パリでの激闘の末、涙の退任。低迷していたバレーボール男子日本代表は、なぜ再び「世界の強豪」になれたのか?

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Shuhei.N.

posted2025年1月7日 15時17分

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石川祐希・高橋藍などを育て、8年間で日本の男子バレーを世界ランキング2位まで引き上げた名将は、そのとき、何を考えていたか

株式会社クロスメディア・パブリッシングは、2025年1月24日に書籍『ブランのマネジメント』(フィリップ・ブラン、増井麻里子[著])を刊行することを発表した。
長き低迷を味わっていた日本の男子バレーボールをコーチ・監督として改革し、世界トップクラスに育てた名将、フィリップ・ブラン監督の緻密な思考とそれを支えるマネジメント理論を明らかにした書き下ろし書籍。バレーボールファンはもちろん、ビジネスのチームマネジメントに悩むマネジャーの方々にもおすすめしたい一冊となっている。

・バレーボール男子日本代表の前監督、フィリップ・ブラン氏による国内初の著書。
・これまでメディアではあまり語られてこなかったブラン監督のマネジメントに焦点を当てた一冊。
・ブラン監督と共著者の増井麻里子氏による書き下ろし。
・全体は2部構成で、第I部では、ブラン監督の言葉から、その人物像とマネジメント手腕を紐解いていき、第II部では、シーズン2017から2024までの軌跡を、ブラン監督自身が振り返る。

構成

プロローグ 日本の男子バレーが強くなった理由
第I部  最高の人材を育成するためのマネジメント
 第1章 ブランの言葉
 第2章 選手から指導者へのキャリア
 第3章 チームプロジェクトのつくりかた
 第4章 最高の人材を育成する方法
第II部  ふつうのチームが世界最高のチームになるまで
 第5章 プロジェクト 東京 2020
 第6章 プロジェクト パリ 2024
 第7章 激闘パリオリンピック
エピローグ 日本代表チームとの8年間の軌跡

著者紹介

フィリップ・ブラン(Philippe Blain)
バレーボールフランス代表チームでは、セッターおよびアウトサイドヒッターとして活躍し、1986年世界選手権および1987年欧州選手権ではMVP(最優秀選手賞)を受賞。1992年にイタリアリーグのクーネオで、監督としてのキャリアをスタート。2001年にフランス男子代表監督になり、世界選手権では初のメダル、欧州選手権でもメダルを獲得した。アテネオリンピックに出場し、12年間フランス代表チームを指導した後、ポーランド男子代表コーチとして2014年に世界選手権で優勝し、2016年にはリオオリンピックに出場。2017年、日本男子代表チームのコーチに就任。2022年から監督となり、2024年パリオリンピック出場権を獲得。2023年に銅メダル、2024年に銀メダルとVNL初のメダルを獲得。著書に『Volley-ball De l’apprentissage a la competition de haut niveau(バレーボール 入門からトップレベルの試合まで)』(Vigot, 2006)がある。

増井 麻里子(ますい まりこ)
スポーツ・ジャーナリスト
大阪外国語大学(現 大阪大学)フランス語専攻卒業。在学中にパリ短期留学。証券会社で外国証券のバックオフィス業務、商品企画、株式調査等に従事し、ヘッジファンドでのクオンツアナリストを経て、ムーディーズ・ジャパンでは大手企業の信用力分析、国際協力銀行(JBIC)では欧州・北アフリカのソブリンリスク審査および国際経済調査を担当。2014年に経済アナリスト/経営コンサルタントとして独立。企業価値向上のためのコンサルティングや投資家向けアドバイザリーを展開。プログラミングと企業分析のビジネススキル講師業、英語仏語の通訳・翻訳業にも従事。講演・執筆実績多数。バレーボールに関しては、中学、高校、大学でバレー部所属。2010年世界選手権をはじめ、イタリア、インドネシア、フランスなど海外観戦多数。2017年、スポーツ動画配信の解説者プロデュースを開始。スポーツ紙の通信員として、イタリアで2018年世界選手権を取材。

書籍情報

著者:フィリップ・ブラン/増井麻里子
定価:1,848円(本体1,680円+税)
体裁:四六判、240ページ
ISBN:9784295410430
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2025年1月24日