番組審議会記録

第59回GAORA番組審議会記録

第59回番組審議会が12月15日(金)に開かれました。審議会には、種子田委員長をはじめ6名の委員が出席。会社からは、7名が出席しました。この日は、11月7日(火)21:45~26:30に放送しました「次世代のエリート8頂上決戦 NEXT GEN ATPファイナルズ~ミラノ~」 について審議を行い、委員の皆様から次のようなご意見をいただきました。

番組審議

<審議番組>

「次世代のエリート8頂上決戦 NEXT GEN ATPファイナルズ~ミラノ~」  

放送日時

11月7日(火)21:45~26:30

<番組概要>

今シーズンから新設されたイタリア・ミラノで開催される、21歳以下のトップ8選手によるツアーファイナルズに準じた大会「NEXT GEN ATPファイナルズ」を全試合生中継で放送。本大会は、これまでのATPの試合ルールとは異なり、試合時間の短縮などを目的に新ルールを試験的に採用している。GAORAでは、次世代テニスへの改革としてATPが行った新しい試みを、いち早くテニスファンへ届けるとともに、番組ゲストに西岡良仁選手(22歳)を迎え、選手目線で新ルールについて解説してもらいました。

<審議意見>委員の主な意見は次の通り。

  • ・錦織選手が活躍し、地上波・BS放送でテニス中継が増える中、テニス中継の老舗局であるGAORAが『守り』に入らず、テニス界が新ルールにチャレンジした大会を、いち早く放送した『攻め』の姿勢をまず評価したい。一方で、NEXT GEN ATPファイナルズで実験的に導入された新ルールについて、番組冒頭で説明していたが、視聴者は必ずしも冒頭から見ているとは限らないので、番組の途中から見ても視聴者を引っ張ることができるように、何度も繰り返し「新ルール」について説明すれば良かったと思う。
  • ・大会自体が、各プロスポーツがこれから向かっていくであろう「選手も観客もIT化」していくテニス界のチャレンジ第一歩であり、個人的には歴史的な出来事だと感じた。「新ルール」をもう少し丁寧に、出来れば1つ1つをきちんと説明してほしかった。試合途中でもこの「新ルール」が適用されているシーンでスーパーを出すなどの工夫もあれば更に視聴者には分かりやすくて良いのにな、と感じた。作り手側の「この大会だからこそチャレンジできた新しいテニス中継の形」があまり見えなかったことを残念に感じた。
  • ・NEXT GEN ATPファイナルズで実験的に導入された「新ルール」について、どこがどう変わったのか分からなかった。現役選手である西岡選手の解説はとても分かりやすかった。また、テニス中継の映像カメラワークが悪く見づらかった。
  • ・西岡選手の解説が分かりやすかったので、もっと多く話をしてほしかった。中継映像でもう一度見たいスロー映像が出て来ず、不満が残った。テニス中継の途中で出てくるデータの説明がなく、何のデータか説明してほしかった。テレビ中継を意識したテニスの試合時間を短縮する今回のルール改正に、古いテニスファンとして、ボルグ対マッケンローのような体力の極限の戦いは起こらなくなるのではと残念に感じた。
  • ・番組冒頭の「新ルール」の説明部分でバックミュージックが大きく、聞こえづらかった。音量を下げてほしかった。テニスのラインジャッジをIT化する試みは、人件費削減だろうと思った。テニス開場の演出が過剰で試合中の照明も暗く、海外の中継にしては映像制作も下手で、見づらかった。
  • ・今回のテニス大会の新しい試みとしてラインジャッジがIT化したことは、テニス界だけではなく、ついにスポーツ界にIT化の波が来たのかと感じた。ただ、機械判定の「アウト」というロボット音声を聞いて、不正確だが人である「審判」と「選手」のやり取りがなくなり、人間の営みであるはずのスポーツ自体が機械化により効率化することで、スポーツの本質がゆがんでいくのではないかと不安に感じた。

GAORAでは、これらの貴重なご意見を、これからもより良い番組をお届けしていくために大いに活用させていただきます。

出席委員

種子田穣委員長、影山貴彦副委員長、黒田勇委員、藤井純一委員、森本志磨子委員、磯部亨委員

GAORA出席者

東社長、島津専務、横田常務、二瓶編成制作部長、三井プロデューサー、下川総務企画部長、田中事務局