたらその人の人生なので、その人が主役だと思うんですけど、僕でいえば格闘技になりますけど、生きている中で他にすごい人や活躍する人が出てきて、そういうのを見ていると、いつの間にか引いてしまうと思うんです。『自分はああなれない』とか『あいつは別物だ』みたいに思ってしまう。で、僕もいつの間にか武尊を見ていて一歩引いてしまっていて。もちろん武尊がすごいのは大前提なんですけど、俺はこうはなれないっていうのがどっかにあって。でもそんなことがを思うやつは絶対にそうなれないし。今、武尊と一緒に過ごさせてもらって、俺はこうならないといけないし、これ以上にならないといけないと思って一緒にやっています。さっきは75kgの話も出ていたんですけど、対戦相手はもちろん『K'FESTA』、一流のK-1の選手が一堂に会する一年で一番でかい大会です。無差別級のトーナメントがあって、軽量級のチャンピオン達が出ていて、僕は対戦相手っていうよりはどの階級でいちばん面白かったかっていうのがすごく大事だと思うので、僕は対戦相手は他のカード全員だと思っています。そういう中で、トップの武尊と練習していることでこれ以上を僕は出していかないといけないんだというのを、日頃から見にしみさせられるのですごくありがたいです。(武尊vs那須川の予想は?)はなから迷いとかなくて、武尊が普通に倒して勝つと。友達だからではなくて、そうなると分かっています」 ジュリオ・セザール・モリ「今回、このような大会で戦いができることになってK-1の皆さんに感謝したいと思い。対戦相手の松倉選手はすでに30歳だそうだが、私は39歳になる。一戦一戦ベストを尽くして、全てを注いで戦っていきたい。(相手の印象は?)松倉選手の戦い・戦歴についてはずっと見ていたし、いちファンとしてずっと見てきた。こうして彼と戦えることも光栄に思っているし、彼の強みである戦術的なスタイルが好きなので、その戦術的な面に対して自分はフィジカルで。彼が僕のことを印象的に強いと思ったところもあると思うので、ぜひ戦術的に戦ってみたいと思う。(K-1のリングへの想いは?)K-1には1年半ぶりの参戦で、ずっと時間が止まっている状態だった。ブラジリアンタイというジムのファイターの夢はK-1に参戦すること。その夢を諦めずにはいられなかったので、4月もベストを尽くして自分の力を出し切りたい」 ゴンナパーに“大逆転男”鈴木翔也が挑む!「皆さんが絶対に面白いと思う試合を見せる」(ゴンナパー)vs「試合翌日は日本中を僕の名前で埋め尽くす」(鈴木) ©K-1 元K-1フェザー級王者・椿原龍矢と現Krushフェザー級王者・新美貴士による注目のスーパーファイトが決まった。椿原は昨年3月にK-1フェザー級王座を戴冠。12月に軍司泰斗に敗れて王座陥落となったものの、卓越したテクニックとカウンターを駆使する“椿原スタイル”を確立し、フェザー級の主要ファイターとなった。 対する新美はKrushフェザー級王者として昨年3度の防衛戦ですべて勝利。試合開始直後から相手に突進して最初から最後までラッシュを続ける“新美スタイル”で開場を沸かせ、K-1 JAPAN GROUPの年間表彰式「K-1 AWARDS 2021」ではKrush MVPにも選出される活躍を見せた。 会見に同席した中村拓己プロデューサーも「フェザー級トップ同士の一戦でもある、二人の確固たる・特徴のある戦い方がぶつかり合った時にどういう試合展開になるのか、結末を含めて楽しみな一戦になりました」と両選手に期待を込めた。 約4カ月ぶりの試合となる椿原は「今回は“なにわのSAMURAI”(椿原)と“尾張の無限侍”(新美)の侍対決なので一発で切り倒して一撃KOしたろうかなと。軍司選手にリベンジできるようにずっと練習を積んできたのでまた強くなっています。最速・最短で僕がチャンピオンに挑戦してベルトを奪ったろうと思います」とすでに王座奪還に向けて気合い十分。 一方、昨年9月に軍司に敗れて以来のK-1参戦となる新美は「まだK-1では結果を残せていない。またチャンスが来たのでしっかり結果を出してK-1のベルトに近づけるようにしたい」とK-1王座奪取を虎視眈々と狙う。そして椿原戦に向けては「僕はKOしか狙っていないのでしっかりKOできるように頑張っていきたい」とKO決着を予告していた。椿原龍矢「新美選手は気持ちも強いし、ガンガン前に出てくるファイトスタイルですが、その新美選手の気持ちを折った選手は今までおらんと思うので、僕が折ってしっかり倒したろうと思います。(どんな展開からどんな決着になるか)試合展開はよくわかりませんが、せっかく“尾張の無限侍”と“なにわのSAMURAI”の侍対決なので一発で切り倒して一撃KOしたろうかなと。(王座陥落後、どういう過ごし方をしてきたか)ずっと練習していたこともあってちょっと息抜きもしたのですが、また新しいスタイルを極めて、軍司選手にリベンジできるようにずっと練習を積んできたのでまた強くなっています。全体的にパワーアップしてますし、試合毎にちょっとずつ変わっていっているのでまた楽しみにしてくれたらと思います。(軍司vs斗麗について)僕は軍司選手としか試合をしていないので分からないのですが、どっちが勝っても最速・最短で僕がチャンピオンに挑戦してベルトを奪ったろうと思うので、どっちでも大丈夫です。(一撃KOする武器が今ある?)もちろんそういう練習もしてますし、侍といえば一撃必殺、一撃必倒なので、ぜひそういう試合に持っていきたいと思います。(武尊vs軍司のエキシの感想)お客さん目線から見たら凄く面白いエキシで、カッコいいと思ったのですが、やっぱり自分もあのリングに立ちたいし、ああいうエキシもやりたかったですし、武尊選手の想いを僕も受け取りたかったので悔しい想いもありますし、羨ましい気持ちが一番大きいです」 新美貴士「椿原選手のようなスタイルに圧倒してKOで勝った選手はなかなかいないので、それを自分が見せたいと思います。(どんな展開からどんな決着になるか)色んな展開を想像してますが、僕が距離を詰めれずに椿原選手のペースに飲まれたら、つまらない試合になって椿原選手の勝ちになります。しっかり距離を詰めて倒すことができれば試合は面白いですし、僕はKOしか狙っていないのでしっかりKOできるように頑張っていきたいです。(元K-1王者と対戦することをどう思うか?)僕はKrushで結果を残していますが、まだK-1では結果を残せていなく、またチャンスが来たのでしっかり結果を出してK-1のベルトに近づけるようにしたいと思います。(軍司vs斗麗について)試合は何が起こるが分かるか分からないですし、 僕は両選手とも対戦して両方とも強い。そんなに実力差がめちゃくちゃあるとは思っていないのでどっちが勝つか分からないと思います。(この試合はマタドールと猛牛のような戦いをイメージしてしまうが、どう思うか)僕は突っ込むだけではないですし、逆に椿原選手は距離を取るだけでなく、色々とできる選手で、お互いにそれだけではないと思うので楽しみにしていて下さい」 椿原龍矢vs新美貴士 注目のフェザー級戦が実現!「一発で切り倒したろうと思います」(椿原)vs「椿原選手のスタイルを圧倒してKOする」(新美) ©K-1 元K-1フェザー級王者・椿原龍矢と現Krushフェザー級王者・新美貴士による注目のスーパーファイトが決まった。 椿原は昨年3月にK-1フェザー級王座を戴冠。12月に軍司泰斗に敗れて王座陥落となったものの、卓越したテクニックとカウンターを駆使する“椿原スタイル”を確立し、フェザー級の主要ファイターとなった。 対する新美はKrushフェザー級王者として昨年3度の防衛戦ですべて勝利。試合開始直後から相手に突進して最初から最後までラッシュを続ける“新美スタイル”で開場を沸かせ、K-1 JAPAN GROUPの年間表彰式「K-1 AWARDS 2021」ではKrush MVPにも選出される活躍を見せた。 会見に同席した中村拓己プロデューサーも「フェザー級トップ同士の一戦でもある、二人の確固たる・特徴のある戦い方がぶつかり合った時にどういう試合展開になるのか、結末を含めて楽しみな一戦になりました」と両選手に期待を込めた。 約4カ月ぶりの試合となる椿原は「今回は“なにわのSAMURAI”(椿原)と“尾張の無限侍”(新美)の侍対決なので一発で切り倒して一撃KOしたろうかなと。軍司選手にリベンジできるようにずっと練習を積んできたのでまた強くなっています。最速・最短で僕がチャンピオンに挑戦してベルトを奪ったろうと思います」とすでに王座奪還に向けて気合い十分。 一方、昨年9月に軍司に敗れて以来のK-1参戦となる新美は「まだK-1では結果を残せていない。またチャンスが来たのでしっかり結果を出してK-1のベルトに近づけるようにしたい」とK-1王座奪取を虎視眈々と狙う。そして椿原戦に向けては「僕はKOしか狙っていないのでしっかりKOできるように頑張っていきたい」とKO決着を予告していた。 椿原龍矢「新美選手は気持ちも強いし、ガンガン前に出てくるファイトスタイルですが、その新美選手の気持ちを折った選手は今までおらんと思うので、僕が折ってしっかり倒したろうと思います。(どんな展開からどんな決着になるか)試合展開はよくわかりませんが、せっかく“尾張の無限侍”と“なにわのSAMURAI”の侍対決なので一発で切り倒して一撃KOしたろうかなと。(王座陥落後、どういう過ごし方をしてきたか)ずっと練習していたこともあってちょっと息抜きもしたのですが、また新しいスタイルを極めて、軍司選手にリベンジできるようにずっと練習を積んできたのでまた強くなっています。全体的にパワーアップしてますし、試合毎にちょっとずつ変わっていっているのでまた楽しみにしてくれたらと思います。(軍司vs斗麗について)僕は軍司選手としか試合をしていないので分からないのですが、どっちが勝っても最速・最短で僕がチャンピオンに挑戦してベルトを奪ったろうと思うので、どっちでも大丈夫です。(一撃KOする武器が今ある?)もちろんそういう練習もしてますし、侍といえば一撃必殺、一撃必倒なので、ぜひそういう試合に持っていきたいと思います。(武尊vs軍司のエキシの感想)お客さん目線から見たら凄く面白いエキシで、カッコいいと思ったのですが、やっぱり自分もあのリングに立ちたいし、ああいうエキシもやりたかったですし、武尊選手の想いを僕も受け取りたかったので悔しい想いもありますし、羨ましい気持ちが一番大きいです」 新美貴士「椿原選手のようなスタイルに圧倒してKOで勝った選手はなかなかいないので、それを自分が見せたいと思います。(どんな展開からどんな決着になるか)色んな展開を想像してますが、僕が距離を詰めれずに椿原選手のペースに飲まれたら、つまらない試合になって椿原選手の勝ちになります。しっかり距離を詰めて倒すことができれば試合は面白いですし、僕はKOしか狙っていないのでしっかりKOできるように頑張っていきたいです。(元K-1王者と対戦することをどう思うか?)僕はKrushで結果を残していますが、まだK-1では結果を残せていなく、またチャンスが来たのでしっかり結果を出してK-1のベルトに近づけるようにしたいと思います。(軍司vs斗麗について)試合は何が起こるが分かるか分からないですし、 僕は両選手とも対戦して両方とも強い。そんなに実力差がめちゃくちゃあるとは思っていないのでどっちが勝つか分からないと思います。(この試合はマタドールと猛牛のような戦いをイメージしてしまうが、どう思うか)僕は突っ込むだけではないですし、逆に椿原選手は距離を取るだけでなく、色々とできる選手で、お互いにそれだけではないと思うので楽しみにしていて下さい」 軍司泰斗、王者としての初陣で“超新星”斗麗と激突!「圧倒的な差で勝って自分が絶対王者だというところを見せる」(軍司)vs「偉大な世界一の男の前に立って、やってきたことを証明する」(斗麗) ©K-1 昨年12月のK-1大阪大会でK-1フェザー級王座を戴冠し、先日の東京体育館大会で武尊とのエキシビジョンも記憶に新しい軍司泰斗が王者としての初戦=スーパーファイトを迎える。エキシビジョンでも実践と遜色ない調整・パフォーマンスを見せて「武尊選手とやって伝わってきたものがある」と語る軍司。 新時代エースのポジションを担う軍司の対戦相手として選ばれたのは、現在3連勝中で確実に成長を遂げる斗麗だ。スーパーファイトながらキャリア的に格上の王者、軍司に挑む斗麗は「気を引き締めて試合まで死ぬ気で毎日頑張ろうと思ってます」とすべてをかけて軍司に勝つと宣言し、その若さを武器に思い切りの良さで軍司にぶつかるつもりだ。 K-1には「チャンピオンになって最初のスーパーファイトは王者が苦戦する」というジンクスがある。直近でも江川優生が椿原龍矢に、朝久泰央が与座優貴に敗れるなど、K-1王者にとって戴冠後の初戦はまさ鬼門。K-1の新時代エースを引き継ぐ軍司が王者として圧倒的な実力を見せるのか?それとも斗麗が番狂わせを起こすのか? 軍司泰斗「チャンピオンになってからの初戦なので、しっかり気を抜かずKOで終わらそうかなと思っています。先日、武尊選手と(エキシを)やって伝わってきたものも色々とあるので、新時代の代表としてKOで勝とうと思ってます。(相手の印象は?)率直な感想は若いなっていう感じですね。(武尊とのエキシビジョンを終えて)僕は強い外国人とやりたかったんですけどコロナの影響でこうなってしまって。用意された相手をしっかり倒していけば、ちゃんとした立派なチャンピオンになれると思ってるので、ここはKOで終わらそうと思ってます。(どんな試合を見せたい?)圧倒的な差で、KOで勝って自分が絶対王者だというところをみんなに見せていきたいと思っています。(追われる立場になって)チャンピオンになったので、追われる側にはなったと思うんですけど、僕より若い選手とやるのも滅多にない機会なので、僕がしっかり勝とうと思っています」斗麗「いつも言ってますが、改めて言わせてもらいます。僕は世界一になることが目標です。そしてこのK-1のリングが世界一だと思っています。僕はここにキャラや知名度でいると思ってないです。当日は偉大な世界一の男の前に立って僕のやってきたことの証明をするだけです。(相手の印象は?)ベルトが軍司選手の手元にあることが全ての証明だと思っています。偉大なチャンピオン、それ以上の印象はありません。(ベルトを持った相手との試合に向けてどんな心境?)率直にこれが一番、次のタイトルマッチにつながると思うし、ここでほんまに気を引き締めて試合まで死ぬ気で毎日頑張ろうと思ってます。(武尊とのエキシビジョンを見て軍司の攻略の糸口は見つかった?)見ていて強かったし、二人とも素晴らしいK-1の象徴でめっちゃ強かったので。やる気がめっちゃ出てきました。(どんな形で終わらせたい?)今回もチームのみんなを信じて対策したり、僕も最終はKOを狙ってるので。KO狙うというより、ここは絶対に勝たないとダメなのでまず勝つことを意識します」
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K-1 JAPAN GROUP 2022年3月3日 7時00分 -
「K-1 WORLD GP」2.27東京 一夜明け会見レポート
2月28日(月)都内にて、東京体育館で開催された「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」の一夜明け会見が行われた。 新スーパー・バンタム級王者・金子晃大、トーナメント優勝のカギは“自分と向き合う強さ”!理想のチャンピオン像は「1試合1試合見ている人の記憶に残るチャンピオン」 ©K-1 昨日のトーナメントで全3試合を勝ち抜き、念願の王者となった第3代スーパー・バンタム級王者・金子晃大が出席した。金子は一回戦で黒田勇斗を3Rにパンチで沈め、準決勝ではKrush王者・璃明武を左フック、右カーフキックで寄せ付けずKO。決勝では2年前に敗れている玖村将史との一騎打ちに挑み、2Rにダウンを奪って判定勝ち。決勝でリベンジを達成し、念願のK-1王座を戴冠した。 金子は「昨日は日本人の強い4人が揃ったトーナメントだったんですけど、僕の優勝を信じてくれた人、期待してくれた人のためにしっかり優勝できて良かった」と優勝を喜んだ。今回のトーナメントでは、公開練習で話していた「見えるけど見えないもの」を見せることがテーマだった。それは金子にとって「自分としっかり向き合う強さ」だった。決勝で撃破した将史は、以前に敗れていた因縁の相手。その相手に勝つべく、己と向き合ってきたと明かす。 武尊・武居由樹に続いてK-1スーパー・バンタム級王者となった金子。これでK-1を代表する1人となり、団体を背負って立つ男となる。「しっかりKOで倒して、激闘じゃなくても1試合1試合見ている人の記憶に残るチャンピオンになっていきたい」と王者としての理想を掲げる。記者から「王者として戦い以外でも注目されるようになる。自分のどこをアピールしたい? 趣味などがあれば」と尋ねられると「趣味は漫画を読むこと。(好きな漫画は?)闇金ウシジマくんです」と意外な一面も(?)。これからK-1を背負う男となった金子がどのような景色を見せてくれるのか。ますます進化する"ゴールデンボーイ"の戦いに、更なる注目が集まる。金子晃大「昨日は日本人で強い4人が揃ってやったトーナメントだったんですけど、僕の優勝を信じてくれた人、期待してくれた人のためにしっかり優勝できてよかったです。(昨日は大会が終わってどのように過ごしてきたか?)試合終わったのが遅かったので、帰ってすぐ寝ちゃいましたね。(3試合通して良かったところ?)1・2試合目をKOで勝てたのは良かったと思います。(公開練習のテーマで『見えるけど見えない』と話していたが、どんな意図があったのか)見えるんだけど見えないものです。僕のイメージとしては、自分としっかり向き合う強さが見えるけど見えないものだと思っていました。(特にどのあたりがトーナメントを優勝して強くなった?)もちろん技術面だったりパワーだったりはわかりやすく見える。やっぱりトーナメント決勝、疲労やダメージの中でも気合いでやり抜く強さはあったかなと思います。(どんなチャンピオンになっていきたいか?)しっかりKOで倒して、激闘じゃなくても1試合1試合見ている人の記憶に残るチャンピオンになっていきたいです。(チャンピオンになるために練習漬けだったと思う。何かやりたいことは?)何だろう。ないっすね、特に(笑)。(次の防衛戦はいつ頃やりたいか?)今が3月なので6月あたりに試合ができればいいかなと思います。(武尊vs那須川天心戦が行われる大会も意識している?)僕はK-1が1番盛り上がる試合をしたいので、K-1を優先したいです。もしオファーが来るなら、出たいと思います。(他団体チャンピオンへの意識はあるか?)もちろん僕も同階級のチャンピオンとやる機会があればやりたいです。(朝起きて手元にベルトがあった時の心境は?)手元にはなかったす(笑)。すぐ寝ちゃったので、起きて『獲ったわ』そんな感じでした。(昨日のダメージは?)昨日終わった後はなかったけど、アドレナリンが切れたら痛いとみんなが言うので、痛いのかなと思ったけど、起きたら痛くなかったっす。でもさすがに明日は休みます。(笑)。(チャンピオンになって試合以外でも注目されるようになるが、趣味などがあれば教えてください)趣味を言えばいいんですか?趣味は漫画を見ることです。(好きな漫画は?)(闇金)ウシジマくんです」 武尊、6月の那須川天心戦に向けて最終調整へ「昨日K-1のリングに上がったことはすごく大きいものだったので、“K-1最高”と言わせてもらいました。6月も“K-1最高”と言おうと思ってます」 ©K-1 スペシャルエキシビションマッチとして、6月に那須川天心との世紀の一戦を控える武尊が、フェザー級王者・軍司泰斗と対峙。両者は実戦さながらの動きを見せ、2Rには火の出るような打ち合いを敢行。白熱のエキシビションを終えた武尊は、試合後に「K-1は僕に夢を与えてくれた舞台。もし僕がK-1からいなくなったとしても、最高の舞台をみんなで盛り上げて応援してくれたら」と軍司をはじめ若きファイターへエール。そして天心戦に向け「二人で最高の試合をして、僕が勝って“K-1最高” をみんなで叫んでもらえたらうれしいです。K-1最高!」と高らかに咆哮した。 一夜明け、武尊はこれからのK-1を担う軍司とのエキシビションマッチについて「打ち合いにも応じてくれたし、気持ちでつながりあえたなっていう部分はすごい感じられた、軍司選手のパワーっていうか、応援のメッセージじゃないけど、拳でそれをもらえた」と感慨深げにコメント。 今回は6月の試合に向け、実戦同様の身体作りを行なったが、「減量の修正点みたいなのはすごいいろいろ気づけた、一回試してよかった。6月は最高に仕上げたい」と手応えを感じた模様。昨日のスーパー・バンタム級のトーナメントに関しては「僕がスーパー・バンタム級で戦ってたときと同じようなものも感じた。これからの選手がもっともっと輝いていくことが必要だと思うし、それを観れたのはうれしかった」と、頼もしい後輩たちに思いを馳せるように語った武尊。 このあと、天心は4月に一試合はさみ、6月の決戦を迎えるが、武尊は「本当にケガだけしないでほしい、おもいっきりお互い万全の状態でやり合いたいんで。6月待ってますって言いたい」とメッセージを送った。いよいよ世紀の一戦まで待ったなし。武尊はキャリアの集大成として、K-1ファイヤーやファンの思いを背負って、天心との決戦の舞台に立つ。 武尊「(試合の感想は?)ひさしぶりにK-1のリングに上がって。去年の3月以来のK-1のリングで、リングの感覚とか会場の雰囲気とかひさしぶりに味わえたのもよかったですし。あと軍司選手っていう、これからのK-1を代表する選手と拳交えられたっていうのは僕の中でもいい経験になったし、パワーをもらいましたね。(試合前に軍司選手と拳で会話したいと発言していたが、実際にやってみて感じたことは?)軍司選手もエキシだけど打ち合いにも応じてくれたし、気持ちでつながりあえたなっていう部分はすごい感じられたんで、すごい楽しかったです。6月に向けて、調整試合ではないんですけど、自分の中で身体作りも含め、いろいろ試す部分もあったんで。そういう部分で軍司選手のパワーっていうか、応援のメッセージじゃないけど、拳でそれをもらえたのかなって思いました。(昨日のスーパー・バンタム級のトーナメントの感想は?)もともと、僕はスーパー・バンタムから上げていったんで、最初に獲ったベルトを懸けてのトーナメントだったんで、僕が出てたときのこととかいろいろ考えたりとかして。若い世代のパワーっていうか、軽量級でもKO生まれるんだぞっていうのを出そうとしてる気持ちとか、僕が55kgで戦ってたときと同じようなものも感じたし。実際KOも多くて、衝撃的な試合も多かったんで、すごいインパクトがあって、すごいよかったなと思いましたね。(一昨日の段階で水抜きなし62kg、水抜きして59ちょっと、あらためてリカバリーして61.75ということでやってみて、課題点や修正点があったということだが、6月はかなりいいコンディションで上がれそうな感覚は?)今回で気づけてよかったなっていう部分がすごいあって。体重って落とすだけだったら、食べることをやめれば落ちるんで簡単なんですけど、やっぱりアスリート、格闘家って、落としてその状態で戦わないといけないんで。とくに次の試合はリカバリー制限もあったりして、ちょっと難しい部分はいろいろあるんで。今回ので、こういう落としかたするとこうなるんだとか、リカバリーもこうしないといけないなとか、減量の部分での修正点みたいなのはすごいいろいろ気づけたんで、一回試してよかったなと思いましたね。(その上で、ここ数年の前日60kgと比べて、前日58kg、当日戻しの自分の自分っていうのは、どんな強さになりそう?)スピードはすごい上がってるのは自分でも感じるし、動いていてもスピードプラスで手数とかもすごい出るようになって。その部分は体重を落とすことで強化されてってるのを感じるし。あとは筋力を持続させることと、パワーを落とさないことと。いろいろ課題は見つかったかなと思うので。体重を落とすのが一番大事なんですけど、一番身体が動ける状態に、その体重を持っていくっていう作業が一番たいへんかなって思うんで、あと3カ月ちょっとあるんで、6月は最高に仕上げたいと思います。(昨日の試合後に『K-1最高』という言葉が出たが、去年の3月とその前の3月は『格闘技最高』を使っていた。ひさびさの『K-1最高』という言葉だったが、天心戦が決まってK-1を背負う気持ちを再確認できた?)そうですね。格闘技最高と言ってたときって、格闘技がまだ一つになれてなかったというか。格闘技界は一つなんだよっていうのを伝えたくて格闘技最高っていうのを言ってたんですけど。いま実際、6月に格闘技界が一つになる大会を決めることができて、あらためてK-1に戻ってきて。その状態でのK-1でのリングだったし、僕の中では昨日のK-1のリングに上がったことっていうのはすごい大きいものだったんで、昨日はK-1最高と言わせてもらいました。6月もK-1最高って言おうと思ってます。 (昨日のスーパー・バンタムのトーナメントを観て、自分が留守にするK-1は大丈夫だという確信はあった?)僕が本当に上から言いたくないなっていう感じなんですけど、僕はK-1を背負ってきた自負はあるんですけど、実際に55kgで新しいチャンピオンが生まれたり、軍司くんも出てきたり。本当、僕以外に輝く選手ってたくさんいるし、だから頼もしいな、任せたって上から言うつもりはまったくなくて。それぞれのK-1をみんながやっていってくれたらいいかなって思うので。でも、ふつうにうれしいですね。僕はK-1の灯は消したくないし。僕はこれから先10年、20年試合ができるわけじゃないんで、僕が格闘技界からいなくなったあともK-1が盛り上がっていってほしい。そのためには若い選手とか、これからの選手がもっともっと輝いていくことが必要だと思うし。それを観られたのはうれしかったですね。(6月にもし敗れたら引退すると発言しているが、もしかしたらこれが最後のK-1のリングになるかなっていう思いはあった?)僕、本当に試合やるときは毎回それを思って出てるんですよ。K-1デビュー戦からもそうだし、K-1で一回でも負けたら引退すると思って、それはずっと変わらないんで。毎回その気持ちで、昨日もその気持ちでリングに上がりました。(天心選手は4月に一試合はさむが、何か言いたいことは?)いや、本当にケガだけしないでほしいなっていう。6月、おもいっきりお互い万全の状態でやり合いたいんで。6月、待ってますって言いたいですね」 軍司泰斗、K-1新時代のエースになる!大一番を控える武尊にメッセージ「新時代のK-1を引っ張るのは僕。武尊選手にK-1最強を見せてもらいたいので、6月の試合には勝ってほしい」 ©K-1 K-1新時代を自身が先頭を切って引っ張ると宣言した軍司泰斗が、6月に那須川天心との一戦を控える武尊と激突。エキシビジョンとは思えぬ激しい打ち合いを繰り広げ「試合中もすごく楽しくて、いい試合ができた」と振り返る。 実際に武尊と拳を合わせた感想として、フェザー級(57.5kg)でも通用するスピード、見えづらい攻撃があったことに加え「やはり打ち合いは相当強かったです」と語る軍司。エキシ後のリングに続いて、一夜明けでも4.3「K'FESTA.5」への出場をアピールする。大会までの期間は短いが、エキシビジョンマッチに向けて試合同様の調整・追い込みができたことで、今回の試合以上のクオリティ・KOを狙うと宣言。「次は新時代のK-1になっていくと思うので、それを引っ張る」と、改めてK-1のエースになることを誓った。軍司泰斗「昨日は会見でも言ったとおり打ち合いができたらといいなと思ってたんですけど、形的にいい打ち合いができて本当に試合中もすごく楽しくて、すごくいい試合ができたと思いますね。(武尊の印象は?)率直な感想は強いなっていうのと、打ち合いは相当強かったですね。(この経験をどう活かしたい?)今回の試合で学んだことも多いので、次の試合からそれを含めてKOっていう形で全ての試合を終わりたいなっていうのは感じましたね。(実際の武尊のスピードを体感して)スピードは僕の階級、57.5kgでも通用するというか、それ以上のジャブとかのスピードも早かったなっていうのと、見えづらいっていうのは感じました。(同じチャンピオンとして6月の那須川戦は頑張ってほしい気持ち?)K-1最強を武尊選手に見せてほしいので、それを含めて勝ってほしいなっていうのが率直な感想ですね。(自身の防衛戦は?)会場でも言ったとおり4月「K'FESTA.5」は出る予定なので、それに向けてしっかり、残り少ないですけどしっかり追い込んでしっかりKOしたいなって思ってます。(試合のように追い込んだことが短い間隔で活きる?)今回、追い込みも試合と同じようにやってたので、その部分では4月でも全然追い込みもいい感じでできると思うので、そういった形で次はすごくいい試合はもっと、今回の試合より見せられるかなと思いますね。(4月はどんな相手と試合したい?)次は新時代のK-1になっていくと思うので、それを引っ張るのが僕だと思っています。そういった部分でもメインを張れるようにどんどん試合していきたいので、メインになるかどうかわからないですけど、次の試合はしっかりチャンピオンとしての試合になるだろうなって思ってますね」 与座優貴、朝久泰央とのベルトをかけたリマッチをアピール「昨日の勝利で自分には挑戦する権利があると思う。朝久選手をしっかり超えてベルトを獲りたい」 ©K-1 第18試合では、K-1ライト級王者の朝久泰央と極真世界王者の与座優貴がスーパーファイトで対戦。 空手家vs空手家の一戦は、1Rから互いに技術を駆使した接戦となり、与座が要所でローを効果的に放って朝久を追い込む。本戦判定はジャッジ1名が2ポイント差で与座を支持するも、残り2名が30-30でドローとなり延長戦へ。延長も一進一退の攻防となったが、判定はジャッジ3者が与座を支持し、現役K-1王者を下す金星を挙げた。 一夜明け会見では「格闘技人生でターニングポイントになると思っていたので、勝利をつかみとることができてうれしい」と喜びを表した与座。王者とのベルトを懸けたダイレクトリマッチの実現に注目が集まるが、「その権利はあるんじゃないかと思ってる」と意気込みを見せた。 また、昨日の試合後に朝久がベストな体調じゃなかったと発言したことに対しては、「みんな色々あると思うし、それは別に言うことじゃないと思う。ベストじゃないなら、次しっかり万全に仕上げてもらって、その万全な朝久選手からベルトを獲りたい」と力強く宣言。見事チャンスをものにし、ベルトに王手を懸けた与座。両者のベルトを懸けた再戦の舞台は果たして? 与座優貴「(試合の感想は?)まず昨日は応援ありがとうございました。格闘技人生において、ターニングポイントになる試合だなと思っていたので、しっかり勝利をつかみとることができてうれしく思ってます。(試合後の周りの反響は?)自分の周りのかたは喜んでくれてて。勝った実感はなかったんですけど、喜んでる姿を観て自分もうれしくなったんで、あきらめずによかったなと思いましたね。(空手の仲間からのメッセージも?)試合前から昔戦った戦友というか、選手たちからメッセージはもらってたので。試合が終わったあとも連絡いただきました。(ダイレクトリマッチではタイトルを懸けたい?)はい。僕にその権利はあるんじゃないかと思ってます。(ローキック主体の戦いかたは作戦どおり?)セコンドにつく予定だった野杁正明さんにアドバイスをいただいて、練習でずっとやってたんですけど、それがうまくハマったような感じですね。(朝久選手が試合後にベストじゃなかったという発言をしていたが、そういうものは試合で感じた?)まあ……、なんていうんですかね。その試合に上がるまで、いろいろあるのは朝久選手だけじゃないと思いますし。自分もいろいろ、自分もっていうか、みんないろいろあると思うんですけど、それは別に言うことじゃないかなと思うんで。ベストじゃなかったなら、次しっかり万全に仕上げてもらって、その万全な朝久選手をしっかり自分が超えて、ベルトを獲りたいなって思ってますね。(延長戦になったが、動揺はしなかった?)いや、正直心折れて『マジか』って思ったんですけど、雅和さんが喝を入れてくれて。そこで気持ちをしっかり入れ替えることができて。その途中でも気持ち折れそうになったんですけど(苦笑)、最後まで戦えましたね」 KANA、約1年3カ月ぶりの復帰戦で勝利!K-1女子を更なるステージへ「壽美選手とは万全の状態でベルトを懸けてリベンジしたい。K-1女子をもっと価値ある舞台にしていきたい」 ©K-1 K-1女子を引っ張ってきたKANAが2020年11月以来の出場。当初はタイトルマッチの予定だったが挑戦者の壽美が負傷欠場となり、代打のRANとのスーパーファイトに臨んだ。KANAは持ち前の圧力と連打で攻勢を掛け、RANのカウンターを浴びる場面もあったものの、2Rに右ストレートでダウンを奪い、試合終盤にはダウン寸前まで追い込んで判定勝利。1年3か月ぶりの復帰戦を勝利で飾った。 KANAは「ダウンも取って、最低限の勝ちを掴んで、K-1に戻ってこれたのは嬉しく思います。この(ブランクの)間にやってきたことも出せたし」と振り返る。もし、予定通りに壽美とのタイトルマッチだったら、という質問には「21戦やってきて一番調整が上手くいった。壽美選手が相手なら対策をして挑んで、同じ結果だったと思う。壽美選手とはノンタイトル戦で負けているので、お互いに万全の状態でこのベルトを懸けてリベンジして、またベルトを巻きたい」と手応えを掴んだ様子。 KANAの悲願は「K-1女子を価値のある舞台にすること」。「48kg、45kgと選手が増えてきて、アマチュアも『K-1女子に出たい』という選手が増えている。まだベルトはこの階級(自身の持つフライ級)しかないですけど、もっともっと盛り上がるには、もっともっと選手が増えて、覚悟を持った選手がこのリングに上がってほしいと思うんで。本気で、このリングを目指してる選手で、K-1をもっと大きくしたい」という。第一人者の復活でK-1女子はもっともっと盛り上がる。 KANA「昨日はありがとうございました。約1年3か月ぶりの試合ということで多少はブランクがあったのかなという感覚ですね。でもしっかりダウンも取って、まず最低限の勝ちを掴んで。このK-1に勝ちという形で戻ってこれたのは嬉しく思います。しっかりこの期間にやってきたことも出せたし。やっぱ試合で出来たことが今の本当の実力だと思うんで、やっぱりまだまだ自分はこのレベルにいちゃいけないなっていうのをすごく思いましたね。(1年3か月ぶりの試合が終わってホッとした?)そうですね。なんかいつも以上にめちゃ試合後、疲れました。(反響は?)本当に復帰戦だったんで、見てくれた人もたくさんで、本当に反響は良かったかなと思います。(試合後に「K-1女子を上のステージに持っていく」と)やっぱり本当に、この舞台を目指してる女子の選手がたくさん増えてきたんで。自分ひとりで突っ走っていっても、さらにさらに輪を大きくしていかないといけないなって最近すごく思いますし。やっぱり他の階級もすごく増えてきてるんで、次のステージに行くために、自分は今、中村(拓己)プロデューサーはじめ、K-1サイドにちょっとそういう話をしていて。1つ上のステージに、K-1女子を持って行って、この舞台を本当に誰でも出れる舞台じゃなくて、価値ある女子の舞台にしていきたいなと思っているんで。そういう発言をしました。(「たられば」ですが、もし壽美選手とのタイトルマッチだったら昨日の調子でどうだったでしょう?)そうですね、んー。壽美選手であったとしてもRAN選手でも、調子は本当に。21戦やってきて、一番調整期間、準備期間が上手くいったんで。もし壽美選手であれば、しっかり対策をして試合に挑めてたと思うので、結果は今日と同じかなと思います。(次はタイトルマッチで壽美選手と再戦をしたい?)そうですね。お互いが万全の状態で。自分はその時がたまたまノンタイトルだったわけで、負けてしまってるので。しっかりこのベルトを懸けてリベンジするのがチャンピオンだと思うので。その時が来たらリベンジして、もう1回ベルトを巻きたいなと思ってます。(先ほどから言っている『次のステージ』とは?)そうですね、内容は言えないですけど。やっぱり48kg、45kgも女子の選手がたくさん出ていて。アマチュアの選手も女子のK-1を見て、このリングに上がりたいっていう選手がたくさん増えてきてるんで。やっぱり今はこの階級しか(K-1の)チャンピオンはないですけど、やっぱりもっともっと盛り上がるには、もっともっと選手が増えて、覚悟を持った選手がこのリングに上がってほしいと思うんで。本気で、このリングを目指してる選手で、K-1をもっと大きくしたいなっていうのはありますね」 佐々木大蔵、満身創痍もトファネリを下して9連勝!同門の先輩・山崎秀晃への挑戦に関しては「時に任せて、運に任せて、皆さんに任せたい」 ©K-1 第16試合でヴィトー・トファネリとスーパー・ライト級スーパーファイトを戦った佐々木大蔵は、1Rに右ボディから左フックをカウンターでヒットさせてダウンを先制。その後は頑丈なトファネリの圧力に押される場面もあったがクリーンヒットを許さず。3Rを戦い抜いて、判定勝利を飾った。 会見には、「見ての通り足を負傷して、久々というか凄くダメージを負った試合になりました」という言葉の通り、足を引きずりながら現われた佐々木。「トファネリ選手が出してくるカーフキックに対して、その対策としてスネでカットしてたんですけど、そのスネさえもやられてしまったなという部分が1R目から結構あったので」と、ダウンを奪ったものの1R目からその頑丈さに苦しめられた試合だった。 3R終盤にはパンチを連続でヒットさせたものの「どうしても自分の意識が狭まってしまって、本来であれば最後詰めきれる場面をちょっと逃してしまったのは反省と、トファネリ選手の強さだったなと振り返って思いますね」と、トファネリを仕留めるに至らなかったことを反省していた。 しかし、久しぶりの国際戦での勝利。「この1勝は凄く大きな1勝だと思うんですけど、実際に相対してみて、外国人選手のフィジカルの強さだったりっていうのは感じましたね。だからこそ、今後、凄く自分自身にも楽しみな想いがあります」と、日本人選手とは違う外国人選手の強さを体感したことで、次のステップへの手応えも掴めていたようだった。 そうなると気になるのは、K-1スーパー・ライト級王座への挑戦だ。現在、佐々木は9連勝中で、Krushスーパー・ライト級王者ということもあり挑戦資格は十分だが、問題はK-1王者が同門の先輩である山崎秀晃であることだ。「常に秀さん(山崎秀晃)の背中を追ってます、僕は」と、改めて山崎が自身の目標の一つであると語った佐々木。しかし、「それがどういう形でなっていくかっていうのは時に任せて、運に任せてっていうか、皆さんに任せていきたいなと思います」と流れに身を委ねて、その機会を待つ考えだ。 佐々木大蔵「見ての通り足を負傷して、久々というか凄くダメージを負った試合になりました。ですが、K-1という最高の舞台で、昨日K-1のリングに上がれたことを凄く光栄に嬉しく思います。(思っている以上に体がボロボロだが、かなりトファネリ選手は手強かった?)そうですね。やっぱり頑丈っていう自分の印象は間違ってなかったですし、トファネリ選手が出してくるカーフキックに対して、その対策としてスネでカットしてたんですけど、そのスネさえもやられてしまったなという部分が1R目から結構あったので。そこの部分で一つダウンは奪ったんですけど、どうしても自分の意識が狭まってしまって、本来であれば最後詰めきれる場面をちょっと逃してしまったのは反省と、トファネリ選手の強さだったなと振り返って思いますね。(危ない場面もあったが盛り返せた要因は?)様々なテクニック、今までやってきた対応力は自分自身ある中での試合だったんですけど、やっぱりカーフというか前足をちょっと意識し過ぎてしまって、不用意なものをもらってしまった部分があります。そういう部分は自分にとって大きな学びの一つだったので、今後そういう部分は改善しながらドンドンレベルアップしていきたいなと思います。(久しぶりに国際戦をやってみて、自分のスタイルやテクニックが国際戦で通用するって感じた?)この1勝は凄く大きな1勝だと思うんですけど、実際に相対してみて、外国人選手のフィジカルの強さだったりっていうのは感じましたね。だからこそ、今後、凄く自分自身にも楽しみな想いがありますね。(理想としてはフィジカル差がある相手でもテクニックで翻弄するという戦い方?)本当だったら昨日もそういった場面はたくさん出来たかなっていう部分はあるんですけど、一つ意識がどうしても相手に見せないと思っていても、そういった部分が伝わるっていうことの深さだったりも知れたので、また一つ学ぶことが出来たんじゃないかなって思います。(同門の先輩が持っているタイトルにそろそろ挑戦したいという気持ちは?)常に秀さん(山崎秀晃)の背中を追ってます、僕は。それがどういう形でなっていくかっていうのは時に任せて、運に任せてっていうか、皆さんに任せていきたいなと思います」 アビラル・ヒマラヤン・チーター、松下大紀を沈めて狙うは和島大海の首一つ!「いまは和島選手にリベンジするためにしか練習していない。年内にはネパール人初のK-1王者になる」 ©K-1 昨年7月のK-1福岡大会以来の参戦となるアビラル・ヒマラヤン・チーターは、アグレッシブファイターの松下大紀と対戦。試合がアビラルが1R開始早々に左フックをヒットさせると、松下もロープに追い込んで右ストレートで反撃。乱打戦が予想されるなか、アビラルが鋭い左ジャブ、さらに右ストレートと連続でダウンを奪い、最後はパンチをまとめたところでレフェリーが試合をストップ。怒涛のたたみかけでアビラルが勝利をものにした。 K-1での久々の快勝について「今回は左のパンチで倒そうと練習してた。練習どおりって感じです」と振り返ったアビラル。試合後にスーパー・ウェルター級王者・和島大海へのリベンジをアピールしたことについては「また、絶対にやる相手として見てる。いまは和島選手と戦うためにしか練習してない」と強い決意を示した。「スーパー・ウェルター級の一人一人を、誰が来ても昨日みたいにブッ倒して、今年以内にはネパール初のK-1チャンピオンになりたい」と語ったアビラルが、この勢いでベルトまで到達するか? 今後の試合にさらなる注目が集まる。 アビラル・ヒマラヤン・チーター「(試合の感想は?)KO勝利できて最高の気分です。(左ジャブと左ストレートがかなり冴えてたと思うが、あれは練習していたもの?)そうですね。まあ、今回は本当にジャブで、左手で倒そうと練習してたんで。練習どおりできた、そんな感じですね。(パンチがコンパクトになってたのも練習してたもの?)もともと、キックよりパンチのほうをメインでやっていて。前よりもパンチを練習していたので、その練習どおりっていう感じですね。(試合後に和島選手へのリベンジをアピールしていたが、自分にとって和島選手はどのような存在?)また、絶対にやる相手として見てます。いまは和島選手と戦うためにしか練習してないんで。(マイクアピールでタイトルマッチは次じゃなくていいと発言していたが、タイトルマッチまでに誰を倒さないといけないと思ってる?)それはまあ、みんなわかってると思います。自分から名前は言わないですけど。でも、70kgの一人一人を、誰が来ても昨日みたいにブッ倒して、チャンピオンまでいけたらいいなって思ってます。(時期的には年内に挑戦したいと思ってる?)できればそうですね、今年以内にはネパール初のK-1チャンピオンになりたいと思います」 芦澤竜誠、自分を信じる力で西元也史に逆転KO勝利!「俺は絶対に自分自身を裏切らない。最後まで諦めない。そう心のなかで誓っていたので巻き返すことができた」 ©K-1 第14試合で西元也史を相手に大逆転KOで会場を盛り上げた芦澤竜誠。試合は2Rにダウンを喫した芦澤だったが、打ち合いの展開から最後は西元のボディを執拗に攻めてダウンを奪い返しての逆転劇だった。普段であれば「10発打った5発ぐらいしかクリーンヒットできないぐらい」というボディへのパンチも「1発でクリーンヒットしたので良かった。本番に強いんですよ、俺」と、試合に向けて研ぎ澄ました感覚を武器に「絶対に自分自身を裏切らない」という強い覚悟が大逆転に向けた要因だったと振り返る。 今後の展望を聞かれると「いまを頑張ってれば自分が考えていた以上の結果が出る。俺はいまを頑張り続ける」と、その破天荒さからは想像できない堅実な一面を覗かせつつ、最後は「世界で通用しているマジで強いやつを連れてこい」と、強豪外国人との対戦を熱望した。芦澤竜誠「言ったとおり以上の結果になって本当に嬉しいって思ってますね。どでかい花火、K-1にあげてやりましたね。(試合の反響は?)自分でもびっくりするぐらいの反響でしたね。それって全部俺が巻き込んでやったことなんです。俺の思いどおりになった。今回、ABEMAの喧嘩旅のこともあって格闘技を見たことがないファンがABEMAで格闘技を見たりとか、芦澤竜誠に興味を持って格闘技を見てくれる人がいると思ってたから入場曲もぶちかましたし、トランクスもおもしろいのはいたし。普通の格闘家を見せたらみんな興味持たなくなるけど、絶対俺ぶちかましてやるって思ってたし、全部思った以上のリターンが帰って来てるっすね。(選手として成長を感じた?)まだまだですよ。まだまだできてないですね。まだまだできてないですけど普通に全体的にレベルは上がっているし、やることやってるので。まだまだできる。だから今回の試合は普通に負ける覚悟もあったんですよ。もちろん勝つ覚悟でやったけど、ワンチャン一発もらったらやられるなって。でももしやられても俺は今上にのぼってる最中だからしょうがないなって普通に思えて。だから思い切りいったっていうところもありますね。(逆転K0の要因は?)歌でも言ったんですけど、絶対、自分自身を裏切らない。俺がやってきた練習、1分、1秒の努力は絶対裏切らないって。俺、毎日1時間しか練習してないですけど、その中で俺は24時間格闘技のことを考えているぐらい、体を休めている。そういうものを全部裏切らないためにここで巻き返すって。だから俺は最後まで絶対に諦めない、自分を絶対に信じるって心の中で誓ってたので、ダウン取られても全然効いてないし、今から巻き返すっていう気でずっといましたね。(自分が思っていた練習の成果が出た?)矢口(哲雄)トレーナーにも言ったんですけど、今練習できている以上のことができますって。結果そうなったっすね。ボディ打ちとかも10発打った5発ぐらいしかクリーンヒットできないぐらいの感じなんですけど、1発でクリーンヒットしたので良かったですね。本番に強いんですよ、俺。研ぎ澄ましていくので。(今後の展望)普通に、確実に一勝、一勝していくっす。俺は下の人間とやるつもりないし、上の人間とやっていくので、どんどん階段を登っていくので、その先には何があるか知らないですけど、とりあえず登っていくっす、ずっと。だから確実に一勝、一勝していくっすね。でもその一勝するためだけの練習はしないです。その上を見てるので。今回の一勝もそうですよ。この一勝をするためだけに俺はやってないですね。もっと上を見てます。(最終的な目標は?)いくらでも言えるんですけど、自分でも考えればいくらでもあるんですけど思いたくないんですよ。いまを頑張ってれば自分が考えていた予想以上の結果が出るっていうのがわかったので。だから考えなくても、俺はいまを頑張り続けようと思ってますね。(世界に目を向ける?)俺がK-1の上の人に言って、世界の強いヤツを呼んでもらいますよ。メディアにもみんなにも騒いでもらって、マジで強いやつを金をかけてでも連れてこいって話です。俺はそうやるっす」 島野浩太朗、卜部弘嵩を倒した一撃は日々の鍛錬の賜物「毎朝、菅原会長とマンツーマンでやってきたコンビネーションが自然に出た」 ©K-1 卜部弘嵩との約7年ぶりの再戦でリベンジを達成した島野浩太朗が会見に出席した。1Rから迫力のある攻防が続く中、島野は弘嵩の左ジャブに右のクロスカウンターをクリーンヒットさせてのKO勝利。試合後には「夢が叶った」と感極まっていた。 島野は「自分にとって特別な試合でした。一夜明けた今もそれが変わることはないなと感じています」と率直な感想を語る。3Rにクロスカウンターで衝撃的なKOを見せた島野。「試合が決まってから1瞬でも気を抜くことがあれば、絶対に勝てていなかった。紙一重というか、セコンドから掛けられる声の重みだったり、その声が試合に対して与える影響を強く感じました」と話す。まさに紙一重の一撃で、勝利を手繰り寄せた。 解説席に座る魔裟斗は、不器用なイメージの島野のテクニックに驚いていた。それについては、まさに日々の鍛錬の賜物で「毎日毎日朝(菅原)会長とやるマンツーマンでやってきた、コンビネーションだったりとか、同じことの反復練習が体に自然に染み付いたものが出た結果」との認識だ。 島野は、一昨日の計量後のリカバリーでは、ゴーゴーカレーを食していた。「胃もたれは大丈夫でした?」との記者からの問いには「大丈夫でした。押忍。ゴーゴーリカバリーでした。普通盛りでした。押忍」とコメントした。7年越しのリベンジを達成した島野の今後の戦いに注目が集まる。島野浩太朗「(昨日の試合を振り返って)昨日の試合は、自分にとって特別な試合でした。一夜明けた今もそれが変わることはないなと感じています。(試合が終わった直後の心境)まず感じたのは試合が決まってから、一瞬でも気を抜くことがあれば、絶対に勝てていなかったと思いました。(会長からどのような言葉をかけられたか)何かをすぐ話すということはなかったけど、無言の中の感覚というか、そういう中で特別に感じさせてもらうものがありました。(解説席の魔裟斗さんからは『不器用な選手と思っていたがテクニックが出ていた』というコメントがあったが)それは毎日毎日朝会長とやるマンツーマンでやってきた、コンビネーションだったりとか、同じことの反復練習が体に自然に染み付いたものが出た結果だと感じています。(フィニッシュのクロスカウンターに関しては)本当に紙一重というか、セコンドからかけられる声の重みだったり、その声が試合に対して与える影響を強く感じましたね。(弘嵩にリベンジしたことで強くなれる確信はありますか?)はい。重みのある1戦だったと感じています。(ちなみに一昨日のゴーゴーカレーでリカバリーをされていたようで、胃もたれは大丈夫でしたか?)大丈夫でした。押忍。ゴーゴーリカバリーでした。普通盛りでした。押忍」 高梨Knuckle美穂、悔しい判定勝ちにも確かな手ごたえ「今、自分のやってることを突き詰めていけば、もっと強くなれるし、倒していける」 ©K-1 女子ミニマム級のスーパーファイトでYuka☆と対戦した高梨knuckle美穂。持ち前の剛腕でKOを狙い、アグレッシブに攻める高梨と、上手くカウンターを合わせるYuka☆。一進一退の攻防が続き、高梨が2-0の判定勝利。KOこそならなかったものの、これでデビュー以来10連勝をマークした。 高梨は「試合の直後はダウンも取れず、言っていたKOも出来ず、悔しい気持ちでいっぱい。でも今は『自分のやっていることを突き詰めていけば強くなれるし、倒していける』」とプラスな気持ちに変わったという。試合を振り返ると「落ち着いて、緊張もせずリングイン出来て、1ラウンド目まではよかった」という。「それをもっと2・3ラウンドとやっていけば絶対にいい形になる」と確かな手ごたえを掴んだ。 K-1女子ミニマム級は、まだK-1にベルトがないがアピールしないのかと聞かれると「本当はそう言いたいんですけど、まだ選手も集まってないですし、今はその時じゃないのかなって思います。組まれた試合をKOで倒せるように。これから仕上げていきたいと思います」とKOを見せることが、K-1女子のミニマム級ベルト新設に繋がる、と語った。 高梨Knuckle美穂「昨日の試合の直後は、ダウンも取れず、言ってたKOも出来ず、悔しい気持ちでいっぱいでしたが。でも終わった後、計量から入場、1ラウンドの感覚でもっと今、自分がやってることを突き詰めていけば強くなれるし、倒していけると思ったんで。すごいプラスな気持ちで、今、練習したいっていう気持ちでいっぱいです。(試合を振り返っての感想は)今までより、今までと違う景色というか。すごい落ち着いて、緊張もせずリングインも出来たんで。1ラウンド目まではよかったので。それをもっと2ラウンド、3ラウンドとやっていけば絶対にいい形になるって思いましたね。(かなりパンチも蹴りも当たっていたが手応えは?)自分が思ってたよりはなかったですね。拳の感触とかもちょっとあんまりなかったんで、そこをもっとやっていきたいな、って思いましたね。(今まで以上に気持ちが入って、試合前に殺気を出してた?)そうですね。今年から練習の仕方っていうか意識を変えていって、それが自分に合ってるっていうか。いい感じに集中できた感じです。(KANA選手の「K-1女子を全員で盛り上げてもう1つ上のステージに持っていく」という発言については)そういう意識はあんまりなくって。自分が強くなりたいって思いがあれば、おのずと盛り上がっていくと思うんで。『倒せる女子』を試合で出したいと思いますね。(Yuka☆選手はあのキャリアで高梨選手とやり合うことに驚いた。実際に戦った感想は?)向こうのトレーナーのタイ人の方も知ってるんですけど。そうですね、あの年齢で、まあ年齢のことを言ったら失礼かもしれないですけど、キャリアも浅くて、すごいなと思いました。逆に自分があの年齢で、プロになった時に出来るのかなってちょっと思いましたね。気持ちの強い選手だなって。(ミニマム級もそろそろトーナメントなりタイトルなりという気持ちは?)本当はそう言いたいんですけど、まだ選手も集まってないですし、今はその時じゃないのかなって思います。組まれた試合、KOで倒せるように。これから仕上げていきたいと思いますね」 神保克哉、ダニロ・ザノリニを下して4連勝!75kg級の新設&トーナメント開催を希望「自分は気合いで結果を残している。75kgに主役も揃ってきているし、トーナメント期待してます」 ©K-1 第8試合でダニロ・ザノリニと-75kg契約スーパーファイトを戦った神保克哉は、序盤からザノリニに軽快な動きで攻め込み、3Rに入って右のストレートでダウンを奪う。これが決め手となって3-0で判定勝利を飾り、4連勝とした。「昨日は本当はしっかりKOして、またアピールしたかったんですけど、ちょっと失敗っすね。また強くなって帰って来たいと思います」と一夜明けた感想を語った神保。昨年から-75kgの新階級設立を目指した戦いが続いており、派手な勝利でアピールしたいところだったが、KO出来なかったことを悔やんでいた。 ザノリニに関しては「あそこのジムの選手はみんな打たれ強いな、みたいな印象はありましたね」と戦ってみての印象を語ったが、その中で競り勝てたのも「気持ちは俺は誰にも負けないと思ってるんで、その気持ちが出たかなって思ってます」と気合いで乗り切ったことを告白していた。 納得のいく勝利ではなかったようだが、それでも神保は昨年から4連勝と結果を残し続けている。「自分は結果は残しているんで、そろそろタイトルが欲しいなと思ってるんで。ずっと勝ってるし、なんか欲しいっすね」と、やはりなんらかのご褒美が欲しい様子。「昨日他団体のチャンピオンが会場にいたみたいなんですけど、トーナメントとかやったら絶対盛り上がると思う。主役も揃ってきているし、俺は75kgでのトーナメントに期待します」と、-75kgの新階級でのトーナメント開催を希望する場面もあった。 最後に中村拓己プロデューサーに「新階級、よろしくお願いします」と改めてアピールした神保。「中村プロデューサーには言いたいことがあり過ぎて、ここじゃ言えないです」と、腹に一物ありそうな雰囲気を残して会見場を去っていったのだった。 神保克哉「昨日は本当はしっかりKOして、またアピールしたかったんですけど、ちょっと失敗っすね。また強くなって帰って来たいと思います。(率直に試合を振り返ってどんな感想?)あそこのジムの選手はみんな打たれ強いな、みたいな印象はありましたね。(もつれる試合だったが競り勝てた要因は?)気持ちは俺は誰にも負けないと思ってるんで、その気持ちが出たかなって思ってます。(KOは出来なかったが75kgの試合で4連勝、その結果については?)自分は結果は残しているんで、そろそろタイトルが欲しいなと思ってるんで。ずっと勝ってるし、なんか欲しいっすね。(松倉信太郎選手が来場していたが?)なんか他団体のチャンピオンが会場にいたみたいなんですけど、トーナメントとかやったら絶対盛り上がると思うんで、主役が揃ってきているし、俺は75kgでのトーナメントに期待します。(改めて中村プロデューサーにアピールしたいことは?)新階級、よろしくお願いします。中村プロデューサーには言いたいことがあり過ぎて、ここじゃ言えないです」 玖村修平、2022年はリベンジロードを突き進んで“玖村兄弟の日”を実現させる!「このまま今年は負けなしで連勝で駆け上がっていきたい。いつか大阪で“玖村兄弟の日”にできるを迎えたい」 ©K-1 第7試合で小澤海斗との接戦を制した玖村修平が一夜明けに登壇。判定までもつれた接戦に競り勝ったことで「自信がつきました」という修平だが「上のレベルに行くためにはもっと練習して成長しないといけない」と気を引き締める。 前回の才賀紀左衛門戦に続いてネームバリューのある相手に連勝し、自身が掲げる“リベンジロード”を一歩前進。「今年は負けなしで連勝で駆け上がっていきたい」とKrush王者・新美貴士とK-1王者・軍司泰斗らへのリベンジを目指すと話した。スーパー・バンタム級王座決定トーナメントに出場した弟・将史は同大会で王座獲得はならなかったが「今年もK-1大阪大会があると思うんで、地元の大阪大会に一緒に出て“玖村兄弟の日”にできる日が来たらうれしい」と、気持ちを新たに兄弟揃った飛躍を誓った。 玖村修平「昨日はたくさんの応援ありがとうございました。結果的に苦しい試合にはなってしまったんですけど、ああいう試合をなんとか勝ち切れて自信がつきました。だけどもっと上のレベルに行くためにはもっと練習して成長しないといけないと思ったのでもっと頑張ります。(小澤の印象)戦った感想もそうなんですけど、実は小澤選手とはプライベートで親交があって、僕たち兄弟にとって小澤兄弟は兄貴的な存在で。それはリングでは関係ないですけど、試合して普段から知っているとおり熱い男だなというか、熱い兄貴だなっていう印象で。その兄貴に胸を借りるつもりで今回全力でぶつかっていってやっぱり熱い男でした。(今回の試合で良かった点、悪かった点)良かった点は、最後3Rに盛り返されたところからまた盛り返して勝ち切れたっていうところが良かったんです。今のチャンピオンたちにリベンジしていくためには、もっと圧倒しないといけない試合だったのかなと思うので、悪かった点は接戦になってしまったところですかね。(連勝でフェザー級の中心になる気持ちは?)もっと圧倒して、倒して勝てばそれを胸張って言えたんですけど、まだまだそれを言える内容ではなかったので、また一戦一戦勝ち上がって。僕は今のKrushとK-1のチャンピオンに負けてるので、そこにリベンジしていくために、久しぶりに連勝ができたので、このまま今年は負けなしで連勝で駆け上がっていきたいと思っています。(リベンジに向けて)もちろん去年の12月の才賀選手との試合が終わってから、リベンジロードという言葉を口にさせてもらったんですけど、その時から気持ちは変わってないので、これからどんどん勝ち進んで行って、今年中にはリベンジできるように駆け上がっていきたいなって思ってます。(将史とはどんな会話をした?)落ち込んでるというよりは切り替わってて、まだタイミングじゃなかったのかなっていう。俺はまだベルトを巻くのは今じゃなかったんだなっていうプラスに切り替わってて。弟ですけどかっこいいなって思いましたね。(玖村兄弟の日にできなかったが改めて今年の目標?)彼は1回戦・準決勝、1Rで圧倒してKOしたので、そこで僕は判定になってしまって。今日は弟にに全部持って行かれるなと思ったんですけど、結果的に2人で、僕が勝って彼がチャンピオンになるっていうのができなかったので、今年もK-1大阪大会があると思うので地元大阪で一緒に出て、玖村兄弟の日にできる日が来たらいいなと思います」 篠原悠人、Krush王者・瓦田脩二に勝利して3連勝!「内容には納得できていませんが、少しずつ成長できていると思う」 ©K-1 第6試合で、第6代Krushライト級王者・瓦田脩二と対戦、判定勝利を収めた篠原悠人が会見に出席。昨日の試合を振り返った。篠原は、ガードを固めて前進する瓦田に、序盤からボディ打ちや右ストレートなどをテンポ良くヒットさせ、勝利を掴んだ。遠い距離からのワンツーや距離の支配能力など、篠原の良さが垣間見えた試合となった。 昨年は悔しい連敗も経験した篠原。「今回Krushチャンピオンの瓦田選手と試合やったんですけど、結果でしっかり残してアピールしていかないといけないと思っていた。Krushチャンピオンの瓦田選手に勝てたのは少し挽回出来た」と安堵の表情を見せる。変則的なタイミングで攻める瓦田に対して、多少のやりにくさを感じたというが、判定で差を付けての勝利。「KOしたくて内容で納得できてはいませんが、少しずつ成長できていると思う」と進化の実感もある。 試合では歌手の美川憲一さんがスペシャルラウンドスターとして登場した。美川さんと篠原は、何と誕生日が同日の5月15日。「試合に勝ってぜひ一緒に写真撮りたいと思っていて撮れて良かった。有名ですごい方なので、やっぱりいつも以上に反響はありました」と満足げだ。今後の目標については「昨日(K-1ライト級王者の)朝久泰央選手、負けてしまったんですけど、僕個人的には朝久選手が持っているベルトに挑戦したいと思っている。さっき会って(朝久と)喋ったんですけど、タイトルマッチではやり返してくれると言っていたので、それを信じて朝久選手の持っているベルトまで駆け上がりたいと思います」と宣言した。 篠原悠人「昨日応援してくださった方、ありがとうございました。去年から3連敗していて、そこから2連勝して、今回Krushチャンピオンの瓦田選手と試合やったんですけど。しっかり結果を残してアピールしていかないといけないと思っていました。そこでKrushチャンピオンの瓦田選手に勝てたのは少し挽回出来たかなと思います。結果としては良かったと思っています。(戦い方がやりづらい部分もあった?)試合前から瓦田選手の試合は見ていてやりづらそうなイメージはありました。長身でリズムも独特で、それも想定していましたが、やりづらさは試合でもありました。前に詰めてくるだろうなと思っていましたが、うまく捌けない部分もあってやりにくかったです。(3連勝という結果になったが)KOしたくて内容で納得できてはいませんが、少しずつ成長できていると思う。このまま試合をして、タイトルマッチまで駆け上がりたいと思っています。(美川憲一さんと共演した感想は?)美川さんと誕生日が一緒と知っていて、試合に勝ってぜひ一緒に写真撮りたいと思っていて撮れて良かったです(笑)。美川さんは有名で凄い方なので、やっぱりいつも以上に反響はありました。(今後の目標は)一歩ずつですが、少しずつ成長していると思うので、昨日朝久選手負けてしまったんですけど、僕個人的には朝久選手が持っているベルトに挑戦したいと思っています。さっき会って(朝久と)喋ったんですけど、タイトルマッチではやり返してくれると言っていたので、それを信じて朝久選手の持っているベルトまで駆け上がりたいと思います」 里見柚己、8連勝中の龍華に勝利も試合内容には反省の弁「判定までいっちゃって自分が情けない。気持ちを入れ替えて、すぐ練習しないといけないと思ってます」 ©K-1 里見はライト級スーパーファイトで8連勝中の龍華と激闘を展開。本戦では龍華がリードしていたものの、最終ラウンド終盤に里見がパンチ連打を浴びせてドローに持ち込み、延長でも終了間際の攻勢で2-1のスプリットデシジョンながら里見が勝利。K-1での初勝利を挙げた。 里見は「龍華選手、とても強くて」と対戦相手を讃え、競り勝てた要因は「本当にキツイ練習もしてきて、たくさんの人に支えて貰って、それが最後、背中を押してくれたかなって」と振り返った。しかし「気持ちを入れ替えて、すぐ練習しないと」と反省し、今後、インパクトを残すためには「最初からもっと突っ込まないといけない」という。今後の目標は「負けてる選手もやり返さないといけないし、外国人選手が入ってこられるようになったら外国人選手とも戦ってみたい」と語った。 里見柚己「昨日はたくさんの応援ありがとうございました。試合前からすごい大きいことを言ってたんですけど、判定までいっちゃって、自分に情けないなって感じで。気持ち入れ替えて、すぐ練習しないといけないなって思いました。(延長までもつれる試合で競り勝てた要因は?)本当に龍華選手、とても強くて。まあ、今まで本当にキツい練習もしてきて、たくさんの人に支えて貰って。そこが最後、背中を押してくれたかなって感じです。(インパクトを残せなかったことについては)本当に最初からもっと突っ込まないといけなかったんですけど、それをさせてくれなかった龍華選手も本当にすごい強かったですし。試合には勝ったんですけど、あんまり勝った感じがしなかったんで。絶対に龍華選手とはもう1回やらないといけないなって思ってます。(今年の目標は?)負けている選手にはまたやり返さないといけないですし、外国人選手とか今年また入ってこられるようになったら、自分、ちょっと外国人選手とも戦ってみたい気持ちがすごいあるんで。どんどん勝って、口だけじゃなくてインパクトをしっかり次は残せるように、またしっかり仕上げていきます」
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K-1 JAPAN GROUP 2022年3月1日 7時00分 -
「Krush.134」2.20(日)後楽園 一夜明け会見レポート
寧仁太・アリ、Krushウェルター級の絶対王者を目指す!「Krushのベルトの価値をあげて、敵がいないようなチャンピオンになりたい」 ©K-1 2月21日(月)、都内・GSPメディアセンターにて、昨日開催された「Krush.134」後楽園ホール大会の一夜明け会見が行なわれた。 ダブルメインイベントの第2試合で、松岡力の保持するKrushウェルター級王座に挑んだ寧仁太・アリは、序盤から一進一退の攻防を展開し、3Rを終わって1-1のドロー判定。延長戦でも際どい勝負となったが、最後まで戦い抜いて3-0で判定勝利。タイトル初挑戦で見事にKrushウェルター級王座の奪取に成功した。 寧仁太は2019年にデビューしたばかりで今回が8戦目というキャリアながらの初戴冠。昨年9月のK-1横浜アリーナ大会ではK-1ウェルター級王座決定トーナメントに出場し、準決勝で野杁正明に敗れてプロ初黒星を喫したばかりだったが、負けを引きずることなく一気にKrushの頂点に登り詰めた。 寧仁太が所属するK-1ジム総本部は、ここ半年の間に瓦田修二がKrushライト級王座、璃明武がKrushスーパー・バンタム級王座、軍司泰斗がK-1フェザー級王座を立て続けに獲得している。「絶対僕も続かないとっていう気持ちで戦っていました」と、先輩たちの活躍が松岡とのタフな接戦を戦い抜くエネルギーになっていた。 また、試合中に松岡はアゴを骨折していたようだが、寧仁太は全く気づかなかったという。「本当に気持ちが強くて勉強になったというか、そういう選手として試合が出来て、それに勝ったというのはまた自信にもなったなっていうふうに思います」と、強敵を乗り越えての王座戴冠だったことに胸を張る。 しかし、ベルトを獲ったからと言って満足しているわけではない。「まずは結果を出せて良かったと思うんですけどチャンピオンになったんで、これからは内容にもしっかりこだわって、練習からそういう姿勢を見せていきたいと思います」と、ベルトと共にさらなる高みを目指す。 目指すはKrushの絶対王者だ。ここ最近のKrushウェルター級王者は山際和希、加藤虎於奈、そして前王者の松岡と初防衛戦でベルトを落としている。しかし、寧仁太は「Krushの防衛を絶対王者みたいな感じで、敵がいないようなチャンピオンになりたいですね」と防衛を重ねていくことを宣言。 そして、当然「K-1のベルトも獲りに行きたいですし」と、9月に野杁に敗れて奪取することが出来なかったK-1ウェルター級王座にも色気ありだ。 寧仁太・アリ「昨日はたくさんの応援、本当にありがとうございました。試合中、本当に厳しい場面があったんですけど、皆さんの応援と総本部の(梶原)龍児さんとか、みんなチャンピオンを獲ってるんで、僕も絶対続きたいと思って頑張れたので、結果を出せて良かったと思っています。(ベルトと共に一夜過ごした心境は?)家に持って帰って、家族が凄く喜んでくれて、たくさんメッセージとかをいただいて、チャンピオンになったんだなっていう実感が夜は湧きました。(延長にもつれ込む接戦になったがどんな気持ちで戦っていた?)総本部、3本ベルトがここ半年来ているんで、絶対僕も続かないとっていう気持ちで戦っていました。(勝てた要因は?)試合中は練習でやっていたことが勝手に出た感じで、何かを考える余裕はなかったんですけど、一緒に練習している仲間たちとやってきたことが試合で自然に出せたっていうのが、一番勝てた要因かなと思います。(今後のチャンピオンとしての目標は?)Krushのウェルター級のチャンピオンで防衛っていうのがなかなか出来てないので、自分はしっかりKrushの防衛戦とか、K-1のベルトも獲りに行きたいですし、6月に大きな大会があると思うのでKrushの代表として、もし自分が選ばれたらそこでも結果を出したいと思っています。(1Rから2R中盤まで二人ともかなり慎重だったが、どのような心境で戦っていた?)やっぱり松岡選手は技術が凄いあるファイターで、最近は打ち合いとかも強くなっていたので、僕的にはいつ来るかと思って待ってた部分があって。それと技術があるので自分から行ってテクニックで倒されてしまったらもったいないというところで、お互いに一瞬の隙きを狙ってああいう展開になったと思います。(松岡がアゴを折られたということだが、自分での手応えや向こうにそれを感じた?)そういうのは全く分からなかったので、本当に気持ちが強くて勉強になったというか、そういう選手として試合が出来て、それに勝ったというのはまた自信にもなったなっていうふうに思います。(試合を映像で振り返って、客観的に見てどんな感想?)本当にどっちが勝ってもおかしくない試合だったなというのが正直な感想で、延長行ってパンチ1発ぐらい当てて、それが結果に繋がったと思います。まずは結果を出せて良かったと思うんですけど、チャンピオンになったんでこれからは内容にもしっかりこだわって、練習からそういう姿勢を見せていきたいと思います。(チャンピオンになってかけてもらって一番嬉しかった言葉は?)おめでとうとしか言われてないんですけど(笑)、みんなに喜んでもらえて本当に嬉しいですね。K-1チャンピオンになったらもっといろんな人が喜んでくれると思うんで、そこまで絶対に辿り着きたいです。(ご家族からの祝福は?)今日の朝はお父さんがガーナの人たちと電話してて、ベルトをみんなに見せていたんですけど、そういう周りの人とかもっと世界中の僕のことを知っている人が喜んでくれているのは凄く嬉しいですね。(いずれはK-1ガーナ大会をやりたい?)まあガーナじゃなくてもいいと思うんですけど、外国とかで出来たら凄い面白いかなと思いますね。(これからどんなチャンピオンになっていきたい?)さっき言ったKrushの防衛を絶対王者みたいな感じで、敵がいないようなチャンピオンになりたいですね。(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日は本当に熱い応援ありがとうございます。これからもっともっとベルトの価値を上げて、K-1のベルトも獲れるように頑張るので、これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございます」 菅原美優、女子アトム級王座防衛でK-1アトム級創設の先頭に立つことを宣言!「KANAさんを見習ってアトム級女子の道をしっかり先頭で創っていく」 ©K-1 ダブルメインイベントの第1試合で、自身が保持するKrush女子アトム級王座の2度目の防衛戦を、優を挑戦者に迎えて戦った菅原美優は上達したパンチや前蹴り、カーフキックなどを効果的に決めて3Rを戦い抜き、3-0で判定勝利。見事に2度目の王座防衛に成功した。 しかし、本人は「最低限勝つということはクリア出来たんですけど、反省点がたくさん残る試合だったのでまた頑張ります」と試合内容には不満顔。「シンプルに練習してきたことが半分も出なかったというか、なんか久しぶりに上がっちゃったというか、向こうは女性のセコンドで向こうの声を気をつけていたんですよ。自分の耳に入るのが嫌だなと思って。で、声の通る(松本)日向くんをセコンドに入れたんですけど、どっちの声も聞こえなくて頭が真っ白になってしまって(苦笑)」と、様々な要因が絡んで自分が思っていたような試合にはならなかったようだ。 評価を上げたパンチに関しても、「1発入れて、入ったと思って満足しちゃって繋げられなくて練習不足だなと思ったんで、そこから繋げられるようにさらに練習しないとなっていう感じですね」と倒しきれなかったことを反省点として上げていた。それでも勝てたのは「引き出しは増やしてたというか技も出来ることは増やしてたし、こう来たらこうしようというのはやってたんで、最低限の対処は出来たかなっていう」と、やはり日頃の練習の成果が出たからのようだ。 今後の目標はKrush女子アトム級王者として、K-1にもその階級のベルトを作ってもらうこと。「昨年MIOさんと試合している時からK-1に階級をしっかり作ってもらうことを目標にやっているので、そこを第1目標に自分を筆頭にみんなで頑張れたらなと思っています」と、選手も増えてきた女子アトム級を自身が牽引することを宣言。 これまでは同じジムの先輩であるKANAがK-1の女子の活躍の場を開拓してきた。「私がその後じゃないですけど、KANAさんを見習ってアトム級女子の道をしっかり先頭で作っていけるように、実力からちゃんとやっていきたいなと思っています」と、ベルトの防衛に満足することなく、K-1女子を引っ張る存在に駆け上がることを目指す。菅原美優「昨日はたくさんの応援ありがとうございました。最低限勝つということはクリア出来たんですけど、反省点がたくさん残る試合だったのでまた頑張ります。(どういう部分が反省点?)シンプルに練習してきたことが半分も出なかったというか、なんか久しぶりに上がっちゃったというか、向こうは女性のセコンドで向こうの声を気をつけていたんですよ。自分の耳に入るのが嫌だなと思って。で、声の通る(松本)日向くんをセコンドに入れたんですけど、どっちの声も聞こえなくて頭が真っ白になってしまって(苦笑)、そういうところが。ちょっと一からやり直します。(良かった点は?)引き出しは増やしてたというか技も出来ることは増やしてたし、こう来たらこうしようというのはやってたんで、最低限の対処は出来たかなっていう。ただ、対処は出来たけど倒しに繋げることは出来なかったなっていうところですね。(ベルトがまた自分の手元に戻ってきたことについては?)ホッとしてます。(今後の目標は?)昨年MIOさんと試合している時からK-1に階級をしっかり作ってもらうことを目標にやっているので、そこを第1目標に自分を筆頭にみんなで頑張れたらなと思っています。(理想としていた戦いはどういう戦い方?)前回、やっと自分の一番いい距離を覚えて、前にMIOさんに負けた時はその距離の駆け引きが上手く出来なくて、自分の感覚を掴んでそこをちょっと出来るようになって。そこを今回は上手く使うはずだったのが出来ず、相手に合わせてしまったなというのがあったので、その距離感だったりとかペースを握れたらなという反省はあります。(パンチがだいぶレベルアップしたように見えたが?)もちろん練習してて狙ってたんですけど、1発入れて入ったと思って満足しちゃって繋げられなくて練習不足だなと思ったんで、そこから繋げられるようにさらに練習しないとなっていう感じですね。(前回優と戦った時と比べて顔がきれいだが、思ったことは?)なんか普通な顔してんなと思いましたね(笑)。(K-1に女子アトム級を作ってもらうためにはどう活動したい?)今までKANAさんがK-1女子の道を作ってきたので、私がその後じゃないですけど、KANAさんを見習ってアトム級女子の道をしっかり先頭で作っていけるように、実力からちゃんとやっていきたいなと思っています。(冬季五輪を見てたと思うが刺激を受けたことは?)スポーツが凄い好きなのでオリンピックを見るんですけど、今年の冬のオリンピックは大舞台で結果もそうですけどチャンレンジする姿が凄く目立って、大舞台で自分を守りに行かず攻めて挑戦する姿はカッコいいなと思って、凄い刺激をもらって自分も守りに行かず、しっかり勝ちに行こうと思って、そういう部分では試合前に凄くいい刺激をもらいました。(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日はたくさんの応援ありがとうございました。次はもっと成長した姿を見されるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」 松谷綺、Krush2連勝で無敗記録を更新!「10代のうちにベルトを獲る。タイトルに絡んでいく試合をしたい」 ©K-1 第8試合に出場した松谷綺は豊嶋里美とKrush女子アトム級ワンマッチを戦った。これがKrushでは2戦目の松谷は、多彩な攻めを見せて豊嶋に思うような試合をさせず。3-0で判定勝利を飾った。 これでKrushでは2連勝、全戦績でも7戦して5勝2分と無敗記録を更新した松谷だが、「インパクトを全然残せなくて凄く悔しい気持ちが残った試合になってしまいました」と悔しい表情を見せる。「豊嶋選手が距離を詰めると言ってて、本当はそれをさせないつもりだったんですけど、思っている以上に圧力とかもあったしパンチ力もあって、それでちょっと飲まれちゃったなというのが悪い点」と、自分の思った通りの展開にならなかったことを反省点として上げていた。「連勝出来たことは嬉しいんですけど、前回よりもちょっとレベルが下がったような気がしているので、自分の中で。ちょっと悔しいです」と、勝利に全く浮かれている様子もなかった。 現在18歳の松谷は現役の高校3年生。高校生のうちにチャンピオンになるという目標を持っていたが、卒業を間近に控えタイミング的には難しくなってきた。4月からは大学に進学。「高校の時よりも凄い大変になると思うんですけど、今まで通り学校終わってすぐ練習してっていう感じになるので、しっかり両立させてどっちも落ちないようにしたいと思っています」と、キャンパスライフと格闘技の両立に挑む。 そして、「大学生というか10代のうちにベルトを獲れたらなと思います」と、目標を切り替えて10代の間に王座戴冠を目指す。この日は松谷の試合の後に菅原美優と優の女子アトム級のタイトルマッチも行なわれた。「自分の試合のすぐ後だったんでしっかり見れてないんですけど、プレッシャーとかもある中で勝てるのは凄いし、自分もタイトルに絡んだ試合をしたいなって思いました」と、早い段階でのタイトル挑戦にも意欲的だ。 課題はパワーをつけること。本来はアトム級では小柄な松谷は「アトムでやっていくには自分がパワーつけていくしかないんで、練習でも押し負けないようにするとか、もうちょっと変えてというか、力を入れていきたいと思っています」とさらにパワーに磨きをかけ、10代王者という目標に挑む。松谷綺「たくさんの応援ありがとうございました。ただインパクトを全然残せなくて凄く悔しい気持ちが残った試合になってしまいました。(試合を振り返って、どんな点が良くて、どんな点が悪かった?)豊嶋選手が距離を詰めると言ってて、本当はそれをさせないつもりだったんですけど、思っている以上に圧力とかもあったしパンチ力もあって、それでちょっと飲まれちゃったなというのが悪い点です。最初はちょっと焦ったんですけど、そっからゼッタイ負けちゃダメだっていう気持ちで行けたのと、練習してたことはミドルとか三日月とかやっている時にお腹が効いてるなって思った時があったんですけど、それは良かったなって思っています。(Krushで2連勝したことについては?)連勝出来たことは嬉しいんですけど、前回よりもちょっとレベルが下がったような気がしているので、自分の中で。ちょっと悔しいです。(同じ階級のタイトルマッチがあったがそれについては?)自分の試合のすぐ後だったんでしっかり見れてないんですけど、プレッシャーとかもある中で勝てるのは凄いし、自分もタイトルに絡んだ試合をしたいなって思いました。(今後の目標は?)とりあえず今回ダメだったことをちゃんと練習して、次、早くにベルトを懸けた試合をしたいなと思っています。(事前の煽りVで大学進学が決まったということで、どう環境が変わって、どう格闘技と両立する?)高校の時よりも凄い大変になると思うんですけど、今まで通り学校終わってすぐ練習してっていう感じになるので、しっかり両立させてどっちも落ちないようにしたいと思っています。(高校生のうちにチャンピオンになるという目標が難しくなってきたが?)本当は高校生の時に獲りたかったんですけど期間的に無理なので、大学生というか10代のうちにベルトを獲れたらなと思います。(アトム級で戦う上でのパワー差をどう克服していこうと思っている?)昨日の試合が終わって功也会長にも言われたんですけど、パワーで負けてる部分があって。でも、アトムでやっていくには自分がパワーつけていくしかないんで、練習でも押し負けないようにするとか、もうちょっと変えてというか、力を入れていきたいと思っています。(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日は本当にたくさんの応援ありがとうございました。つまらない試合をしちゃったと思うんですけど、次はもっとレベルを上げて、会場全体が盛り上がる試合をしたいと思っています。これからも応援よろしくお願いします」 佑典、林勇汰をKOして連敗脱出!狙うはKrushフェザー級のベルト「いつチャンピオンと当たっても勝てると思っているんで、そのうち待っとけよっていう感じです」 ©K-1 第6試合で林勇汰とKrushフェザー級ワンマッチで対戦した佑典は1Rに右フックを決めてダウンを奪取。2Rもローキックで林の動きを止めると、右フックを炸裂させて、2R1分26秒で見事なKO勝利を飾ってみせた。 昨年からK-1 JAPAN GROUPに参戦している佑典は、初戦の枡本翔也には勝利したものの、その後は横山朋哉と斗麗に連敗を喫していた。しかし、今回のKO勝利で連敗も脱出。「いやあめっちゃ嬉しいですね。負けが続いて3連敗はさすがにないなと思ってたんで」と喜びもひとしおのようだ。 今回の試合は「一昨日の計量の時にも今回は勝てるはっていう確信があったんで、自信はありましたね、昨日は」と確信めいたものがあったという。また、「チームの作戦が上手くいって、今までで一番チーム力の大切さが分かった試合だというふうに感じました」とチームで作り上げた作戦が上手くハマった一戦でもあった。「林選手がジリジリ前に来るタイプなんで、それに詰められずしっかり回るというか、サウスポーに対して右に右に取ってくるタイプやったんで、それを変に取り返すよりもそのまま左に回っていくっていう感じで、いい距離を保ちながらこっちの攻撃を当てるという作戦ですね」とその作戦を明かしたが、佑典がそれを見事に遂行したことで勝利を呼び込んだ。 試合後にもアピールしていたが、目標はKrushのベルト。現在Krushフェザー級王者の新美貴士については「K-1出る前からいつかK-1 JAPAN GROUPに出たらやるかなと思っていた選手なんで、その選手がチャンピオンになった」と、以前から標的にしていたという。「でも、僕自身は全く負ける気はしないですし、いつ当たっても勝てると思っているんで、そのうち待っとけよっていう感じですね」と、自信たっぷりに挑戦状を叩きつけていた。 佑典「昨日を振り返っては、チームの作戦が上手くいって、今までで一番チーム力の大切さが分かった試合だというふうに感じました。(パンチのカウンターが見事だったが自分としては?)見事でしたね。(どんな作戦や戦略を練っていた?)林選手がジリジリ前に来るタイプなんで、それに詰められずしっかり回るというか、サウスポーに対して(林は)右に右に取ってくるタイプやったんで、それを変に取り返すよりもそのまま左に回っていくっていう感じで、いい距離を保ちながらこっちの攻撃を当てるという作戦ですね。(連敗を脱出した心境は?)いやあ、めっちゃ嬉しいですね。負けが続いて3連敗はさすがにないなと思ってたんで。でも、一昨日の計量の時にも今回は勝てるはっていう確信があったんで自信はありましたね、昨日は。(試合後にはベルトもアピールしていたが?)格闘家でやっている以上ベルトは欲しいんで。後は新美(貴士)チャンプは、K-1出る前からいつかK-1 JAPAN GROUPに出たらやるかなと思っていた選手なんで、その選手がチャンピオンになってて。でも、僕自身は全く負ける気はしないですし、いつ当たっても勝てると思っているんで、そのうち待っとけよっていう感じですね。(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日は応援ありがとうございました。今年の僕に注目お願いします。ありがとうございました」 鈴木翔也、約8年ぶりのKrushで大逆転勝利!「今まで一度も勝負を投げたことはない。最悪6回倒されても、最後に倒せばいいと思ってやっている」 ©K-1 第5試合ではKrushライト級ワンマッチで鈴木翔也が弘輝と対戦。鈴木は1Rから弘輝の左ストレートで2度のダウンを奪われ、2Rも左フックを食らい3度目のダウンを喫してしまう。もはや倒されるのも時間の問題と思われたが、その直後の攻防で弘輝の左ストレートをかわすと右ストレートで一閃。この一撃で弘輝をKOし、2R0分41秒で大逆転勝利を飾った。 試合中に3度のダウンを喫しながらの大逆転勝利でインパクトを残した鈴木だが、「いつも出ている団体ではだいたい5Rでやってるんですけど、僕、3Rまで倒されたり途中までは負けてるので巻き返す試合が多いのでいつも通りというか、今回は3Rでそれを逆転で返すということを考えていただけですね」と、自分にとっては当たり前の展開だったと告白。「ちゃんと起きれば1Rに2回までは起きれるので、最悪6回倒れても最後に倒せばいいかなって考えてやってました」と、腹を括った戦いぶりが大逆転勝利を呼び込んだようだ。 鈴木がKrushに参戦するのは2013年の12月以来、およそ8年ぶり。だが、これがKrush3戦目にしての初勝利。「僕は相手陣営の声も聞くので、ダウン後に『あんまり行くな。落ち着いて技出せ』って声がかかってたと思うんですけど、それでも僕をクラッシュしに来てくれた弘輝選手あってこそのKOだったので、僕は参戦後初勝利なので凄い嬉しかったです」と喜びも大きい。 今回はKrushライト級王座決定トーナメントにも出場している弘輝からの勝利だが、「僕は皆さんよりスキルも低いと思っているし、このルールに関しては全然ペーペーだと思っているので、格上の人と誰でも。名前を上げるために来ているのでやっていきたいなと思っています」と、今後はトップ戦線にいる選手たちに立ち向かっていくことを宣言。「しっかりしたパンチで倒されない限り、途中で勝負を投げた試合は過去45戦でない」と豪語する34歳のベテランが、Krushライト級戦線に旋風を巻き起こすか?鈴木翔也「公開計量の時に勝ってこの会見に出られるか、負けて全部失って指くわえて動画を見るかって、ずっと考えていたので無事勝てて良かったです。(大逆転勝ちだったが、どんな心境で戦っていた?)いや、弘輝選手、強かったです。凄い倒れるから、僕が(笑)。凄い倒れるのでヤバいなと思ったんですけど、いつも出ている団体でも僕、だいたい5Rでやってるんですけど、3Rまで倒されたり途中までは負けてるので、巻き返す試合が多いので、いつも通りというか、今回は3Rでそれを逆転で返すということを考えていただけですね。ネットとかにも書いたんですけど、ちゃんと起きれば1Rに2回までは起きれるので、最悪6回倒れても最後に倒せばいいかなって考えてやってました。(最後の右はずっと練習していた?)あれはミットでずっとやっているコンビネーションなので。結構メジャーなコンビネーションというかカウンターの練習なので、どのジムの皆さんもやっていると思うんですけど、それがたまたま無意識に出て。倒すパターン、必殺パターンは3つぐらいしかなかったので、あれが無意識に出て良かったなっていう感じですね。(久々のKrushでインパクトを残せたことについては?)僕は相手陣営の声も聞くので、ダウン後に『あんまり行くな。落ち着いて技出せ』って声がかかってたと思うんですけど、それでも僕をクラッシュしに来てくれた弘輝選手あってこそのKOだったので、僕は参戦後初勝利なので凄い嬉しかったです。結構反響も、皆さんからお声をいただいたので嬉しかったです。(これからはどんな相手とやりたい?)前日会見で言った通り、僕は皆さんよりスキルも低いと思っているし、このルールに関しては全然ペーペーだと思っているので、格上の人と誰でも。名前を上げるために来ているのでやっていきたいなと思っています。(3度ダウンを奪われたにしてはマイクがしっかりしていたが、ダメージはどうだった?)これはセコンドが涙目になってたんですけど(笑)。なんですかね? 倒れても足に来ないタイプというか、割とちゃんと立てるタイプなので。幸いというか、まあ3回倒れなきゃそういう舞台だと思ってますんで、結果的に倒せばいいと考えてました。(それは精神力?)精神力? う~ん。でも、『いつも何が武器ですか?』って聞かれたら、『気合いです』としか言ってないので。別にパンチ力やキック力がそんなに凄い際立って高いわけではないので。でも、コツコツやって来たものが出て良かったなっていう気持ちですね。(次からやる選手は何回ダウンを獲っても鈴木は立ち上がってくると警戒してくると思うが、そのへんはどう思う?)逆転タイプって最初に思われてしまうのが一番ネックですよね。だから、まあしっかりしたパンチで倒されない限り、途中で勝負を投げた試合は過去45戦で一度もないので。結構グローブもしっかり効くタイプのグローブだったので、倒されても結果的に3分3Rで倒して今後の試合もやっていきたいなと思います。(ファンの皆さんへのメッセージは?)会見で言った通り、結構ベストバウトに近い内容で興行に出られたんじゃないかと思っているので、次またいい話があれば、いい仕事が出来るように頑張りたいと思います。また応援よろしくお願いします」 安川侑己、Krush愛で2連勝!憧れのベルトを目指す!「僕が格闘技を始めたきっかけはKrushがあったから。このKrushのベルトは何がなんでも欲しい」 ©K-1 第4試合ではKrushスーパー・フェザー級ワンマッチで安川侑己が目黒翔大と対戦。前に出続けた安川が2-1の判定で目黒を下した。 昨年からKrushに参戦している安川はこの試合が2戦目で2連勝という好成績。「昨日は対戦相手の目黒選手が凄く強いし巧くて、思ったより苦戦して凄いギリギリだったんですけど、とりあえず勝てて今はホッとしています」と一夜明けた心境を語った。「昨日の試合では僕の良さはあまり出てなかったと思うんですけど、最後まで諦めずに戦い抜いたのが良かったのかなって思います」と勝因について語ったが、「昨日気づいたんですけど、正直サウスポーは苦手なのかなというところもあったし、なのでサウスポー対策をもっとしっかりして次に繋げていきたいなと思います」と今後の課題も見つかった試合だった。「僕が格闘技を始めたきっかけはKrushがあったからなんで、このKrushのベルトは何がなんでも欲しい」と、Krush王座に目標を定めている安川。「今のままじゃ実力がちょっと足りないので、もっともっと練習して経験積んで、タイトルに食い込んでいけるように頑張ります」と、実力に磨きをかけてのトップ戦線への参入を表明した。「僕はKOが少なくて、見に来てくれる人が疲れるような試合をしてしまうんですけど、その分、熱く刺激的な試合をするんで、これからも応援よろしくお願いします」と、熱く粘り強いファイトでタイトル戦線に殴り込みをかける。安川侑己「昨日は対戦相手の目黒選手が凄く強いし巧くて、思ったより苦戦して凄いギリギリだったんですけど、とりあえず勝てて今はホッとしています。(試合を振り返ってみて良かった点は?)特に昨日の試合では僕の良さはあまり出てなかったと思うんですけど、最後まで諦めずに戦い抜いたのが良かったのかなって思います。(今後修正していこうと思う箇所は?)昨日気づいたんですけど、正直サウスポーは苦手なのかなというところもあったし、なのでサウスポー対策をもっとしっかりして次に繋げていきたいなと思います。(今後の目標は?)僕が格闘技を始めたきっかけはKrushがあったからなんで、このKrushのベルトは何がなんでも欲しいし、でも今のままじゃ実力がちょっと足りないので、もっともっと練習して経験積んで、タイトルに食い込んでいけるように頑張ります。(Krushを見たきっかけは?)初めて入ったジムで練習していて、Krushの試合をYouTubeで何回か見たりしてカッコいいなと思って、僕も出たいなと思っていました。その時からKrushのベルトは欲しいって目標にしていたので、昨日Krush2戦目に出場させていただいて、1戦の時も言ったんですけど、凄い夢みたいな感じだなって。本当に2回も出させていただいて、2回とも勝てて本当に嬉しいです。(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日は本当に応援ありがとうございました。僕はKOが少なくて、見に来てくれる人が疲れるような試合をしてしまうんですけど、その分、熱く刺激的な試合をするんで、これからも応援よろしくお願いします」 塚本拓真が“ヘタツヨ”スタイルに開眼!「自分は不器用でセンスがなくて下手。でも“ヘタツヨ”を目指すようになったことが強さにつながった」 ©K-1 第3試合では塚本拓真と小林孝彦がKrushスーパー・ライト級ワンマッチで対戦。ボクシングがベースの小林に対して塚本は、ヒザ蹴りやミドルキックによるボディへの攻撃を主体に攻め込む。2Rに小林のラッシュをしのぐとヒザ蹴りの連打でスタンディングダウンを奪うと、3Rにも同様の攻めで再びスタンディングダウンを奪う。さらにミドルキックで追撃するとレフェリーが試合をストップし、3R1分40秒でTKO勝利を飾った。 2019年の7月から2021年の6月までの2年で3連敗を喫していた塚本だが、昨年11月「Krush.131」で川島康佑を破って連敗脱出。今回の勝利で2連勝と巻き返しを開始した。「今まで自分は本当に不器用でセンスがなくて下手くそなタイプなんですけど、先輩とか強い人の真似して器用に戦おうとしてて、それを最近の練習で不器用なまま戦おう、“ヘタツヨ”を目指そうみたいなことを意識し出したら気持ちも楽になって。“ヘタツヨ”を目指そうが気持ちの変化にもなって、自分の強さにもちょっとなってきたなと感じます」と、意識の変化が塚本に勝利をもたらした。 今回はボクシング出身の小林を迎え撃ったが、塚本が今後戦っていきたいのはトップクラスの選手。「今Krushの本戦で戦っている格上の選手とかとドンドン試合して勝っていかないと知名度もつかないし、自分の実力の証明にもならないので、そういう試合をしっかり組んでもらって勝っていきたいです」と今後の目標を語った。 3連敗中は地獄のような想いをしていたという塚本。「自分だけじゃなくて応援してくれている人とかセコンドに就いてくれる人とか一緒に戦ってくれる人、みんな落ち込んで自分と同じような気持ちになってくれてて、自分もそんな想いをしたくないし、そんな想いをさせたくないんで、こっから勝ちまくるんで変わらず皆さん応援よろしくお願いします」。開眼した“ヘタツヨ”のファイトスタイルで、地獄の底からの逆襲を誓う。塚本拓真「昨日は皆さんがこのような時期でも変わらずいつも応援していただき会場にまで来ていただいて本当に力をもらっています。ありがとうございました。(KO勝ちした時の心境は?)アドレナリン爆発で、嬉しかったとか、溜まってたもんがバーって出た感じですね。(連敗脱出してからの連勝。何が変わった?)一番自分の中で変わったのも、今まで自分は本当に不器用でセンスなくて下手くそなタイプなんですけど、先輩とか強い人の真似して器用に戦おうとして、それを最近の練習で不器用なまま戦おう、“ヘタツヨ”を目指そうみたいなことを意識し出したら気持ちも楽になって。 今回の試合も2カ月前ぐらいに決まっていたんですけど、最初の1カ月はずっとスパーリングとかも上手くハマってなくて、その残りの1カ月で“ヘタツヨ”を目指そうが気持ちの変化にもなって、自分の強さにもちょっとなってきたなと感じます。(これからどういう相手と戦っていきたい?)試合後のインタビューでもマイクでも言ったんですけど、格上の選手・昨日みたいなボクサーの選手を迎え撃つとか、Krush-EXから来た人を迎え撃つとかよりも、今Krushの本戦で戦っている格上の選手とかとドンドン試合して勝っていかないと知名度もつかないし、自分の実力の証明にもならないので、そういう試合をしっかり組んでもらって勝っていきたいです。(ファンの皆さんへのメッセージは?)何回も自分が話す機会で言っちゃってるんですけど、3連敗で地獄のような想いで、自分だけじゃなくて応援してくれている人とかセコンドに就いてくれる人とか一緒に戦ってくれる人、みんな落ち込んで自分と同じような気持ちになってくれてて、自分もそんな想いをしたくないし、そんな想いをさせたくないんで、こっから勝ちまくるんで変わらず皆さん応援よろしくお願いします」 紗依茄、対戦相手変更も鮮やかな足技で勝利!「必ず女子高生のうちにKrushチャンピオンになります!」 ©K-1 第2試合では紗依茄がKrush女子アトム級ワンマッチで谷田美穂と対戦。1Rの開始早々右ハイキックを炸裂させてダウンを奪うと、その後も蹴りを駆使して谷田を翻弄。3-0で判定勝利を飾った。 紗依茄は弱冠17歳の高校2年生。昨年プロデビューし、今回が4戦目にして初めてのKrush本戦登場だったが、ここまで3勝1敗という成績を残している。本来はMIOが今大会での対戦相手だったが、病気のために欠場。11日前に谷田に対戦相手が変更になった。「11日前に相手が変わっちゃって、対策とかもしづらい部分がたくさんあったんですけど、代表とかジムの先輩みんなでやってきたことなんで、勝てたことはホッとしていますね」と、急な対戦相手の変更というアクシデントもチームで乗り越えた。最初にダウンを奪ったハイキックも「相手が変わった時に代表と対策してたことが最初に出たので狙ってましたね」も狙い通りだったとのことだ。 今後は「昨日の試合は初めて3分3Rやって、体力もなかったですし、フィジカルもこれからつけていきたいと思っています」とフィジカル面の課題の克服に務めるという紗依茄。そして、目標としているのはKrushの王座の戴冠だ。 昨日行なわれた同じ階級の菅原美優と優のタイトルマッチも見ており、「菅原選手はホンマに強い選手でアマチュアの頃から自分は見てきたんで、昨日の戦いだと全然追いつかないので、これから自分はもっと上を目指して頑張りたいです」と、まずは実力を上げてトップ戦線への参入を目指す。「MIO選手との戦いがなくなっちゃったので年内には出来たらいいなとは思っていますね」と、女子アトム級トップ選手の一人であるMIOとの対戦の実現も頭に描いている。「昨日の勝利に満足せず、これからもっともっと上を目指して、必ず女子高生のうちにKrushチャンピオンになるんで応援よろしくお願いします」と紗依茄。高校生活の残る1年でKrushの頂点に辿り着くことを宣言していた。 紗依茄「今年1発目の試合に勝ててホッとしています。(直前で相手が変更になったがやりにくさはなかった?)11日前に相手が変わっちゃって、対策とかもしづらい部分がたくさんあったんですけど、代表とかジムの先輩みんなでやってきたことなんで、勝てたことはホッとしていますね。(ダウンを奪ったハイキックは狙っていた?)そうですね。相手が変わった時に代表と対策してたことが最初に出たので狙ってましたね。(同じ階級のタイトルマッチもあったがそれについては?)菅原選手はホンマに強い選手でアマチュアの頃から自分は見てきたんで、昨日の戦いだと全然追いつかないので、これから自分はもっと上を目指して頑張りたいです。(試合をやっていて足りないと思った部分は?)昨日の試合は初めて3分3Rやって、体力もなかったですし、フィジカルもこれからつけていきたいと思っています。(年内にどの位置まで行きたい?)MIO選手との戦いがなくなっちゃったので年内には出来たらいいなとは思っていますね。(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日はたくさんの応援ありがとうございました。昨日の勝利に満足せず、これからもっともっと上を目指して、必ず女子高生のうちにKrushチャンピオンになるんで応援よろしくお願いします」 南雲大輝、延長までもつれる接戦を制して堀井翼との因縁にケリ!「皆様の支えを思うと倒れることは出来なかった」 ©K-1 第1試合は南雲大輝と堀井翼のKrushライト級ワンマッチ。2020年の6月の初対戦での南雲のローブローによる反則決着から続く因縁の対決だ。2Rに南雲は堀井をロープに追い込みダウンを奪うが、3Rに組みつきが多くなったことで減点されてしまい、判定は南雲の1-0で延長へ。 お互いに出血が見られる中の延長Rは終了直前に南雲が堀井に左フックを炸裂させてダウンを奪う。これが決め手となって、南雲が延長R3-0で判定勝利。ついに2年越しの因縁にケリをつけた。「試合内容としては反省点も多くて立ってるのがやっとっていう感じだったんですけど、倒れずにというか、皆様の支えを思うと倒れることが出来なかったという感じで、良かったなっていう思いです」と、南雲にとっても気力で乗り越えた試合だった。その気力を作ったのも堀井だ。「堀井選手自身がとても気持ちが強くて、昨日の試合中に1回も弱気になった姿勢を見せなかったというのと、見せることはないだろうなというのを試合前からずっと感じていたし、4回も試合の機会があったので彼のことは多少は知ってるつもりで、堀井選手は本当に強い選手だなと思って、それを乗り越えようと積み上げきたっていう想いがあるので良かったです」と、堀井の存在が南雲に激闘を乗り越える精神力を作らせた。 しかし、堀井との因縁にもとりあえずは一旦終止符が打たれたことで、南雲の次の目標に向かって進むことが出来る。「もちろんこういった激闘を何試合でもしていきたいですし、K-1という舞台に対して表現したいものとかあるので、Krushのベルトも巻きたいですし、瓦田選手にリベンジして、自分を応援してくださってる皆様が、今体操の先生をやっているんですけど、そうやって応援してくださってる子供たちの目標というかお手本になるような、失敗も成功も含めて、そういったキャリアをこれから積んでいきたいなって思います」と、Krush王座の奪取も含めて頭に描いていることはたくさんある。 K-1 JAPAN GROUPに参戦して、今回が8戦目。そのうち勝ったのは2試合だが、今回の試合以外は堀井の体調不良による不戦勝だけだ。K-1 JAPAN GROUPのリングで実質的には初勝利を上げたと言っていい南雲は、「これからは人生を懸けて、人生を通して戦って、その戦いの中で恩返し出来るように精進してまいります」と、結果が出なくても支え続けてくれてきた人たちにファイトでの恩返しを誓っていた。南雲大輝「堀井翼選手のとても強い気持ちを感じましたし、なんとか乗り越えることが出来たのも、皆様の応援のおかげです。試合内容としては反省点も多くて立ってるのがやっとっていう感じだったんですけど、倒れずにというか、皆様の支えを思うと倒れることが出来なかったという感じで、良かったなっていう思いです。(因縁の相手に勝てた心境は?)堀井選手自身がとても気持ちが強くて、昨日の試合中に1回も弱気になった姿勢を見せなかったというのと、見せることはないだろうなというのを試合前からずっと感じていたし、4回も試合の機会があったので彼のことは多少は知ってるつもりで、堀井選手は本当に強い選手だなと思って、それを乗り越えようと積み上げきたっていう想いがあるので良かったです。(かなりタフな試合だったが勝てた要因は?)とりあえず前回の瓦田選手の試合から反省を生かして、何しろ延長を含めて4R、立っていること、倒れないこと、振り続けることだったり諦めないことだったり、気持ちの面なんですけど、そういったものを応援してくださっている皆様から力をもらってやってこれたので、技術云々よりかは弱さと向き合ってやってこれた結果がなんとか出たのかなという想いです。(堀井に勝ってこれからの目標は?)もちろんこういった激闘を何試合でもしていきたいですし、K-1という舞台に対して表現したいものとかあるので、Krushのベルトも巻きたいですし、瓦田選手にリベンジして、自分を応援してくださってる皆様が、今体操の先生をやっているんですけど、そうやって応援してくださってる子供たちの目標というかお手本になるような、失敗も成功も含めて、そういったキャリアをこれから積んでいきたいなって思います。(試合中にラウェイのポーズを見せたのは?)試合中に振り返って延長Rでやってたんですけど、全く記憶になくて(笑)。いっぱいいっぱいの中で出たのがラウェイの魂だったということで。まあ諦めない気持ちっていうことでいいんですかね? とりあえずそういうところです。(堀井との因縁は完全決着がついた?)いや、別に5回でも6回でもやってもいいと思っているので、僕は先に行かせていただくという感じで堀井選手、お待ちしております。(ファンの皆さんへのメッセージは?)本当に応援してくださってる皆さんのおかげでここまで来れました。横浜アリーナでK-1デビューさせてもらっていろんなことがあったし、そのたびにお力をいただいてきたので、これからは人生を懸けて、人生を通して戦って、その戦いの中で恩返し出来るように精進してまいります。これからも応援のほど、よろしくお願いします」
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K-1 JAPAN GROUP 2022年2月22日 9時34分 -
「K'FESTA.5」4.3(日)代々木 第2弾カード発表
野杁正明vs加藤虎於奈の“幻の一回戦”が決定!「K-1の顔になるのは僕。残酷なまでに叩き潰してやる」(野杁)vs「100回やって1回勝てればいい相手。でもその1回を持ってくる自信がある」(加藤) ©K-1 昨年9月K-1横浜アリーナ大会でウェルター級王座決定トーナメントを3試合とも全てKO勝利でタイトルを獲得し、K-1の2階級制覇を達成た野杁正明。K-1 AWARDSでMVPにも選ばれた野杁の2022年初戦がK’FESTAで決定した。「2階級制覇もしましたし、K-1を引っ張る顔だと思っている」という言葉通り、『K'FESTA』にも5年連続出場となり、名実ともにK-1を代表する選手になった野杁。「試合内容だったり、今年の頑張りによっては2年連続MVPっていうのもあると思うので、そこを狙っていきますし、K-1の顔になるのは僕だというのをしっかり証明していかないといけない」と、2022年初戦に向け決意を語った。 今回の試合に向けてvs世界・vs外国人選手を期待されたが、このコロナ渦にあって強豪外国人の招聘は暗礁に乗り上げた。そこで野杁の対戦相手に白羽の矢が立ったのが元Krushウェルター級王者の加藤虎於奈だ。 加藤は前述のウェルター級王座決定トーナメント・一回戦で野圦と対戦する予定だったが欠場。幻の一回戦が「K'FESTA.5」で実現する運びとなった。会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーによれば、トーナメント終了後も加藤陣営から野杁戦への熱いアピールがあり、加藤曰く「正直どこで野杁選手と戦えるか分からないし、どのタイミングで試合組まれるか分からないので、オファーが来たらすぐOKするというのは自分の中で決めていました」。下馬評では野杁圧倒的有利だが「100回やって1回勝てればいい相手。でもその1回を持ってくる自信がある」と番狂わせに自信をのぞかせる。 そんな加藤を野杁は「もう日本人選手とやる意味がないと僕は思っているので、今回の試合で日本人は卒業。残酷なまでに叩き潰してやろうかなと思っています」と一刀両断。加藤が番狂わせを起こすのか? それとも野圦がまたも圧倒的な強さを見せるのか?野圦正明「『K'FESTA』に5年連続参戦できることをすごい嬉しく思います。僕は2階級制覇もしましたし、K-1を引っ張る顔だと思っているので残酷なまでに叩き潰してやろうかなと思っています。(加藤選手の印象は?)Krushのチャンピオンにもなってますし、実力のある若い選手っていう印象ですかね。(どんな試合をしたい?)トーナメントとテーマは一緒です。日本人選手とやる意味がないと僕は思っているので、今回の試合で日本人は卒業。レベルの差はトーナメントでしっかり見せつけたんですけど、それ以上に差を見せつけることが今回の試合のテーマですね。(加藤選手に望むことは?)トーナメントの3選手は3選手ともしっかり勝負しにきてくれて、僕を倒しにくる姿勢が見れた。僕と対戦するのであれば倒しにくる姿勢というのを期待したいなと思っています。(MVPになったことで気持ち的な影響はありますか?)試合内容だったり、今年の頑張りによっては2年連続MVPっていうのもあると思うので、僕はそこを狙っていきますし、K-1の顔になるのは僕だと思っています。しっかりそこを証明していかないといけないと思ってますね。(同じ日の無差別級トーナメント迫力、インパクトに対抗する意識は?)スピードは誰もが思うと思うんですけど、重量級の選手より僕たちの方があると思ってますし、重量級は当たれば倒れるっていう印象があると思いますけど、それ以上に僕の攻撃はどの攻撃が当たっても倒れるというのを今回の試合では見せたいと思ってるので、そこはしっかり対抗できるんじゃないかと思ってます」 加藤虎於奈「まず話す前に野杁選手、K-1のスタッフの皆さん、ファンの皆さん、去年の9月に欠場になってしまい、本当にすいませんでした。トーナメントを見させてもらってめちゃくちゃ強い野杁正明選手を見ることができたので、いつか戦いたいとずっと心の中で決めていたので、決まってくれたことは光栄です。光栄なので勝てるように気合い入れます。(トーナメントを見て野杁選手の印象)まず野杁選手、一回戦、準決勝、決勝、普通に勝って優勝するだろうなって自分では思っていたので、それがそのとおり普通に勝っていったので普通にすごいなって、化け物だと思いましたね。(そういう選手でも対戦したい?)正直どこで戦えるか分からないし、どのタイミングで試合組まれるか分からないので、オファーが来たらすぐOKするというのは自分の中で決めていました。前回9月の時も野杁選手と言われた時はすぐに(OKと)答えられたので、今回も野杁選手には本当に申し訳ないですけど、すぐに『はい』と答えました。(どんな試合をしたい?)どんな試合をしたいかと言われたら、野杁戦が決まったのがすごいことじゃなくて勝つことがすごいと思うので、野杁選手を倒して俺がまたトップに出られたらと思ってます。(勝てるという自信の根拠は)自信の根拠っていうのはないです。100回やって1回勝てればいいかなと思っているんですけど、その1回を持ってくる自信があるので。その1回をもってくるしかない。それで決めましたね。(いつ頃から野杁選手を意識して対策を考えていた?)中途半端な気持ちだと野杁選手にまず失礼なので、去年の9月に欠場になってから生活面を見直してしっかりトレーニングしてきました。今年からはお酒も飲まずにトレーニングばっかりして。日本人なんですけど、強豪外国人というぐらい強くいられたらいいなと思っています」 林健太「僕が目指しているのは秀さんのベルト。気合いでしっかり倒す」vs鈴木勇人「K-1のリングは甘くない。この壁を越えていく」 ©K-1 2月17日(木)都内にて、4月3日(日)に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~」の第2弾対戦カード発表記者会見が行なわれた。 同大会では先立って山崎秀晃と大和哲也によるK-1スーパー・ライト級タイトルマッチが発表されているが、同階級のトップ戦線生き残りを懸けて林健太vs鈴木勇人の一戦が決定した。 林は元K-1ライト級王座を戴冠後、昨年からスーパー・ライト級に階級をあげてヴィトー・トファネリ、佐々木大蔵、不可思と対戦し、ライト級時代から変わらぬアグレッシブな試合展開で会場を沸かせてきた。 中村拓己K-1プロデューサーは「まだ階級をあげて1年なので、スーパー・ライト級のトップを目指していくうえで経験値だったりフィジカル面、そういったところを強化していくこともまだ必要。ここからいろんなファイターと戦ってベルトに向けてのストーリーを作っていくところ」と位置づける。 その林と対戦する鈴木は元Krushスーパー・ライト級王者で、過去にK-1のスーパーファイトに3度出場するも、K-1の厚い壁を前に全敗と結果を残すことができなかった。 中村プロデューサーに「厳しい言い方をすれば崖っぷち」と表現された鈴木だが「今の自分は失うものはなにもない。今は格闘技を始めたばっかりの頃の感情が蘇ってきて、むちゃくちゃ燃えている」と復活に闘志を燃やす。 さらに会見がでは林が中村プロデューサーへ「その大会ごとに一番盛り上がった、すごくいい試合をした選手2人にファイト・オブ・ザ・ナイトのボーナスが欲しい」と爆弾要求。海外の大会ではすでに広く認知されてている選手ボーナスだが、中村プロデューサーも「僕も今いきなり聞いたので……」と困惑しつつ「どうなるかこれから考えます」と答えた。 スーパー・ライト級戦線生き残りをかける重大な一戦でありつつ、林のボーナス獲得に向けた(?)試合内容にも注目したい。林健太「去年は階級を上げて3試合して2勝1敗で、大事なところで落としちゃったというか負けちゃったので、今年はそういった大事な場面でも落とさずに勝っていかなあかんと思います。僕が目指しているのは秀さんのベルト、世界チャンピオンっていう称号なので、対戦相手が鈴木選手になって、Krushのチャンピオンで実績もあるので、落とさずにしっかり頑張ろうと思います。 そして毎回毎回試合を見てる人が興奮することをプロの格闘家として心がけているんですけど、去年3回やってすごく盛り上がったって言ってくれるような試合が多かった気でいたので、1年を通してK-1 AWARDSで敢闘賞とか、そういう賞をとれるんじゃないかと思っていて、家族だったりスポンサーの方だったり数人に『今年は敢闘賞取れます!』って言い切っちゃったんですけど、蓋を開けてみたら全く取れなくて、奥さんに『自惚れるな!恥ずかしい!』って言われてすごく恥ずかしかったんです(苦笑)。期待させてしまったスポンサーの方々もそうですけど本当に申し訳ありませんでした。 ご提案なんですけど、海外では大会ごとに一番盛り上がった、すごくいい試合をした選手、勝った選手にも負けた選手にもファイト・オブ・ザ・ナイト(以下、FON)ってボーナスがつくんですけど、K-1グループは今、KOボーナスしかないので、できればKOボーナスという人参も、FONという人参もぶら下げていただければ僕は2割、3割頑張りますので中村プロデューサー、ご検討をお願いします(笑)。(対戦相手の印象は)僕が格闘家としてゲージがあったら、パワーとかスピードとか、テクニックとか、そんなに秀でたもの・抜きに出たものはないんですけど、気合いの部分で自分は戦っていると思っているので、そこを褒めてもらえてすごく嬉しいですね。鈴木選手、キックが上手なので僕のことを応援してくれる人たちはこのカードを見て、健太、大丈夫かって多分思っていると思います。僕はパンチなので、蹴りの選手が苦手っていうのはみんな知っているので。だからといってここで落としてたらチャンピオンになれないのでここはしっかり気合いで倒させていただきたいと思います。(タイトルへのアピールは)さっきも言ったFONってその大会で一番いい試合をした人に送られるボーナスが出るのであれば、スーパー・ライト級の試合だけじゃなく全階級をとおして一番熱い試合をせなあかんなって思ってますし、僕はずっと世界チャンピオン、秀さんが持っているベルトを目指して頑張っているので特に変わったことはないですね。とにかくみんなが熱くなるような試合をして、しっかり勝ってタイトルマッチまでいくことしか考えていないですね。(年間を通してベストバウトだという気持ちは?)そのつもりで戦っています、毎回毎回。せやけど、いけるんちゃうかなって思ったところで全く蓋を開けたら違ったりして恥ずかしかったので、大会毎に決めていただければすごいKOだって、いい試合だって全部狙いにいきます。ただ1年て長くなるとダメやったすね。熱が冷めないうちに査定してほしいです。(同階級の試合がある中でどんな試合を見せたい?)同じ階級の試合が3試合あって、でもタイトルに絡んでいくのってその勝者になるので。でも内容は常に変わらず見ている人が興奮するような、熱くなるような試合を心がけてしっかり勝つ。それが一番大事やと思っているので、ここはしっかり勝って、熱くさせて、みなさんを。タイトルまで行きたいと思います。(FONについて)KOじゃなくても、熱い試合とかでも賞をもらえたら多分もっともっとみんなやる気が出ると思いますし、ファイターみんな。まぁファイターみんなっていうか僕に関しては普段の7倍ぐらい頑張れると思うので、そういった人参があると。なのでぜひよろしくお願いします」 鈴木勇人「今、連敗中で、連敗してるにも関わらず『K'FESTA』という大舞台で試合を組んでもらったことを嬉しく思っています。今の自分は失うものはなにもないと思っているので思い切りいってやろうと思います。(K-1の壁も感じている?)感じてます。K-1で本戦に3回出てるんですけど全部落としているので、やっぱりK-1は甘くないなって率直に感じていますね。ただ、この壁を越えていかないとチャンピオンは見えてこないと思っているので、負けてはいますけど、その都度収穫があったりとか、何かしら得るものを得ているので間違いなく前進はしてるので、この試合ではそろそろその成果を見せたいと思っていますね。(対戦相手の印象は?)オファーをいただいてから林選手の試合はほとんど見たんですけど、ひと言で言うとゾンビみたいな人だなって。倒されても倒されても前に出て、体が丈夫で根性がすごいなって思います。ただ、根性に関しては自分も負ける気はしないので熱い試合になるんじゃないかなって思ってますね。(タイトルへのアピールは)正直、今の自分がタイトルどうこうとか語れるような立場ではないと思っているのでそういう見方はしてなくて、与えられたチャンスを確実にものにすることが大事だと思っているので、まずはこの試合ですね。(3連敗はどう受け止めている)単純に自分が弱かったなってだけですかね。Krushのチャンピオンになるまではトントン来れたので、そこから気が抜けたじゃないですけど、モチベーションっていうのが、自分では思っていなかったんですけど、少なからず迷いっていうか、そういうのがあったのかなって思っていて。でもこの3連敗をしていろんなことを考えて、昔のその時の気持ちとかを思い出して考えたんですけど、やっぱ何をやるでも気持ちが一番大事だと思っているので。情熱というか。そういうのが格闘技を始めたばっかりの頃の感情とか蘇ってきて、いまはモチベーションとかがその時より高いくらい、むちゃくちゃ燃えているので。(壁を打開する鍵は?)最近やっと手応えを感じてきたというのは思っています。もともと自分の持っている長所だったり、強い部分っていうのを残しつつ、プラスアルファ、そういう技術だったりとかいろんなものがあると思うんですけど、それがうまく噛み合ってなかったので、両極端な、この最近の試合とか過去の試合とか、ちょっと極端だったなっていうのはあったので、そこをうまくバランスをとって、いつものやっていることがしっかりと出せれば問題はないかなと思っていますね。(同階級の試合がある中でどんな試合を見せたい?)見せたいというか、どういう展開になるかなっていろいろ考えているんですけど、林選手ももちろん前にガンガンくるファイターなので、自分はそういうファイターは苦手じゃないので自ずとKO決着になるのかなと思っています」 不可思と小嶋瑠久がスーパー・ライト級戦線の浮上をかけて激突!「今年はいけるんじゃないかと思う」(不可思)vs「自分たちが主役にならないといけない」(小嶋) ©K-1 2月17日(木)都内にて、4月3日(日)に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~」の第2弾対戦カード発表記者会見が行なわれた。 王者・山崎秀晃vs挑戦者・大和哲也のタイトルマッチが行われるスーパー・ライト級で、不可思vs小嶋瑠久のスーパーファイトが決定した。不可思は昨年12月のK-1大阪大会で林健太に判定負け、小嶋も9月K-1横浜アリーナ大会のウェルター級王座決定トーナメント一回戦で寧仁太・アリに敗れている。 直近の試合で敗れている両者の対戦だが、中村拓己K-1プロデューサーは「不可思選手はK-1で試合を重ねて、どんどんK-1アジャストしていて、成長した姿を見せてくれている。小嶋選手も一階級上のトーナメントで真っ向勝負の熱い試合を見せてくれた。ともに前戦の結果は残念だったが、次を期待させる試合をしてくれたと思うし、この試合を今年ブレイクするきっかけにしてほしい」と期待を寄せる。 この言葉を受けて不可思は「K-1に参戦して2年ぐらいはずっと自分の悪いところをなくす作業をやってきて、自分の良さを出せてない感じがあった。でも今はいい感覚が帰ってきた感じなんで、今年はいけるんじゃないかと思っています」と再浮上をアピール。 対する小嶋も「同じ日に山崎選手と大和選手のタイトルマッチが組まれて、新旧K-1王者対決と言われているけど、自分から見たら新旧対決じゃなくて旧々対決。自分たちの世代が主役にならないといけないし、毎日気合入れて練習してます」と世代交代に向けて気合いを見せた。 激闘派の不可思と重いパンチが武器小嶋。勝利をつかみ、スーパー・ライトの王座挑戦に向け一歩前進するのは果たして? 小嶋瑠久「とりあえず今回、ぶっ倒します。(対戦相手の印象は?)あんまりほかの選手の試合を観ないんで。印象はないんですけど、あれっすね、不可思団? 『格闘代理戦争』の印象です。自分の弟がお世話になりました。(不可思選手の)試合は見たたことありますよ。他団体を制覇してきた男なんで、そういう印象です。(スーパー・ライト級での意気込みは?)もともとスーパー・ライトが自分の階級なんで、階級変えた感じじゃないです。でも、前回の試合はプラスになったと思うので、成長につながったと思います。(同じ大会で行なわれるスーパー・ライト級のタイトルマッチをどのように見ている?)自分は山崎選手にリベンジしたいっていう気持ちがすごい強いんですよ。そのためのミッションを今回クリアして。でも、今年中にやらないと山崎選手が引退しないかって心配です。今年は一つも落とさないでいきたいと思います。(不可思は激闘のイメージだが臨むところ?)相手に合わせるつもりはないし、自分のスタイルっていうものがあるんで、それをいま築いてる途中です。今回の試合でそれを見せて。相手が激闘派だろうが、自分のペースで全部試合を進めて、最終的にブッ倒します。(不可思が自分より格上という意識は?)格上だとは思ってないですけど、実績を見たら自分はまだルーキーだし。でも、ちょっと話変わるっていうか、自分は新生K-1育ちで、自分たちの世代がもっとがんばっていかないといけないんだなって。正直、山崎選手と大和選手が組まれて、なんか自分が情けねえなと思って。自分から見たらぶっちゃけ、新旧対決って言いますけど、旧々対決なんですよ。とくに65kgなんか、上の常連メンバーがずっと変わってないと思うんですよね、昔からいる選手で。もっと自分ががんばんないといけないなって思って、それはこないだの試合が終わってから常に思ってますし。自分が主役にならないとって、毎日気合入れて練習してますね」 不可思「去年はいい結果が残せなかったんで、今年は結果を出していきたいし、いい結果が出せそうな気がするので楽しみにしていてください。(対戦相手の印象は?)いまの話を聞いて、瑠久選手の弟が不可思軍におったなって思いました。印象は攻撃力があるなって。(いい結果を出せそうと思う理由は?)この2年ぐらいはずっとK-1にどうアジャストしていくかとか、自分の悪いところをなくしていく作業をずっとやってきたなって。その中で自分のよさというか、そういうところが出せてないなという感じはあったんで。 成長した部分も取り入れながら、ここから自分のおもいっきりブッ倒してにいく、良さを出していくっていうところを意識して最近はまた練習してるんですけど。それで調子よかった感覚が思い出せてきて。いい感覚が帰ってきたって感じなんで、今年はいけるんじゃないかって思ってます。(同じ大会で行なわれるスーパー・ライト級のタイトルマッチをどのように見ている?)タイトルマッチ、普通に自分は楽しみって感じですね。自分は結果出していって、またそこに絡んでいけるように。今度のタイトルマッチはお客さん目線じゃないですけど、楽しみな感じです。(若い選手に挑まれることについては?)相手が若いとか、そういうの関係なしに、おもいきりブッ倒しにいきたいですね。(去年も倒しにいくスタイルだったが?)いや、あんま楽しめてなかったですね。もともとは楽しめてたんですけど」 スーパー・フェザー級のトップ争い!村越優汰と朝久裕貴が激突「俺は判定勝ちでも魅せる」(村越)vs「僕は必ずKOで勝つ。それだけです」(朝久) ©K-1 2月17日(木)都内にて、4月3日(日)に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~」の第2弾対戦カード発表記者会見が行なわれた。 スーパー・フェザー級のトップ戦線で戦う2人の潰し合いだ。元K-1フェザー級王者で、現在は3連勝中の村越優汰と日本と中国を股にかけて活躍する朝久裕貴の一戦が決まった。 会見に同席した中村拓己プロデューサーはこの一戦について、「元K-1フェザー級王者の村越選手はスーパーフェザー級に階級を上げてからは武尊選手・レオナ選手に敗れたが現在3連勝。最近は趣味のゴルフでもメディア露出が増え、キャラクターも確立して注目を集めてきている。対する朝久選手は日本と中国で活躍し、昨年9月の横浜大会ではONEでも活躍したMOMOTARO選手にKO勝利を収めた。この2人は間違いなくスーパー・フェザー級のトップ同士。前回の会見でも話した通り、王者の武尊選手が6月に那須川天心戦を控えており。2022年はスーパー・フェザーが動く年になると思う。同じ大会で行なわれる江川優生選手と大岩龍矢選手の試合と比べてみてほしい」と期待を寄せた。 また村越・朝久ともに多彩な蹴り技と距離感に優れたファイトスタイルでもあり。中村プロデューサーは「二人にしかできない空間・技術戦をお見せできると思う」と見所を語っている。 質疑応答で朝久は村越の技術について「巧いというより、上手というレベル。巧い選手は運がなくても自分の試合ができるが、村越選手はちょっと運が絡んている部分がある。僕はKOで勝つつもりでいますし、判定までいったら村越選手の勝ちでいいやと思ってる」と挑発的なコメント。 対する村越も「俺が目指すのは完封勝利、常にきれいな戦いかたを目指している。みんな俺を倒す倒すって言ってるけど、結局俺がうまく戦って完封して勝つ。そういう結果になると思います」と静かな口調ながらも真っ向から応戦。 さらに村越が会見終わりに「俺が完封で勝ったらマイクを渡してくれって言ったんですけど、、みんなの判定勝ちとは違って、俺はテクニックを見せる判定勝ちなんで。しっかり魅せて、完封して勝つんでマイク渡してください」と中村プロデューサーに要求すると、朝久は「それは絶対にない。試合が終わったときに村越選手は倒されていて、リングにいないと思うんで、そのルールは必要ない」と切り捨てた。 互いに一歩も譲らぬスーパー・フェザー級のトップ対決、勝利掴むのはどちらだ? 村越優汰「『K'FESTA』っていう大きい舞台で試合ができることをすごくうれしく思います。自分が目指してるところはベルトなんで、しっかり目の前の試合、勝ちたいと思います。(相手選手の印象は?)面倒くさいなっていう感じです。(面倒くさいというのは?)試合を観てて、すごい面倒くさい戦いかたをするなと思って。いつかやるだろうなと思ってたんで、ここで来たかという感じです。(中村Pから今年はスーパー・フェザー級が動く年という言葉があったが、ベルトへの思いは?)ずっと武尊選手とやりたいって言ってたんですけど、できる可能性はすごい低いのかなって思ってるんで。まあ、純粋にベルトをもう一回巻きたいなって思ったんで、そこを目指すんですけど。朝久選手、すごい強いと思ってて、ここの対決はトップ対決かなって自分でも思ってて。ここをしっかり勝って、自分だけ頭一つ抜けたいなと思います(今回も完封勝利を目指す?)もちろんですね。俺は完封勝利、常にきれいな戦いかたを目指してるんで。みんな倒すって言っても、結局俺がうまく戦って完封して勝つんで、そういう結果になると思います。(無差別のトーナメントの迫力に食われる可能性については?)すごい迫力もあって、すごいとは思うんですけど、選手それぞれ戦いかたがあると思うので。僕は僕の戦いかたがあって、やっぱり技術の部分をしっかり見せて。こういう戦いもあるんだなっていうのをしっかり見せたいですね。(司会が質疑応答を締めくくろうとすると)ちょっといいですか? 前回、試合終わったときにも言ったことで、俺が完封で勝ったらマイクを渡してくれって言ったんですけど、みんなの判定勝ちとは違って、俺はテクニックを見せる判定勝ちなんで。しっかり魅せて、完封して勝つんでマイク渡してください」朝久裕貴「新年一発目の試合が『K’FESTA』ということでとてもうれしく思っています。(相手選手の印象は?)巧いというより、上手というレベルで、巧くはないのかなと思います。(上手と巧いの違いとは?)僕が考える巧さは運が絡まないテクニックなんですけど、村越選手は運が絡んじゃっている部分があるので、上手という言葉で決めました。(中村Pから今年はスーパー・フェザー級が動く年という言葉があったが、ベルトへの思いは?)国内で巻くベルトはK-1のベルトと決めています。ただ、チャンピオンの武尊選手が6月に試合をするということで、本人も言われてるんですけどK-1を背負って戦うというのであれば、僕たちはその背中を押すことしかできないので。とりあえず、この試合はスーパー・フェザー級のトップの対決と言っていただいたので、それに見合った試合と勝ちかたにこだわって、武尊選手が戻ってきたときを待ちたいと思います。(村越選手がここ数試合、相手を完封する戦いかたをしているが?)ここ数試合、村越選手の相手を考えると、ちょっとレベルが低いのかなと思うので、あれぐらいはできるのかなと思います。ただ、あれで完封といっていいのかなと僕は思います。あと、僕を完封するつもりでいるのかもしれないですけど、僕はKOで勝つつもりでいますし、判定までいったら村越選手の勝ちでいいやと思ってるので。必ずKOで勝つ、それだけです。(無差別のトーナメントの迫力に食われる可能性については?)一発の重さであったり、インパクトっていうと無差別級の一撃には、ハッキリ言って僕たちのKOシーンとかでは太刀打ちできないのかなと思うんですけど、試合のあとに村越選手が倒れていたら、みんなが反応してくれると思うので。それを楽しみにしていてほしいですね。(村越の最後のコメントを受けて)すみません、自分も一言いいですか? そのルールはハッキリ言っていらないと思います。試合が終わったときに村越選手は倒れて、リングにいないんで、そのルールは必要ないです」
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K-1 JAPAN GROUP 2022年2月18日 10時25分 -
K-1年間最大のビックマッチ「K'FESTA.5」!K-1誕生の地で開催!
2月9日(水)都内にて記者会見が行われ、中村拓己K-1プロデューサーが出席。4月3日(日)に東京・国立代々木競技場第1体育館にて、「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5」の開催を発表した。 K-1が年に一度開催している年間最大のビッグマッチ「K’FESTA」。2022年は国立代々木競技場第一体育館での開催となった。 代々木第一は1993年4月30日にK-1が旗揚げした会場で、中村プロデューサー曰く「K-1 JAPAN GROUPとして代々木第一で大会をやることは一つの目標だった」。 昨年1月にも代々木第一で「K'FESTA」を開催予定だったが、その時はコロナの影響で延期。その後も代々木第一の会場スケジュールは常に確認しており、中村プロデューサーは「4月3日に代々木第一のスケジュールOKだったので、4月3日に代々木第一で『K'FESTA.5』の開催を決定しました。代々木第一はK-1にとって旗揚げの地であり、K-1MAXでもたくさんの名勝負が生まれたK-1にとって聖地と言える場所。そこで大会ができることがうれしいです」と喜びを語っている。 なお中村プロデューサーは「当初今大会も外国人選手を招聘してのマッチメークを考えていたが、水際対策の延長など外国人選手の招聘は困難と判断。今大会も日本人と日本在住の選手を中心に試合を組んでいきたい」としている。■「K'FESTA.5」4.3(日)代々木 K-1誕生の場所で無差別級トーナメント開催!京太郎、石井慧、K-Jee、サッタリ、ANIMAL☆KOJI、谷川聖哉、実方宏介、坂本英則が激突 2月9日(水)都内にて、4月3日(日)に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~」の第一弾対戦カード発表記者会見が行なわれた。 今大会では8選手参加による[K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント]の開催が決まった。会見に出席した中村拓己K-1プロデューサーはトーナメント開催の経緯を以下のように説明した。「K-1の歴史は1993年4月に国立代々木競技場第一体育館でブランコ・シカティックが優勝した無差別級トーナメントから始まりました。K-1 JAPAN GROUPでは軽量級の選手にスポットライトを当て、軽量級中心に盛り上がってきましたが、やはりK-1の原点は重量級の倒し合いであり、超人たちの戦い。今後も軽量級を盛り上げていきますが、K-1が代々木第一に戻ってきたということで無差別級トーナメントを開催させていただきます」 トーナメントには実績的に優勝候補となる京太郎、北京五輪柔道金メダリスト・石井慧をはじめ、K-1 JAPAN GROUPの重量級を牽引してきたK-Jee、現在Krushクルーザー級王者のマハムード・サッタリら8選手が参戦。以下の組み合わせが発表された。一回戦(1):ANIMAL☆KOJIVS谷川聖哉一回戦(2):石井慧VS実方宏介一回戦(3):京太郎VS坂本英則一回戦(4):K-Jee VSマハムード・サッタリ準決勝(1):一回戦(1)勝者vs一回戦(2)勝者準決勝(2):一回戦(3)勝者vs一回戦(4)勝者決勝:準決勝(1)勝者vs準決勝(2)勝者 会見欠席となった石井以外の7選手が登壇すると、中村プロデューサーは「「K-1 JAPAN GROUPの重量級はヘビー級からスタートして、90kg以下のクルーザー級を新設。昨年は京太郎選手がボクシングからK-1に戻り、石井選手もK-1に参戦し、100kg以下のヘビー級と100kg以上のスーパー・ヘビー級も作りました。グループ全体として近年、重量級が盛り上がってきているのを感じ、選手層も厚くなってきて、無差別級トーナメントをやるとしたらここだな』と思って決めました。K-1は競技化されて、細かく階級も分かれているんですが、戦いの原点はデカくて強いヤツらが殴り合って誰が一番か決める。それもK-1の魅力だと思ってます。そういった戦いをここにいる選手にはぜひ見せてほしいと思います」と大きな期待を寄せた。(なお中村プロデューサーは『トーナメントはベルトなどかけずに優勝を争うものになります。また、K-1クルーザー級チャンピオンのシナ・カリミアン選手は現在イランに帰国していて、試合の準備が間に合わないため、今回のトーナメント参戦は見送りになります』と説明)「K’FESTA」の舞台で着実にステップアップしてきた谷川は、「絶対に優勝して、自分が重量級の新エースになりたい」と、さらなる飛躍を力強く表明。その谷川と1回戦で激突するANIMALは“野獣ファイト”を誓い、自身が柔道出身であることを踏まえ「石井選手は同じ柔道の神様みたいな存在の人なので、試合してみたいなと思います」と意気込んだ。 石井はVTRメッセージで「自分の目標である京太郎選手と戦うために、必死でがんばっていきます。みなさんに応援してくださいとは言いません。みなさんから応援してもらえるような行動と姿勢を取っていきたいと思います」と静かに闘志を燃やすと、対する実方は「石井選手は京太郎選手にずっとアピールしてるので、一回戦で僕がぶっ倒して、準決勝、決勝と勝ち上がって最高なかたちで優勝したいと思います」と力強く宣言。 優勝候補と目される京太郎はいつものようにマイペースにコメントを発し、石井に関する質問に対しても「僕はワンマッチでやると思ってたんですけど、トーナメントということで。決勝戦まで行かないから、僕、二回戦くらいでと思ったんですけど(笑)。決勝まできついんじゃないですかね、お互いに。どっちかが、はい」と煙に巻くようなコメントを残した。その京太郎にK-1初参戦で対峙する坂本は「誰も知らない中、僕が優勝できたら目立てると思ってる」と番狂わせをアピール。 そして一回戦屈指の注目カードとなるのがK-Jee vsサッタリ。K-Jeeは「K’FESTAで主役になれるということはとてもワクワクしています。今年こそ、重量級の年にしたい。観てる人の心、魂に響くような試合をしていきたい」と、重量級のエースらしく宣言。対するサッタリも「(K-Jee)元K-1チャンピオンで、とても強くてすばらしい選手だと思う。この試合もそうだが、すべてをつぎ込んでこのトーナメントに勝つ」と、Krush現王者の意地を感じさせるコメントを残した。 以下は中村プロデューサーの各試合の見どころ、トーナメント出場8選手のコメント。谷川聖哉「自分、K-1のデビュー戦が2年前の『K’FESTA.3』のプレミナリーファイトで、去年の『K’FESTA.4』で本戦に出場することができて、『K’FESTA.5』でこうしてメインとなるトーナメントに参加させていただきます。順調に階段を上りつつあるんですけど、ここで全員しっかり倒せば、日本人最強の称号は絶対に手に入ると思うので、絶対に優勝して、自分が重量級の新エースになりたいと思います。(一回戦の対戦相手の印象は?)豪快に見えてけっこう緻密で、しっかり戦略を練ってくるかただと思ってます。(勝ち上がった場合に準決勝や決勝で戦いたい相手は?)これから先、無差別で戦っていけるということを証明したいので、石井選手と京太郎さんとも戦いたいですし、サッタリ選手も二回負けてるので。(このトーナメントを通して、どんな戦いをファンに見せたい?)日本を代表して外国人選手と戦っていける、相手の攻撃をもらわずに自分の攻撃だけ当てて倒すのを見せたいと思います。(試合に臨むベストな体重は?)ふだん、104~105kgなので、99~100くらいで試合したいと思ってます」ANIMAL☆KOJI「好きなバナナは食べ物です、ANIMAL☆KOJIです。4月3日の無差別級トーナメント、しっかり12月の復讐も兼ねて、しっかり準備して優勝します。応援よろしくお願いします。(一回戦の対戦相手の印象は?)しっかり空手持込みでバランスの取れた重量級の選手っていうイメージですね。(勝ち上がった場合に準決勝や決勝で戦いたい相手は?)戦いたい選手は強いて言うなら、石井選手とは同じ柔道の神様みたいな存在の人なので、試合してみたいなと思います。(このトーナメントを通して、どんな戦いをファンに見せたい?)僕はテクニックは軽量級選手のほうが早いし、いいと思うので、僕は僕らしく野獣ファイトでアグレッシヴに戦いたいと思います。(試合に臨むベストな体重は?)通常は90kgくらいなんで、いっぱいご飯食べて、いっぱいトレーニングして95kgくらいにできたらいいなと思ってますね」中村プロデューサー「ANIMAL選手はクルーザー級でこれまでRUI選手と愛鷹亮選手を下して、昨年12月にはサッタリ選手の持つKrush王座にも挑戦。以前から石井選手との対戦も希望するなど無差別級での戦いに興味を持ってるということで、今回トーナメント出場が決まりました。谷川選手も同じくクルーザー級戦線で活躍。もともと空手家で『自分より大きい外国人選手を倒したい』と話していて、いよいよトーナメントで無差別級の戦いに挑むことに。ANIMAL選手はステップやカウンターのうまい選手で、谷川選手は空手仕込みの蹴り技がうまい。いい意味で重量級らしくない、スピードやテクニックをこの二人には見せてほしいと思います」実方宏介「今回、こんなすばらしい大会に参戦できて本当に光栄です。石井選手はずっとロード・トゥ・京太郎、京太郎選手にずっとアピールしてるので、一回戦で僕がぶっ倒して、準決勝、決勝と勝ち上がって最高なかたちで優勝したいと思います。応援よろしくお願いします。(一回戦の対戦相手の印象は?)岩みたいな、フィジカルモンスターですね。(勝ち上がった場合に準決勝や決勝で戦いたい相手は?)去年、京太郎選手に負けてるので、決勝で再戦できればと思ってます。(このトーナメントを通して、どんな戦いをファンに見せたい?)テクニックはANIMAL選手が言ったんですけど、軽量級の選手のほうができるんで、一発で仕留める重量級らしい試合をしたいと思ってます。(試合に臨むベストな体重は?)120~123kgなんで、115kgくらいまで落として、動きやすくしたいと思ってます」石井慧 ※会見欠席のためVTRメッセージ「石井慧です。今回『K’FESTA.5』、並びに無差別級トーナメントに出させていただくことになり、とても楽しみにしています。当初はもう1試合勝って、ヘビー級トーナメントに打診してみようかなと思ったんですけれども、中村プロデューサーのほうからそういうオファーをいただき、すごく感謝してると共に興奮しています。試合に向けて練習を積んでこのトーナメント、勝ちたいと思います。トーナメントに向けて、10R、やる気マンマンで準備しています。 今回のトーナメントは前回の試合よりも20%、成長した姿と、さらに頭を使って勝つ姿をみなさまに見せられればなと思います。そして自分の目標である京太郎選手と戦うために、必死でがんばっていきます。みなさんに応援してくださいとは言いません。みなさんから応援してもらえるような行動と姿勢を取っていきたいと思います。がんばります、ありがとうございます」中村プロデューサー「石井選手は昨年からK-1に参戦し2戦して2連勝。試合を重ねるなかでどんどんK-1ルールに適応している。じつは石井選手もK-1参戦するときに無差別級のトーナメントをやってほしいというリクエストもあり、いよいよ実現しエントリーすることになりました。また、石井選手は京太郎選手と対戦をずっと熱望していて、それが実現するかどうかも注目してもらいたいと思います。実方選手は昨年からK-1に参戦し、7月のK-1福岡大会で、左ハイキック一発で見事KOした試合はK-1 AWARDSのベストKO賞にもノミネートされた。実方選手も石井選手との対戦を熱烈にアピールしていたので、トーナメント一回戦で組まれることになりました。石井選手はパンチャーの愛鷹選手、ヒザ蹴りのRUI選手とやってきて、次はムエタイの実方選手とやるというところでも楽しみ。また石井選手よりも実方選手の方が体重が重いので、石井選手が自分よりもデカい実方選手と戦うというところでも、無差別級らしい試合になったと思います」坂本英則「初参戦、K-1させてもらうんですけど、こんな大きい大会に呼んでいただいて、意味のあるトーナメントということで。誰も知らない中、僕が優勝できたら目立てると思っているので応援よろしくお願いします。(一回戦の対戦相手の印象は?)メチャメチャ強い有名人だと思ってます。(勝ち上がった場合に準決勝や決勝で戦いたい相手は?)僕、全然無名でみんな有名人なので、誰とやれてもうれしいです(このトーナメントを通して、どんな戦いをファンに見せたい?)動けるデブがアピールできたらいいかなと思ってます。(試合に臨むベストな体重は?)あんまり気にしたことないんですけど、だいたい120kgくらいで出れればなと思ってます」京太郎「前回の記者会見から日にちが浅いということで。なぜこんなに記者会見を二回もするのかという疑問に駆られて来ましたけど。なぜ二年連続、試合が延期になるのか、それが気になっております。そこが一番厳しい。あとトーナメントも厳しいです、がんばります(一回戦の対戦相手の印象は?)ちょっと前回何を言ったか覚えてないですけど、まあでも、若い選手にがんばっていただきたい。そう思います。(勝ち上がった場合に準決勝や決勝で戦いたい相手は?)その質問聞くだけで気が重いんですけど、僕は誰とも基本的にやりたくないので。考えるだけでおそろしい、以上です。(このトーナメントを通して、どんな戦いをファンに見せたい?)べつに僕はもう、逃げたとしても最悪反則ギリギリでも勝てればいいかなと思うんですけど。とりあえずそれがお金につながればいいかなと思います。(VTRで石井選手から決勝で戦いたいとラブコールがあったが?)言ってくれてるみたいですけどね。石井選手からしたらこの新しい世界に来て、僕とやること自体、たぶんプラスになるというか、得しかないと思うので。たぶん、うまく頭使っていろいろ発言してると思うんですけど。僕はワンマッチでやると思ってたんですけど、トーナメントということで。決勝戦まで行かないから、僕、二回戦くらいでと思ったんですけど(笑)。決勝まできついんじゃないですかね、お互いに。どっちかが、はい。(試合に臨むベストな体重は?)昔からずっと、どの試合もどの競技も変わらないんですけど、たぶん100ちょいちょいくらい、前後ちょっと超えるくらいあたりかなと」中村プロデューサー「京太郎選手と坂本選手については当初2月の東京体育館大会で実施する予定でしたが、今回トーナメントを行なうにあたり、一回戦にカードがスライドするかたちで行なわせていただきます。京太郎選手はK-1に復帰して、今回が初のトーナメント。これまでのK-1での実績を考えれば京太郎選手が優勝候補になると思う。坂本選手は重量級の選手として2本の国内タイトルを獲得し、実方選手にも二回勝ってる選手。もともとスーパーファイトで京太郎戦が決まったときも『自分の名前を知ってもらうチャンス』だと番狂わせに燃えていた。スーパーファイトよりも注目が集まる舞台になったと思うので、トーナメントの台風の目になるのかどうか、そういったところが求められる出場になったと思います」K-Jee「K’FESTAで主役になれるということはとてもワクワクしています。今年こそ、重量級の年にしたいと思っていて。もっとみんなに重量級を評価してもらえるように、楽しんでもらえるようにがんばっていきたいなと思ってるところでこういうオファーをいただいて。K’FESTA.で重量級の魅力を伝えることが楽しみです、ワクワクしてます。最高の一日になるよう、精一杯がんばっていきたいと思っています、よろしくお願いします。(一回戦の対戦相手の印象は?)スピードもパワーもちゃんとした技術もあって、いま一番勢いのある選手だと思ってます。(勝ち上がった場合に準決勝や決勝で戦いたい相手は?)ほかの7人、誰とも試合したことないんで、誰とやっても楽しみなんですけど、やっぱりK-1で実績のある京太郎選手と、去年ちょっと裏切っちゃった谷川とは試合したいかなと思ってます。(このトーナメントを通して、どんな戦いをファンに見せたい?)技術とかスピードとかパワーとかっていうよりは、観てる人の心、魂に響くような試合をしていきたいと思います。(試合に臨むベストな体重は?)みんなデカいんで、120kgくらいでいこうかなと(笑)」マハムード・サッタリ「今回、このようなすばらしいトーナメントに参加することができてとても興奮している。自分は常々どれだけのことができるのか、常にチャレンジしたいと思っているので、こういったトーナメントで戦えることを本当にうれしく思う。厳しいトレーニングを積んでしっかり勝ちたい。そのためにはみなさんの応援が必要ですので、どうぞよろしくお願いします。(一回戦の対戦相手の印象は?)元K-1チャンピオンで、とても強くてすばらしい選手だと思う。この試合もそうですが、すべてをつぎ込んでこのトーナメントに勝つつもりでいきたい。(勝ち上がった場合に準決勝や決勝で戦いたい相手は?)誰が勝ち上がってくるかわからないが、トーナメントの選手すべてが強いのは間違いない。自分にできることは、自分の最高のパフォーマンスを見せて、みなさんに楽しんでもらえる試合をして、この試合に勝つことだと思う。(このトーナメントを通して、どんな戦いをファンに見せたい?)試合によって自分のファイトスタイルは変わるので、こういうものを見せたいというのは一概には難しいが、やはりファンのみなさんが求めているようなエキサイティングな試合をお見せしたい。そのためにこれから厳しいトレーニングを積んでいきたい。(試合に臨むベストな体重は?)体重を増やすのは簡単なことではないし、できるだけ努力して増やしたいと思うが、自分にとってそこまで大きな問題じゃないと思う」中村プロデューサー「K-Jee選手はK-1とKrushでクルーザー級のタイトルも獲って、いまのK-1の重量級をずっとけん引してきた選手。K-Jee選手もずっとK-1の重量級を盛り上げたいという想いで試合をやってきて、トーナメントをいつかやりたいという話も聞いていました。現K-1の重量級エースが無差別級トーナメントに出場するかたちになったと思います。サッタリ選手はK-1 JAPAN GROUPに参戦し、5戦5勝5KOという結果を残し、現在Krushクルーザー級王者に君臨。K-1 AWARDSでもベストKO賞に選ばれるくらい衝撃的なKO勝利を連発してきたファイター。クルーザー級で小柄な選手になるが、サッタリ選手の攻撃力が無差別級でも通用するのか、見たいファンのかたも多いと思います。サッタリ選手はここまで日本人選手をどんどん倒してきて、K-Jeeが最後の砦じゃないですが、見所のあるカードになったと思います。かつてK-1では小柄なアンディ・フグ選手が無差別級の相手に立ち向かっていく姿にファンのみなさんは感情移入して見ていたと思いますが、サッタリ選手も令和のアンディ・フグになる可能性を持っていると思います」 そしてトーナメントのリザーブファイトとして、加藤久輝と愛鷹亮の対決が決定した。 両者ともK-1重量級を沸かせるハードパンチの持ち主ながら、加藤は3連敗、愛鷹は4連敗と苦戦が続いている。リザーブファイトとして組まれた一戦でありながら、サバイバルマッチの様相も呈しているこの一戦となった。加藤久輝「West A代表の加藤久輝です。初めてWest A代表というのは新鮮な感じでいいですね。去年また負けちゃって、その後自分のジムをオープンしてしばらく試合をしていなかったんですけど、今回は初めて自分のジムの所属選手としてしっかり勝ちたいと思っています。(対戦相手の印象は?)スーパー僧帽筋・愛鷹って感じですね。すごい力があると思います。(本戦のトーナメントがあるなかで、どんな試合をしてどんな勝ち方を見せたいか)確かにふたりともワンパンチはあるので、タイミング良く当てればしっかり倒せると思うので、倒しに行きたいと思います」愛鷹亮「加藤選手とリザーブファイトということなんですけど、去年の自分の出した結果でリザーブファイトというのは、本当に不甲斐ない。悔しい気持ちでいっぱいですけど、またこうやってK-1のリングに呼んでもらってありがたく思っています。(対戦相手の印象は?)サウスポーで一発が大きくて倒す選手だと思っています。(本戦のトーナメントがあるなかで、どんな試合をしてどんな勝ち方を見せたいか)今回リザーブファイトという形なんですけど、自分の中では加藤選手とのスーパーファイトだと思っています。トーナメントのついでという位置づけで戦うつもりは全くないので、本戦の選手に絶対負けない熱い試合をして、本戦に次に出られるような選手になれるように、ここで這い上がりたいと思っています」 ■「K'FESTA.5」4.3(日)代々木 K-1の歴史を創ってきた男たちの世紀のタイトルマッチ! (C)K-1 / 王者・山崎秀晃 vs 挑戦者・大和哲也 王者・山崎秀晃「時代を超えた新旧K-1の王者対決、過去最高の自分を創る」vs挑戦者・大和哲也「山崎選手と戦って新たな伝説を残したい」 2月9日(水)都内にて、4月3日(日)に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~」の第一弾対戦カード発表記者会見が行なわれた。 代々木第一体育館は1993年4月30日にK-1が旗揚げした場所であり、新体制となったK-1がこの会場で大会を開催することは悲願だった。昨年も1月に「K’FESTA.4」を代々木第一体育館で開催することを発表していたが、コロナの影響で開催を断念。満を持して、今年の「K’FESTA.5」を同会場で開催することになった。 そして、この大会に相応しいカードとしてマッチメイクされたのが、今回発表された王者・山崎秀晃vs挑戦者・大和哲也のK-1スーパー・ライト級タイトルマッチだ。このカードを組むのは、会見に同席した中村拓己プロデューサーの悲願でもあった。 もともと無差別級とヘビー級主体で始まったK-1だが、その後、70kgのK-1 WORLD MAXが始まり、2010年には63kgという軽量級のカテゴリーが作られた。その63kgのトーナメントで優勝を果たしたのが大和だった。しかし、これから軽量級にもスポットが当たるという時期に、旧体制のK-1は活動を休止してしまう。軽量級に希望を抱いていた選手やファンの夢舞台がなくなってしまったのだ。そのため、大和はムエタイの世界チャンピオンになる道を目指すことになる。 その同時期にKrushのリングで若い力として台頭してきていたのが山崎だった。中村プロデューサー曰く、「KrushをK-1に負けない舞台にするという想いで戦い続けていた」という山崎の想いが叶い、2014年にK-1が現在の新体制で復活する。「僕の中ではあの時のK-1 MAXの63kgの続きが今のK-1の原点になってるんじゃないかなと思っています」と中村プロデューサーが語った通り、現在のK-1の中心を担うのは軽量級だ。山崎は体を張って、新生K-1の中心選手として活躍してきた。 また、山崎の活躍に引き寄せられるかのように大和もK-1に復帰。そして、一昨年9月のK-1エディオンアリーナ大阪大会で、山崎がK-1スーパー・ライト級王座を戴冠。中村プロデューサーがかつて思い描いていた2人の対戦が、K-1の原点でもあり、大和がトーナメント優勝を飾った代々木第一体育館という記念すべき会場で実現する絶好のタイミングが訪れたのだ。 今年の6月には武尊vs那須川天心の世紀の一戦が実現することになったが、「僕はこの試合も同じぐらいファンの皆さんに夢を与える試合だと思っています」と、中村プロデューサーが会見中に感極まって涙を見せるほどの想いの詰まったカードが、この二人のタイトルマッチなのだ。 その想いは戦う当事者の二人も同じだ。チャンピオンの山崎が「試合が終わった後、ファンの皆さん、中村プロデューサーに感動していただける試合をお届けすることを必ずお約束しますので、是非注目していただければと思います」と語れば、大和も「12年前、時期は違うんですけど、自分はある意味伝説のトーナメントを制しました。今年は12年経って、また新たな伝説を山崎選手と試合をして残したいと思います」と語るなど、この一戦に懸ける想いは強い。「自分がエントリーすら出来ない大会でK-1のチャンピオンになられたのが大和哲也選手で、そこでやっぱりしっかり結果を残す選手で素直にリスペクトと憧れの気持ちがありました」と、大和についてコメントした山崎。だが、現在は自分がチャンピオンだ。「僕の前に立つ以上は残酷なぐらい一瞬で切り落としたいと思います」と、リスペクトを持って大和を叩き潰すことを宣言した。 試合をするのは昨年の3.21「K’FESTA.4 Day.1」東京ガーデンシアター大会以来、約1年ぶりとなるが、「新旧とはいえK-1のチャンピオン対決として、時代を超えて、僕は過去最高の自分を作って、しっかり叩いていきたいと思います」と力強く初防衛を約束した。 対する大和も、山崎の戦いぶりはずっと見ていたそうで、「ムエタイに行ってやっていた部分はあるんですけど、K-1に出たいと思ったきっかけはやはり山崎選手の活躍もあった」と、K-1復帰を決断した理由にもなっていたという。その山崎との戦いには、「もちろん選手としての強さも知ってますけど、人としての強さも僕は見てきているので、本当に強い選手だと思っていますし、正直久しぶりに怖い選手と戦う自分がドキドキワクワクすることもあってですね」と武者震い。「普通のワンマッチで山崎秀晃選手と戦うのではなくて、“チャンピオン”山崎秀晃選手と戦えるということを自分は凄く光栄に思うんで、特別しかない試合ですね」と、特別な想いを持って、山崎のベルトに挑むことを誓っていた。山崎秀晃「皆さん、ご無沙汰してます。お待たせしました。山崎秀晃です。今回『K'FESTA.5』でこのようなタイトルマッチを組んでいただけて嬉しく思います。自分はKrushでデビューして、生え抜きでK-1でずっとやってきまして、こうして年に1回のお祭りでタイトルマッチで戦えることを非常に嬉しく思っています。先程、中村プロデューサーからのお言葉もあったように、それを一つ一つ噛み締めて聞いてたんですけど、大和選手が以前にK-1のチャンピオンになられて、自分はKrushで大和選手の活躍を指をくわえて見ていて、悔しさ反面、羨ましさ反面で頑張ってきた部分がありました。 本当に僕はこのK-1のベルトを目指して上京しまして、それを目指して練習も頑張ってきた中で、こうして中村プロデューサーにチャンピオンベルトを巻いていただいて、実は注目選手として初めて取材していただいたのも、当時記者だった中村さんっていう時代やったんですけどもね。まあ、今、こういうお言葉をいただいた以上に、試合が終わった後、皆さんに、ファンの皆さん、中村プロデューサーに感動していただける試合を、お届けすることを必ずお約束しますので、是非注目していただければと思います。よろしくお願いします。(お互い同じ時期にファイターとして戦ってきて、どんな目で相手のことを見てきた?)自分がエントリーすら出来ない大会でK-1のチャンピオンになられたのが大和哲也選手で、そこでやっぱりしっかり結果を残す選手で素直にリスペクトと憧れの気持ちがありました。でも、時を経て、僕はK-1 JAPAN GROUPでやっていく中で、KRESTでトレーニングをさせてもらう中で、やっぱり渡辺代表をはじめトレーナーの皆さんにしっかり追い込んでいただく環境で、常に自分に打ち勝って、限界突破して成長してきた自分があります。その皆さんからの助けの結果、こうしてチャンピオンベルトを巻けてるんだと思っております。そこらへんでは大和選手、リスペクトもありますけど、僕の前に立つ以上は残酷なぐらい一瞬で切り落としたいと思います。(中村プロデューサーも試合への思い入れを語っていたが、この試合に特別な想いはある?)自分も特別な想いしかありませんね。新旧とはいえK-1のチャンピオン対決として、時代を超えて、僕は過去最高の自分を作って、しっかり叩いていきたいと思います」大和哲也「こんにちは。愛を知る県、愛知県の日本を元気にするK-1ファイター、大和哲也です。このタイトルマッチのオファーをいただいた時は本当に正直、『いきなりか!』という想いもあったんですが、今回の『K’FESTA』が代々木第一体育館大会というのも、先程の中村プロデューサーからお話ををしていただいたように、自分が12年前にK-1 WORLD MAXトーナメントで優勝した会場でもあり、それから旧K-1が消滅して、自分はK-1で世界を獲って有名になってという夢が途絶えたところで、WBCというボクシングの団体でムエタイ部門が始まって。 その世界タイトルを獲れば一般層の人にも知ってもられるんじゃないかと思って、自分はムエタイに活路を見出して、しのぎを削って戦ってきました。その時に山崎選手はKrushで、K-1が始まってから活躍されていて、それから月日が経って同じ代々木第一体育館大会で山崎選手のベルトに挑めることを本当に嬉しく思いますし、自分も12年間トップ戦線でやってきたんだなということを思うと同時に、旧K-1が消滅して夢を失ったんですけど、このように新生K-1が復活…というより新たに始まって、継続して大会を進めていただいて、このコロナ禍である中でもこのように大きい大会をやっていただけることを嬉しく思います。 そして、山崎選手とはですね、かなり前から自分がムエタイルールでやっていて、そちらに行くことはないよっていう状態でいたんですけど、山崎選手のいろいろここまであった試合も見てますし、もちろん選手としての強さも知ってますけど、人としての強さも僕は見てきているので、本当に強い選手だと思っていますし、正直久しぶりに怖い選手と戦う自分がドキドキワクワクすることもあってですね。12年前、時期は違うんですけど、自分はある意味伝説のトーナメントを制しました。今年は12年経って、また新たな伝説を山崎選手と試合をして残したいと思います。(お互い同じ時期にファイターとして戦ってきて、どんな目で相手のことを見てきた?)本当に新生K-1の立ち上げ当初から見ていましたし、正直、今、山崎選手の話を聞きながら、ムエタイのほうに行ってやっていた部分はあるんですけど、K-1に出たいと思ったきっかけはやはり山崎選手の活躍もあったりして、自分もやってきたので、正直、昔、自分がK-1に出ないっていう時は山崎選手にチャンピオンになってほしいと思っていた時期もありましたし、それぐらい遠目ではあるんですけど、いろんなことを乗り越えてやってきた山崎選手の強さも見てきましたし、普通に強い選手に挑戦するのとはちょっと違う感情があります。(中村プロデューサーも試合への思い入れを語っていたが、この試合に特別な想いはある?)特別な想いしかないですね。まさかこのタイミングでチャンピオンに挑めるとは思っていなかったですし、こういうオファーをいただいてから考えていたんですけど、普通のワンマッチで山崎秀晃選手と戦うのではなくて、“チャンピオン”山崎秀晃選手と戦えるということを自分は凄く光栄に思うんで、特別しかない試合ですね」 ■「K'FESTA.5」4.3(日)代々木 江川優生が1年ぶりの復活!スーパー・フェザー級で大岩龍矢と激突! (C)K-1 / 江川優生 vs 大岩龍矢 「K-1のスーパー・フェザー級は俺が荒らす」(江川)vs「ただ倒すだけじゃなくて、最高の試合を届けたい」(大岩) 2月9日(水)都内にて、4月3日(日)に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~」の第一弾対戦カード発表記者会見が行なわれた。 元K-1フェザー級王者・江川優生が昨年3月以来の復帰。大岩龍矢とのスーパーファイトに臨む。この一戦は昨年7月のK-1福岡大会のカードとして決定していたが、江川が欠場。「K'FESTA.5」での仕切り直しが決定した。 中村拓己プロデューサーは第一声で「一度流れたカードを改めて組んだものではない」とコメント。今年6月に決定した武尊vs那須川天心の一戦から大きな動きを見せるK-1スーパー・フェザー級戦線において、階級を上げてスーパー・フェザー級での戦いに足を踏み入れる江川と、Bigbangで初タイトルを獲得して勢いを増す大岩の一戦は、今後を占う重要な一戦と位置づけている。 大岩は盟友である武尊が迎える6月のビッグマッチに触れると「すごいことをやってきたふたりが戦うから盛り上がることは間違いない。でもずっと武尊の近くにいてこのままじゃダメだと自分も感じている。最高の試合を見せて感動を与えて(武尊を)超えないといけない。ただ倒すだけじゃなくて、最高の試合を届けたいと思います」と、K-1を背負う選手の一人として、武尊だけに頼らない存在になると宣言した。 約1年振りの試合となる江川もまた「世紀の一戦が決まった中で、こうして『K’FESTA.5』という大きな舞台で自分のカードを再び組んでもらえて光栄に思います。最高の舞台が整ったので、思う存分殴り合おうという感じ」と、K-1の主役のひとりとしてやる気十分。激動が予告されたスーパー・フェザー級戦線においても「Krushの方は中島(千博)さんが荒らしてくれたので、K-1は俺が荒らしてやろうかな」と、自ら激動を呼び起こす構えを見せた。江川優生「K-1ファンの皆様と大岩選手、お待たせして申し訳ありませんでした。世紀の一戦(武尊vs那須川)が決まった中で、こうして『K’FESTA.5』という大きな舞台で自分のカードを再び組んでいただけて、とても光栄に思います。この『K’FESTA.5』で一番ド派手に暴れて、最高の舞台が整ったので、思う存分殴り合おうという感じです。(久々の試合。スーパー・フェザー級の体の仕上がり具合や、取り組んできた練習を教えて)うちのジムPOWER OF DREAMは基本的に常に厳しい練習を積んできているので、階級を上げたからといって特に変わらず、きつい練習をこなしてきました。(中村Pからスーパー・フェザー級が動く1年とあった。その中でどうアピールしたい?)Krushの方はうちの中島(千博)さんが荒らしてくれたので、K-1のほうは俺が荒らしてやろうかなと思っています」大岩龍矢「この大きな試合に組まれたことにうれしく思います。今回は本当に勝つだけじゃなくて、最高な試合を見せないといけないと思っていて。中村プロデューサーが(山崎秀晃vs大和哲也の会見で)泣いてましたけど、僕も泣けてきて。僕も武尊と一緒にいることが多いので、武尊の声っていうのは本当にすごくて。でも武尊の近くにいて、このままじゃダメだなと自分も感じています。 武尊(と那須川)の試合は、すごいことをやってきたふたりが戦うから盛り上がることは間違いないんですけど、自分たちがもっともっとこれから時代を作っていくじゃないですけど、もっとK-1を盛り上げて、最高な試合をお客さんに見せて感動を与えて(武尊を)超えないといけないと思っているので、ただ倒すだけじゃなくて、最高の試合を届けたいと思います。(初めて(Bigbangの)ベルトを巻いて自分の中で変わったところは)チャンピオンとしての自覚を持つようになりました。対戦相手というよりかは、自分磨きですね。自分磨きをがんばっています。(中村Pからスーパー・フェザー級が動く1年とあった。その中でどうアピールしたい?)試合内容もそうですけど、スーパー・フェザー級大岩龍矢がいないといけないという存在感を残したいです」
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K-1 JAPAN GROUP 2022年2月10日 9時25分 -
「由樹くんが巻いていたベルトをPODに持って帰る」 第5代Krushバンタム級王者・佐々木 洵樹の挑戦!
2月27日(日)東京体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」の[K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R]で内田晶と対戦する佐々木洵樹のインタビューを公開! ――第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントの出場が決まりました。今率直にどんな心境ですか? 「前回の試合から辞める辞めないでかなり悩んだのですが(格闘技を)離れている間に、なぜ格闘技を始めたのかを自分に問いかけて学生の頃の色んな卒業文集とかを見たら、全部にK-1チャンピオンになると書いてあって、こんなに想い入れがあったんだなと改めて思って、この話をいただきました。やり残したことをしっかりやって、練習もしっかり積んで、やることをやるだけです。今まで格闘技をやってきて一番モチベーションが高いです」――昨年5月のK-1横浜武道館大会の試合後に進退について言及する部分がありました。 「あの時は自分の思った試合もできなかったし、コロナのこともあって今まで応援してくれた人たちにも申し訳なく思ってしまって。変なところで僕の真面目な部分が出て、勝手に自分を追い込んでいた感じでした。でも今はもう吹っ切れて、すごく楽しいです」――佐々木選手を含む玖村将史・金子晃大・璃明武の4選手がK-1スーパー・バンタム級四天王と扱われることをどう思っていますか?「悪い気はしないですけど、今までは四天王とか持ち上げられても『いやあ…』とか思っていたんですけど、最近はマインドコントロールが出来て、だったら四天王でやってチャンピオンになって、出来るんだなってなんとなく自分で出来ているんで、僕は悪い気はしないです」――1回戦で対戦する内田選手にはどんな印象を持っていますか?「内田選手が相手に決まった時、会長がもうその場で対策を言ってくれました。試合を見ても懐が深くて待ちのスタイルでやってもカウンターを合わせられるし、前にも中盤・終盤から出られるし、弱点というかしっかり対策はしていきたいと思っているんで、そういう感じです」――準決勝・決勝の勝ち上がりはどう予想していますか?「予想とは違うんですけど、玖村選手が『他の選手は眼中にない』と言っていて、こんな感情になるのは初めてですけど、玖村くんとやる時は怒りの感情が出るかなって思ってます」――今まで相手に怒りを抱くことはなかったですか?「試合に対して“この野郎”みたいのはありましたけど、選手に対して出るっていうのはないですね。会見をやる前は金子くんのことを意識していて、実は帝拳ジム時代に金子くんに会ったことがあって、礼儀もなってないし“いつかやってやろう”っていう気持ちがあったんですよ(苦笑)。今はその気持ちが玖村くんに行ってるのかなと思います」――ちなみに玖村選手は圧勝での優勝を宣言していますが、佐々木選手の心境としては「何を言ってるんだ?」と。「そうですね。彼の言ってる通りにはいかないぞというのは思います。そういう熱い気持ちで試合できるのは初めてで、今までになかった熱い気持ちがフツフツと沸いてきて、試合が楽しみですね」――K-1のベルトにはどんな想いがありますか?「K-1のベルトには自分にとって凄く想い入れがあるし、獲りたいという気持ちは凄く強いし、元ジムメイトの由樹くんが巻いていたベルトです。自分の後輩でしたが、人として尊敬しているので由樹くんが巻いていたベルトをPODに持って帰りたい気持ちはあります」――K-1スーパー・バンタム級のベルトは武尊・武居由樹というK-1を代表する選手たちが巻いてきたベルトですが、そこは意識していますか?「もちろん武尊選手、武居選手は偉大なチャンピオンで、この間練習している時も由樹くんに『武尊、武居、佐々木でお願いします』って言われたんですけど、僕は『なんか弱いっすねえ…』っていう話をしてたんですよ。でもここでベルトを獲って、これから武尊、武居、佐々木になれるように、まだ弱いっすけど頑張ります」――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。「本当に今までやってきたことを全部出そうっていう気持ちと、メンタルの面も最近自分でコントロールできるようになってきました。こんなにメンタルが弱くても勝てるんだよというところをみんなに伝えたいです」 東京体育館に2月27日(日)に開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」、GAORA SPORTSでは、3月1日午後5時から放送!!※大会は都合により変更・延期・中止となる場合があります。
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K-1 JAPAN GROUP 2022年2月8日 16時06分
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